UFOロボ グレンダイザー1


このアニメにハマったのは1999年~2000年頃でした。当時、典型的なヲタ学生だった私は、学校が終わると毎日のようにレンタルビデオを借りまくり、明け方まで鑑賞。昼夜逆転生活を送っていました。神様からの贈り物・古いアニメージュ(2006年10月のサイボーグ009 1 」をお読み下さい(^^))のおかげで、すっかり70年代~80年代のアニメに夢中になっていましたが、中でもロボットアニメが面白い、ということに20歳を目前にして初めて気がつきました。それで、ロボット物やSF物について書かれたムックを読むうちにマジンガーZからの流れを知ったのです。実は、先に興味を持ったのは「グレンダイザー」ではなくその後番組の「ダンガードA」で、LDを買い集めハマりました。ちょうどその頃「アニメージュ」で「世紀末王道秘伝書」という昔のアニメについて語るコーナーが連載されていて、「グレンダイザー」についても紹介されました。「ダンガードA」の作風に惹かれていた私は、「グレンダイザー」も同じような作風(少女マンガのような演出・人間ドラマ中心)だということに興味を持ちました。

当時LDBOXが3つリリースされていて、そのうちの「1」が某電器店で売られているのをチェック済みだったので、一か八かで購入してみました。わくわくしながら見てみたものの、1話を見て絵柄の濃さに衝撃を受けました。1話はまだ「グレートマジンガー」から続く、いかにも少年マンガな絵柄だったのです。軽いショックを受けつつもそのサブタイトル(『兜甲児とデュークフリード』)どおり二人の出会い(大介の甲児に対する印象の悪さ(笑)、大介の意味もなく無愛想な態度&「グレンダイザーに乗りたくない!」という苦悩)など充実した内容ですぐに物語に惹きつけられました。2話を見てみると1話よりもさらに劇画調・濃さがアップしていて「なんだかよくわからないけど、すごく濃い。1話とすでに別人だ・・」と思いました。でも、1話で語られなかった大介の正体や、敵が地球を狙う理由などがいろいろわかって、その上大介&甲児の仲も少しだけ良くなった。これ以降は回を増すごとに二人の友情がどんどんすごくなって、いろんな意味で本当にすごいんですが(笑)、毎回バラエティに富んだ話ばかりでどんどんハマっていきました。

そんなこんなでBOX1を見終わったあと、すぐにBOX2以降が見たくなりました。何ヶ月かの間は街中のいろんなお店を探しまわったのですが、もともと限定販売だったのと発売されて結構時間が経っていたため、どこの店にも置いてありませんでした。逆に言えばBOX1が売れ残っていたのが奇跡的でした。手に入らないと思うと余計に欲しくなるものです。当時ネット環境もなかったので、仕方なくアニメやホビー雑誌に載っている中古ショップに電話で問い合わせることにしました。電話が苦手な上、「UFOロボ グレンダイザー」という単語を発することに、私は苦悩しました。普通に生活していれば「UFOロボ」なんて一生口にしない人の方が多いのです。それに当時の私は女子大生でした(別に関係ないですが(笑))。 それでも、見たいという気持ちの方が上回っていたので、電話口で噛み噛みになったり沈黙が続いたりしないようにいろんなパターンの受け答えをメモってからそれを読む形で問い合わせました。そんな苦労が実ったのかBOX2はわりとすぐに手に入りました。値段も定価かそれより安かったと思います。

問題はBOX3でした。2と同じ方法で問い合わせたのですが、なかなか置いてある店がみつかりません。あきらめかけた頃にやっと見つかったのですが、値段がムチャクチャ高いのです。当時の私はまさか少し前に発売されたLDにプレミアが付くとは思っていなかったので「これは騙されている!!」と思い「本には定価○○円って書いてあるんですけど・・」と恐る恐る聞いてみました。店員さんはものすごくダルそうに「プレミアがついてるんで・・」とボソッと答えられました。呆然とした私はとりあえず電話を切ったのですが、ここで買わなければもう手にはいらないかも・・と思い、もう一度かけなおして結局注文してしまいました。BOX3の内容はその苦労とプレミア価格に引けをとらない素晴らしい物でしたが、その月の生活は苦しかったです(笑)。

画像は左からBOX1・2・3。懐かしいです。それにしてもLDってでかいし重いし今考えるとかなり不便ですねぇ。ビデオテープよりは場所を取らないけど・・。あと、ジャケットは描き下ろしにして欲しかったです。
   

「UFOロボ グレンダイザー」は75年10月~77年2月まで放映された作品です。夢中になった理由は、話の内容がバラエティに富んでいたからでした。戦闘に苦戦する話、道徳っぽい話、デューク(大介)の昔の女話、シラカバ牧場の近所に住む村人話、設備・装備パワーアップ話、熱い友情話、親子話、唐突に出てくる美形宇宙人キャラ話、それからヒーロー物には欠かせない「ニセモノ」ネタも欠かすことなく含まれていました。子供が喜びそうな話から、中高生以上が見ても楽しめる話まで、いろいろです。それに、大自然に囲まれた牧場が舞台なこともあってか、やたら季節感があった(クリスマス・お正月はもちろんのこと、5月にはこいのぼりが登場。夏にはプール、キャンプシーンも有り)のも親近感が感じられて好きでした。リアルタイムで見ればより一層季節を共有することができたと思います。

また、マジンガーシリーズには60~70年代のアニメにありがちな貧乏臭さがない所もよかったと思います。アニメの世界くらい、リッチであってほしいという気持ちもあるのかもしれません(笑)。デュークフリードは星の王子様だし、甲児は3代続く科学者の息子で、これまた大金持ち。グレートマジンガーの鉄也も兜博士に引き取られてからは経済的苦労はしてないように思えます。

それから、一番の見所は大介と甲児の対比でした。二人は見た目も性格も正反対で、特に初期の頃はよく対立していました。敵の攻撃が始まると、甲児は大介が止めるのもきかず、すぐに飛び出して行ってしまうのです。止めようとする大介に抵抗して殴り合いにまで発展することもありました。(これがちょっと笑えます。そんな所でもめてる場合じゃないだろう、という感じです(^_^;))甲児が当初搭乗して戦っていたTFOという円盤は戦闘用ではないので、すぐに撃墜されてしまいます。それを大介が助けに行きがてら敵をたおす、というのが初期のパターンでした。ロマンアルバムの座談会では、「理屈よりもまず行動してしまう甲児と、行動に移る前に考えるタイプの大介をぶつけてみようと思った」と当時のスタッフの方が言われてますが、まさにその性格の違いがよく描かれていて面白いと思いました。

次のページでは各メインキャラについて語ってみたいと思います。

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2007年3月5~6日 記