20話まできました!ボルテスVは40話までしかないので、既に半分の地点まで来たことになります。前回のレビューに比べると随分「父をもとめて」感が強くなってきました。
一話一話のレビューが長くなってきているわりには、戦いのシーンについてのレビューは適当です(笑)。でも、ボルテスは戦いのシーンも面白いので全て真剣に見ています。スーパーロボット系は戦いのシーンもわかりやすくてイイですね。やっぱり必殺技の叫びがあると退屈しません。リアル系になると、途中で何をやっているかわからなくなることもよくあるので・・・。
| 11話「よみがえるボルテスV!」 | 合体不能になったボルテスVが、ウルトラ・マグコンの力で合体成功する。 今回の話もイイですよ。まさに胸アツな展開に心躍ります。これだから70年代アニメはやめられない!! 前回からの続きで、合体不能になったボルテスV。浜口博士が止めるのも聞かず、健一達は「どうすることもできないけど、とりあえず合体」を繰り返し、ついに全員ダウン。基地に収容されます。ここでちょっと笑ってしまったのが、ダウンした健一達を博士が「ベッドに縛り付けておけ。放っておいたらあいつらはまた出撃しようとするからな」と言って、本当にボルテスチームがシートベルトみたいな物でベッドに縛り付けにされていた所です。セリフも凄いですが、こういう乱暴な展開って70年代ならではだな、と微笑ましい(?)というか・・とりあえず昭和のアニメは人の行動を制止する時にはすぐ縛ったり殴って気絶させたり力づくだったよなぁと懐かしく思いました(笑)。あと、5人は大やけどのはずなのに、全員手当てが頭に包帯だけだったのも謎・・。 でも、頑丈に縛っておいたはずなのに、健一が少し強く動いたらあっさりベッドが壊れてしまったのです。瀕死の体で動いただけで壊れるベッドって・・。脱出した健一は「死ぬのは自分一人だけで充分だ」と他のみんなを置いて、一人で出撃しようとします。ちなみに、そのすぐ後に大次郎がケンシロウ的な方法でベルトを破壊したので、みんな抜け出すことに成功。こちらは予想通りでした(笑)。 そして、ここからが今回の胸アツ展開ですよ!!健一は、一人で1号機に乗り込もうと格納庫に向かいますが、一番最初に出て行ったはずなのに、格納庫では既に他の4人が待っていました。4人揃って一体いつの間に!格納庫に行くのにそんなにたくさんルートがあるのか??という感じですが、それはいいとして・・。 健一は一人で特攻しようとしていたことを見抜かれていて、一平達から「水くさいぜ!俺たちは仲間じゃないか」的な熱い言葉をかけられます。そこで健一の「ボルテスVはもうないんだ。俺たちは戦えないんだ。それが辛いんだ」と仲間たちへの必死の訴えが素晴らしい!白石さんの迫真の演技!いつも、仲間達のまとめ役の健一が、感情を爆発させる貴重なシーンです。 そこへ、それを全て聞いていたと思われる博士から、「失敗したら死ぬかもしれないけど、試作品の「ウルトラ・マグコン」を使ってなら合体できるかも・・」と恐ろしいお誘いが。この「ウルトラ・マグコン」、見るからに怪しい装置で、一度しか使えない上に人体に影響があるかも・・というヤバい物でした。しかも、これを作ったのも剛兄弟の父・剛健太郎博士だったのです。スゴイですね。一体何を学んだらこんなスゴイ物が作れるのか?? こんなにボルテスチームと浜口博士がアツいやりとりを交わしているのに、ボルテスVが使えないとわかると、世界のお偉方は「自分の国を守らなければ」と理由をつけて自分の国に帰ろうとしたのです。それを止めたのが岡長官で、この説教がまた胸アツでした。ここで岡長官の説教に胸打たれたお偉方が、地球防衛軍に協力しようという流れになったので、長官が思わず「よかったぁ(ハート)」と心で呟いていたのがなんか笑ってしまいました。 その後は、ファルコン基地の鳥の口の部分から博士がウルトラマグコンを照射して、獣士の超電磁発生装置を破壊。ボルテスVは合体に成功します。この電磁波を浴びると、操縦桿の操作法が逆になるというのも細かくてアツい設定です。合体したボルテスVはいつものように天空剣で勝利します。 でも、ウルトラマグコンはこの一回の使用で壊れてしまったので、次回からどうなるの?というところで終了です。 今回はピンチ克服と友情が胸アツで素晴らしい回でした。協力する気になった世界中の人々が最後はフェードアウトしていたのが多少気になるところですが。しかも、今回の特攻者・被害者数は凄かったと思いますよ。 それにしても、10話にしていきなり合体が敗られるとは。あと、ボルテスは火あぶり率がすごく高いです。夏場は大変! |
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| 12話「ボルテス起死回生」 | メカ搭載用の小型ウルトラマグコンが完成した。これでボルテスVはいつもの通り合体できるようになった。 こちらも前回からの合体不能話の続きです。そして、今回からやっと剛三兄弟の父・剛博士に関することがわかっていきます。今まで生死不明・・というよりやや死亡寄りに考えられていた剛博士が実は生きていて、ボアザン星の皇帝陛下に捕らえられていることが、ハイネルから浜口博士、岡長官に伝わったのです。今回は浜口博士目線で話が進むので、博士回といってもいいかもしれません。Aパートまるごとボルテスチームの出番がないという珍しい回です。 浜口博士と岡長官は、前回壊れたウルトラマグコンを改良・小型化してボルテスのメカに搭載するために、ボルテスチームですら知らない秘密研究所に向かいます。しかしその研究所の所在は、ボアザン星に捉えられているという剛博士によって、皇帝陛下にバレていました。その連絡を受けたハイネルも衝撃を受けるものの通信状態が悪く、どうやって剛博士からそのことを聞き出したのか等肝心なことはわからずじまいでした。う~ん、じらしますねぇ。 直々に秘密研究所にやってきたハイネル。ハイネルは地球征服軍の最高司令官なのにも関わらず、かなりフットワークの軽い人物で、こんな時も軽々と自らお出ましになるのは素晴らしいことです。まぁ、無個性のその他大勢の兵士達を除けば、あとはハイネル入れてたった4人で回っている職場(?)なので、仕方がないのかもしれません。 博士と長官は研究資料を持ち出して、これ以上秘密が漏れるのを防ぐため、研究所ごと爆破してしまいます。研究資料は思ったよりもずっとコンパクトで、小さなアタッシュケース一個と昔のヒーローアニメによくある、穴の開いたレシートみたいなやつだけでした。これだけで済むなら、別の場所で保管せずに、同じ物を全部基地に置いておけばわざわざ取りにいかずに済んだのではと思いました。 研究所から脱出する博士と長官がめちゃめちゃ武闘派で素晴らしい!!忍者の血を引く長官だけならまだしも、博士までやたら動けるし強い!!やはり、こういう立派な研究と仕事ができる人物は文部両道なのですね。 基地へ戻った博士はその持ち出した資料を元に、所員達にウルトラマグコン改良型を作らせます。獣士登場で出撃したボルテスチームは完成するまで合体せずに時間を稼ぎます。マグコンを作成する所員たちの作業風景は、食品工場にしか見えませんでしたが、ギリギリのところでマグコンは完成。他の機体がやられてしまい、1号機にしか搭載できなかったものの、それでも合体に成功したボルテスVは天空剣で勝利。 今回で合体不能は解決。戦いには勝てたけど、「剛博士が地球を裏切った説」が新たに浮上し、浜口博士の心は晴れないままなのでした。 「ウルトラマグコン」、博士達の話によれば、研究所が出来た7~8年前に剛博士が考えていた物で、それを今回たった一日・・というか数時間で小型化を完成させてしまうところがツッコミどころですね。 ボアザン側も、剛博士が地球を去っていった後すぐに地球を攻撃していれば簡単に地球征服できたのに、わざわざ健一達が成長して、ボルテスVを操縦できるようになるまで待ってしまったので余計面倒なことになってますしね。ボアザン星も、いろいろと準備が必要だったのかもしれませんが。 そんなつまらないツッコミはこのへんにしておいて、次回からいよいよ健一達兄弟の苦悩の日々が始まります。今回の話ではまだ健一達は剛博士が生きていることも、もしかしたら地球を裏切っているかもしれないことも知らされずにいます。前も語りましたが、ボルテスチームは知らされてないことが多すぎですね。秘密研究所があったことも知らされてなかったですしね。 |
| 13話「謀略の父が地球を狙う」 | 剛兄弟が父の声に騙される。浜口博士が死ぬ。 簡単に言えば一行で説明完了の、本当にそれだけの回なんですけど、浜口博士が殉職します。博士とか指揮官が亡くなるパターンって結構あると思うですけど、大抵最終回とかその付近の回が多いと思います。なので、別に今回死なせる必要もなかったと思うし、しかもこんなに早く?という感じです。浜口博士は、剛博士夫妻の友人で、全てを知る人物のうちの一人だったので残念ですね。剛博士は別として、あとは岡長官だけになってしまいました。 剛博士が生きていることを知ったハイネル達。ズールはこの状況を利用して、音声変換装置を開発して、スカールークから剛博士の声を使って健一達を騙そうと企みます。この時、ハイネルはズールから「地球人は『愛情』を持つ生物である」ということを聞かされ、カザリーン、ジャンギャル達と「そんなバカな」と大爆笑します。今までにない盛り上がりっぷりの爆ウケ!ボアザン星人の笑いのツボが謎ですが、ハイネル達が地球人を下等生物として見ているのは、こういった感情を持ち合わせていないと思っていたからなんですね~。理由としては意外とまともです。 ここで、ジャンギャルが音声変換装置の実験をするのがなんだか笑えます。マイクテストって、町内会じゃないんだから・・。 浜口博士は、剛兄弟を集めて説教をするのですが、こういう何でもない時に言う遺言みたいな説教はまさに死のフラグですよ。光代博士の時も、今までを振り返るようなことを考えていたらそのまま死亡しましたからね。 そこへ獣士の攻撃が。博士と健一達は基地の敷地外にいたようで、ダッシュで基地へ戻る3人。普通こういう時って、車とか何らかのメカに乗って移動すると思うんですけど、まさかの徒歩!!。油断しすぎ。しかも、塗り間違えなのか、走っている健一の戦闘服が青になっていて所々一平になってるし・・(笑)。 その時、スカールークから「もう戦っても無駄だ。お前たちを迎えに来た」という父の声が。これが冒頭に出てきた例の装置からの声で、声は父でもしゃべっているのはズールなのですが、3兄弟はこれに動揺し騙されまくり。 三人三様に取り乱し始め、収拾が付かない状態に!不謹慎ながら、やっぱり大次郎の芝居がかった取り乱しっぷりが安定の面白さ。 こうなるからこそ博士達は健一達に父のことを何も伝えなかったのですね。博士の頭の中はとりあえず「やばいやばいやばいやばい」でいっぱいなことだったでしょう。日吉・大次郎はともかく、健一まで飛び出していこうとしたところ、スカールークから光線が。健一を庇った博士がそのまま光線に吸い込まれて捕まってしまいます。 今回の獣士はゴリラ型なのですが、これからシリアスな展開になるのになぜか日頃よりコミカルです。戦車をペタンコに潰して食べる姿が可愛らしい。 ゴリラ獣士(ゴングル)よりその後のグラゲ型獣士(クラゲニャラ)に苦戦するボルテスV。捕まっている浜口博士は隙を見て得意の武術でジャンギャル達から逃れスカールークから脱出します。初めて来たはずなのに、なぜか脱出メカの場所を知っているのと、初見でそれを操縦できるのが謎ポイントですが、とりあえず脱出。そして博士の最期の時が。博士は、スカールークの中に父はいないということと、きっと父は生きているということ、5人で力を合わせて地球を守り抜け ということを伝えてクラゲニャラに体当たりします。博士は三兄弟に関わることが多かったけど、最後にめぐみや一平の名前を呼んだところにもグッとくる所です。この特攻する博士の作画がまた鬼気迫るものがあって素晴らしい!! あとは、ブチ切れモードになった健一が次々と技を繰り出し、いつものように天空剣で終了です。ゴングルが最後まで可愛かったので、倒されるシーンがなんとなく可哀想でした。 ラストは、空に浮かぶ浜口博士からのラストメッセージと健一の「浜口博士~~!!」の叫びで終了です。 死んだ人が最後に上空に浮かんできて、みんながその名前を呼ぶのはアニメの超定番シーンですね。浜口博士が捕まってしまったのは、健一を庇ったからなんですが、そこがなんだかウヤムヤにされていたのがちょっと残念でした。健一が「博士が俺の身代わりに・・」みたいな描写が少しでもあれば良かったと思います。 これからボアザン側には剛博士をいろいろ利用されます。今回は声だけだったけどフェイクネタ第一弾でした。フェイクネタはあと何回かあって、どれもリアルというか、普通に本人と全く同じ姿に描かれているので紛らわしいことこの上ありません。お父さんと三兄弟の再会は最後までとっておきたかったのに、ニセモノとの偽再会があったので、本当の再会シーンがあまり新鮮でなかったというか・・。ストーリー上では気づかれない設定でも、もっと顔つきを変えるとか、視聴者には全く違って見えるようにして欲しかったところです。 |
| 14話「父と子の罠」 | 「剛博士が指揮する獣士製造工場から逃げ出してきた」という老人が、健一達の前に現れた。 今回は、貴重なゲストキャラ回です。思えばボルテスはゲストキャラ回が異常に少ないんですよね。あとは後半のボアザン星人の兵士一家の話、所員の話、犬の話くらいで、他はほぼ身内・内輪ネタというのは逆にスゴイです。兵士一家も所員も普段クローズアップされないだけで、身内といえば身内ですしね。犬の回はゲストっていうより犬だし(笑)。そういえば、8話のザキ公爵がありました。あれもゲストというより内輪ネタな気がするので・・そう考えていくと、今回も内輪ネタ。完全に外からのゲスト話(この戦いに関わっていない一般市民等)は一切ないということになります。スゴイ!! 浜口博士を弔うボルテスチームと岡長官。 そこへ、小型飛行機が獣士に追われてファルコン基地へやってきます。救助したボルテスチームは、中に乗っていた老人・サカベさんから衝撃的な話を聞きます。 「剛博士が鬼島というところで、奴隷達をこき使って獣士を作らせている」ということでした。サカベさんはその奴隷の中の一人で、そこから逃げ出してきたということ。剛兄弟は動揺しつつ「お父さんがそんなことをするはずがない」と反発します。 そこで、本当のことを確認したいと、剛兄弟は鬼島へ調査しに行くことを提案しますが、一平とめぐみは「罠かもしれない」と反対します。父のこととなると周りが見えなくなる三兄弟。いつもは冷静に判断できるはずの健一が主になって突っ走ってしまうのが見どころというか、面白いところです。でも、島へ調査に行くかどうか、ちゃんと多数決を取ろうとしているところは健一らしいというか。大次郎だけでなく、子供の日吉にもちゃんと相談するところがいいですね。めぐみは、考えた上で「罠かもしれないから反対」だったけど、一平は、本人もそんなニュアンスのことを言ってたけど、見るからに他人事だったなぁ(笑)。島にいるのがアイフルだったら無断で出て行っていたかも。 最後にボルテスチームは岡長官へ指示を仰ぎますが、長官は剛博士を救助する意味でも調査に向かうことを許可します。 サカベさんはボルテスチームが話し合いをしている間に、ボルテスの格納庫に侵入し、天空剣を封じるよう細工します。そしてボルテスチームを連れて鬼島へ。そこへ獣士が攻撃してきます。 天空剣が使えず苦戦するボルテスV。ボルテスVの合体分離のボタンに、気を失いかけた健一の手が当たってボルテスVは分離します。私はこのボタン一つで勝手に分離してしまうシステムがなぜかすごくツボなんですよ。機械的な感じがするし、容赦ない感じがなんかイイ(笑)! 健一が気が付くと、そこにはサカベさんと、機械の中で眠っている女の子が。 その女の子はサカベさんの娘で、ハイネルとの「ボルテスVを鬼島に連れてくれば娘を生き返らせてやる」という約束を信じて健一達を騙したのでした。 その言葉を信じていたのに、娘は既に死んでおり、爆弾入りのロボットになっていて、結局サカベさんは「天空剣は2万度で封印が解ける」という言葉を残して娘ロボの爆発に巻き込まれて死んでしまいます。 獣士と対決するボルテスV。健一は、獣士の出す炎を自ら浴びて天空剣の封印を解き、勝利します。 「サカベさんは、本当の父については何も語らなかった」ということが健一達の心にひっかかったままだというところで終了です。 天空剣の封印を獣士の炎を利用して溶かすのが良かったです。一番あの部位に近い一平が事情を知らずにうろたえていたのもイイ! ところでハイネル、数いる奴隷の中からなぜサカベさんをスカウトしたのか?娘はどの時点で死んでいたのか? サカベさんの娘型ロボットって、今回も何気にフェイクネタでしたね。爆破直前、突然ハイネル顔になるロボット、妖怪人間ベムに出てきそうな顔でめちゃくちゃ不気味でした(笑)。 |
| 15話「皇帝陛下のプレゼント」 | 皇帝陛下から送られた偽剛博士に三兄弟が騙される。 今回の話はまたフェイクネタ!!前回は声だけだったけど、今回は健一達の目の前に剛博士の姿かたちそのものが登場!13話のレビューで、剛博士と三兄弟の偽再会シーンがあったということを語りましたが、それがこの回です。偽とはいえ、この回で涙の再会をしてしまったので、「三兄弟と剛博士が再会したら、あんな感じなんだな」というのが読めてしまって、最終回の本当の再会の時にそこまでのインパクトを感じなかったんですよ。今更ながらこの回の剛博士はもう少しニセモノっぽく書いてほしかったなぁと思ってしまいます。それ以前にそもそも父と抱き合ったりするシーンを出してほしくなかったというか・・でも、視聴者にも本物だと思わせてしまうほどのクオリティだからこそ、この回のラストが衝撃的になったとも思えるし・・難しいところです。 ボアザン星の皇帝陛下からハイネル達の元へ、空間移動装置を使ってある物が送られてきます。それは三兄弟の父・剛博士でした。 基地で日吉がタッコと遊んでいる所に唐突に父・剛博士が登場。怪しむことなくすぐにその姿を本物の剛博士だと信じた日吉は涙の再会を果たします。そして、剛博士は「地球とボアザン星の戦いをやめさせるために秘密作戦基地を作っていた」ともっともらしいことを伝えます。ご丁寧に、本当に作戦基地と思われる建物まで作ってあって、これなら誰が見ても騙されますね。 浜口博士亡き後の研究所では健一達が交代で基地の見張りをしていましたが、日吉と剛博士からの連絡を受け、その姿を確認しに行くことに。つい最近声で騙されたばかりなのに、またホイホイ騙されてすぐに行ってしまう健一達にイライラする一平。一平は今回も正解です。 日吉・偽剛博士と合流した健一と大次郎は、揃って父を本物と思い込み涙の再会。そこまでは良かったけど、父の提案は「一緒にボアザン星に行こう」ということでした。この時点では、剛博士は普通に地球人だと思われていたので、3人は「なぜ地球を裏切るようなことを言うんだ?!」と大ショックを受けます。もし、最初から父の秘密を3人が知っていたら意味合いが変わってくるので、そのまま付いていこうとしたかもしれません。惜しかったですね。このあたりが面白いところです。しかしこんな真剣なシーンなのに、また大次郎がやってくれました「お父さんは、頭がおかしいでゴワス!!」・・・こういうシーンで西郷どんは反則ですよ。 剛博士が、言うことを聞こうとしない日吉を殴り飛ばしたり撃ったりするシーンはなかなか衝撃的です。特に、撃たれた時タッコが庇っていなかったら日吉は死んでましたよ。またしても地味に有能さを発揮してます。ここで視聴者は「コレはニセモノだな」と気づくと思います。しかし三兄弟は「お父さんは操られている」と違う方向に勘違い。言い合い(殴り合い)をしているところにズールの乗ったスカールークが攻撃をしてきます。爆破されたり吹っ飛んだりてんやわんやな3兄弟&偽父ですが、そこへ一平とめぐみが3人を助けにきます。 スカールークの攻撃に巻き込まれた剛博士は、ファルコン基地に運び込まれます。この時点で医者が気づけば止められたのに、普通に「早く手術をしなければ!」と通過させてしまいます。手術どころか、そもそも体が金属なことに気づいてほしかった・・。 そこでハイネルの命令を聞いた剛博士は、指令室にいた所員たちと岡長官、日吉を襲います。それを知って戦いから戻った健一は剛博士と対決。剛博士を投げ飛ばした時に腕がちぎれ、よく見ると博士がロボットだったことにようやく気づきます。 ハイネル達も、ここで剛博士がロボットだったことを知り、自分たちが皇帝陛下から信用されておらず、騙されていたことにショックを受けます。 最後は「壊れた」剛博士の姿を見て怒りモードに突入した健一が獣士と対決し、勝利。コクピットの中で三兄弟たちはそれぞれ自分たちが幼いころに家族で写った写真を眺めつつ、改めて本物の父を取り戻す決心を固めたのでした。 ハイネル達すら剛博士を本物だと信じていたというのが今回の話のミソですね。これを描きたかったから、剛博士は本物そのもののように書かれていたのでしょう。皇帝陛下はいろいろ言ってくるものの、直接ハイネルに連絡を取ったりはしていなくて、そのあたりからもハイネルの扱いがぞんざいなのがよくわかります。 でも、冒頭の空間移動装置の部分で「正確に受信しないと、腕が左右逆に付いたりすることがある」というような、ロボ感あることを部下が言ってたりするんですよね。まぁ、普通の人間でもそうなるのかもしれませんが。 今回絶対に勝つ自信があったハイネル。事あるごとに「祝杯を上げよう」「宴の準備をしろ」と言っていたのが笑ってしまいました。結局念願の宴会はできず残念でした。 ロボットとわかっていても、日吉が何度も殴り飛ばされたり、健一が剛博士を投げ飛ばした時に腕がちぎれるシーンは衝撃的でした。私はネタバレしていたので、最初から剛博士がロボットだと思って見ていましたが、何も知らずに見ていたら「本物の剛博士が操られているんだろう」と思ったのかもしれません。それにしても健一は喧嘩が強すぎですね(笑)。父からあれだけボコられてもダメージなしであっさり勝利。相変わらず頼りになります。それでいて、父との再会では大号泣する日吉を「嬉しい時に泣くのは男じゃなか!」とからかう大次郎の言葉を聞いて、コッソリ涙を拭ったりする所が人間味があってイイですね。 最後の3兄弟がそれぞれ写真を眺めるシーンについて。写真を頭(ヘルメットの下)にしまった大次郎はともかく、あの戦闘服の胸の「V」の部分をめくってその中に入れていた健一と日吉、一体どこにしまったのか謎だし、あの「V」がめくれる物だというのも衝撃的でした(笑)。 今回は、見ていて可哀想で気の毒としか言えない回でしたが、固唾を吞むようなスリリングな展開が素晴らしい回だとも思います。 |
| 16話「ファルコン壊滅の危機」 | 司令官不在で大混乱のファルコン基地に、左近寺博士がやってきた。 浜口博士亡き後、だましだましこなしてきたけれど、抱えていた問題がやっとクローズアップされた回です。14話以降、ファルコン基地には司令官がおらず、司令官の席には地球防衛軍から来た岡長官、健一、一平、名もなき所員の方々が交代で座っていたりしたのです。 そんな時、ボアザンが「今の状況で、地球防衛軍基地とファルコン基地を同時に攻めるとどうなるか?」と攻撃を仕掛けてきます。 健一達は出撃しなければいけないし、所員たちは基地を守りつつ、コンピューターを動かしたりととにかく全員いろいろ役目があって忙しく、岡長官も動くことができない・・となるとまとめ役不在のファルコン基地は大パニックに。基地はボロボロになり絶体絶命で逃げ出す所員もいる中、メーヴェみたいなホバークラフトに乗ったオッサンがファルコン基地へやってきます。自己紹介もなく、突然強引にやってきたそのオッサンは、めちゃくちゃになった基地で所員たちに指示しつつ、メカやコンピューターにも強いことをアピール。健一達にも的確な指導をし、落ち着きを取り戻した基地とボルテスチームはいつもの雰囲気に戻ります。そんなこんなでボルテスVは無事勝利。戦いが終わった後になって、岡長官からそのオッサンが「浜口博士の教え子の左近寺博士で、以前から司令官を打診していたが断られ続けてきた」ということを紹介されます。頼りになる司令官が来て安堵するボルテスチームでしたが、左近寺博士は不敵な笑みを浮かべ「これからしごいてやる」と健一達を不安にさせるのでした。 今回の話はこんな感じで、本当にそれだけの話だったので、全体を通して心に残ったことを語ることにします。 何といっても、ボルテスチームとファルコン基地の所員達の心の距離感が遠すぎるのが印象的でした。いくら司令官がいないとはいえ、ずっと同じ場所で働いているんだから、もっと協力している様子が書けなかったものかと・・。でも、ここで「揉めたりしつつもみんなで協力して勝てました」みたいな展開にすると「それなら司令官なんて必要ないんじゃないか」ということになるのであえてそうしたのかもしれませんが・・。ちょっと寂しかったです。 あまり機転が利かず煮え切らない所員達もアレなんですが、ボルテスチームもなんだか冷たい・・。今回何気にたくさんの犠牲者が出たはずなんですが、心配したり気にする素振りもありませんでした。これはどのロボットアニメでもそうなんですけど、名もないモブ兵士&所員は毎回何も触れられることなくたくさんお亡くなりになってますからねぇ。 一平は相変わらず一日中文句を垂れ、健一は一日中怒っていました。他の3人もいつもの通りです。一平は絶対に司令官に向いてないけど、健一は何とか所員達を指示したりまとめようとしていたのには好感が持てました(笑)。さすがですね。でも、所員の人達はボルテスチームのことをどう思ってるんでしょうね?あんな小学生&中高校生が偉そうにふんぞり返ってるなんて、「あいつら生意気だよなぁ。でも毎回勝ってるし、自分だったらボルテスなんか乗りたくないし。仕方ないかぁ」みたいな感じなんですかね。 戦いでは、所員達がメカの格納庫の扉(?)すら開ける余裕もなく、誰にも開けてもらえなくて結局ボルテスチームが自分たちのメカで攻撃して扉を破壊したところなんか、アツくてイイですね。大損害ですが、カッコいい! あとは、ストリングで獣士の首を固結びするボルテスVがなんか可愛かったです。あれはちょっと和みました(笑)。でもあんな指の細かい動き、健一はどうやって操縦してるんだろう(笑)。 あと、ボルテスVのモニターに突然写りこんで指示してきた左近寺博士に、大次郎が一言「こん人は誰や?」とつっこんでいたのが笑えました。やっぱり大次郎はイイですね。 |
| 17話「愛も涙もふりすてろ!!」 | ボルテスチームが左近寺博士にしごかれる。 70年代のヒーロー番組において必ずと言っていいほど欠かせない、「しごき&特訓」!!ボルテスは訓練はあっても、特訓とか根性がどうのこうのという話は今まで少なかったと思います。あえて言えば1話の冒頭でボルテス隊員になる訓練をしてるシーンが紹介されたのと、4話で健一が大次郎に真剣白刃取りの特訓を受けていたくらいですね。今回はそんなボルテスチームVS左近寺博士の回です。 初っ端から左近寺博士の命令でミサイルを避けたり、スピン飛行などの無茶な訓練をさせられるボルテスチーム。あまりに危険な訓練に5人はそれぞれ不満を口にしますが。そんな5人の姿を見てニヤニヤ喜ぶドSな左近寺博士。 そして、5人に「駒のように回転しろ」と指示する左近寺博士。ギュルンギュルン回転するメカがあまりに不自然というか、不可能すぎる姿でちょっと笑えます。いくらなんでもやりすぎすぎる(笑)。でも、みんな回転よりも重力がかかっていることの方が辛そうだったけど、体に重力がかかるって具体的にどこがどういう風に苦しいんでしょうね??この訓練に付いていけない日吉は、水中に落下したり気を失ったりフラフラの状態に。 個人的に博士に呼ばれた日吉は、高速回転する訓練装置に乗せられます。この高速回転装置をみると「ダンガードA」を思い出します。ファルコン基地にもこんな訓練装置があったんですね。ボルテスチームは、元々最初からプロフェッショナル感が強かったので、こういう泥臭い(?)訓練をしていること自体珍しいというか新鮮というか。逆にダンガードAはこういうグルグル回る系の訓練ばかりしていた印象があります。 どうでもいい話ですが、三半規管弱々なせいで遊園地にあるほとんどの乗り物に乗れない私は、こういう訓練シーンが出てくるだけですごく嫌な気持ちになります(笑)。USJのスパイダーマンですら大絶叫した私は、一生ロボットのパイロットにはなれないだろうな。 訓練中に気を失う日吉。「大人でも耐えられない訓練を子供の日吉にさせるなんて」と健一達は博士を非難します。 そこへ、ボアザンは左近寺博士の様子を伺うために、獣士を出撃させます。前回もそうだったのですが、ボアザン側って地球を征服するという目的以前に、ボルテスチームや地球人そのものに対する興味津々なんですよね。「司令官がいないとチームワークはどうなるのか?」とか、今回は「左近寺博士ってどんな感じ?」ですからね(笑)。 合体直前に高速で攻撃してくる獣士。その時にジャンギャルはボルテスの弱点に気づき、獣士を改造するために一時退却させます。 左近寺博士はスピン飛行の訓練を再び命じるとともに、もっと厳しく指導するためにボルテスチームの私物を破棄しようとします。 基地では5人それぞれの私物が箱詰めにされていましたが、パッと見でどれが誰のかすぐわかるのが面白いです。私物を見た時のそれぞれの反応も個性的です。一番目に見えて怒ったのは予想通り一平。行く末を呆然と見ていた健一が、自分の私物(ライフル大会のメダル)を博士に踏んづけられた瞬間、怒りが爆発。健一は1号機に乗って基地を飛び出します。それを、それぞれ自分のメカに乗って追いかけるボルテスチーム。みんなに声をかけられても返事ができずに、あまりの怒りと辛さで操縦席の中で涙を流す健一。ここがポイント!!一番しっかり者で、感情を出さない健一が、一番最初にメンタルをやられて泣く。。これがいつもの「ボルテスV」というアニメのやり方。私はいつもこのやり方に泣かされる。いつもながら心に沁みる演出! 私物を捨てられた時とか、番組の録画を頼んでいたのに録画されてなかった時とかって、本気で恨むし泣きそうになりますよね。 健一と、追いかける皆の飛び方がいつものボルトインの時のV型編隊だったのがまたイイ。いつも思うけど、ボルテスチームはとても真面目だ。 健一は、「ファルコンから出て岡長官のいる地球防衛軍に行って、そこから戦いを続ける」と宣言します。他の4人(主に一平)は「それでこそ男だぜ!!」とノリノリだったけど、はっきり言って逃げ出したってことなので「男だぜ」どころか、むしろ逆なのでは・・。しかも、岡長官の所へ行った所で、すぐに追い返されてしまいそうですし。長官もああ見えて厳しいですからね。 そこへ、改造された獣士が攻撃してきます。博士からは「獣士がボルテスVの弱点に気づいたようだ」と連絡が。 弱点というのは「V型編隊は力と速さで攻めれば崩すことができる」ということでした。今まで合体中に攻撃されなかったのは、絶対に編隊が崩れないから、攻撃しても無駄だと思われていたということですね。 博士は訓練でやったスピン飛行を命じます。そして「ワシはお前達を殺したくない。ワシを信じてその5つの命をあずけてくれ」と、ついに博士からの本音が!最初からストレートにそれを5人に伝えていれば、今回こんなに揉めることはなかったのでは・・?と思えますけど、そうしていたらこんなドラマチックな展開にはならなかったので、これはこれでいいとして・・。 スピン飛行というのが、一号機が中心で回転して、他の4体がそれを包んだ状態で高速スピン。一号機の先端のカッターで獣士を切るという作戦です。 わかりにくいですが、形としては電動歯ブラシ・コロペン(80年代にポピーから発売されていたおもちゃ)を想像してもらえればいいかと・・。 博士の指示通りにこなしたボルテスチームは無事に合体成功、その後はスムーズに勝利します。 健一と日吉は改めて博士から褒められ「テへへ」なのが可愛い。博士は必要以上に厳しく接した理由を明かします。そして、また「これから飛行訓練だ」と命じますが、やっと心が通じ合ったボルテスチームはみんなで顔を見合わせて「やれやれ」と言った感じで微笑むのでした。 ボルテスチームはよくコクピット内でみんなで微笑みあったりするけど、正面のモニターでは特定の一人の顔しか写らず、一度に全員の顔を見たいときはどこで確認しているのか、ちょっと謎のベールに包まれている所があります(笑)。視聴者に見えないだけで、実はモニターに5分割されてたりするのかな? 最後は、浜口博士と光代博士に「必ず5人のことを守ってみせる」と誓う左近寺博士で終りです。 左近寺博士は、生前の浜口博士からボルテスVの弱点を聞いており、それを克服するためにしつこくスピン飛行の訓練をさせたという訳なんですが、上で語ったのと同じく、それなら最初から全て伝えた上で訓練していれば良かったのに。あと、弱点があることをを知ってたなら、今まで司令官になるのを渋ってる場合じゃなかったのでは・・・といろいろツッコミどころが出てきました。そういう所を含めて「変人」(岡長官 談)なのかもしれません。 今回は「基地も私物もふりすてろ」な回だったと思います。ちょっと辛い話だったけど、胸アツ展開と爽やかな結末で安心です。 ボルテスは、当時のアニメにしては作画が無茶苦茶イイんですが、今回は作画がいつにも増してよかったです。特訓とかでしごかれるシーンが嫌いな方も多いと思いますが、左近寺博士が理不尽で怖いのは今回までだけで、次回からは口は少々荒っぽいけど、普通の司令官て感じにになるのでご安心ください(笑)。 |
| 18話「父よ!地球は近い!!」 | 父・剛博士がボアザン星から脱出してきた。剛兄弟と父はモニター越しの再会を果たす。 今回ついに、剛博士が生きていることが明らかになります。もちろん実際に会うのが一番ですが、今回のようにその存在が確認できただけでも3兄弟のテンションは爆上がりなんじゃないでしょうか。これから3兄弟と父とのすれ違いが何度となく繰り返されることになるんですが、このことに関して「ロマンアルバム」に「父と3兄弟をどうやって合わせないようにするかを考えていた」というようなことが書かれていて、なんだか笑ってしまいました。合わせない展開を続けるのも大変なんですね。そして「本当は、早く合わせてあげたかったんだ」とも書かれていてほっこりしましたよ。確かにこの3兄弟の真面目さとか健気さを見てると本当に早く合わせたいと思えてきますからね。 地球へ向かってボアザン星のUFOが接近してきました。中に乗っているのはボアザン星から脱出してきた、角のないボアザン星人(労奴)達と剛博士・ダンゲ将軍でした。初回から名前が何度も出てくるも、行方不明・生死不明で、最近やっと生きてる可能性が浮上・・と、ある意味ミステリアス(?)な存在だった剛博士が、しれっと新キャラのごとく登場!!ご丁寧に名前テロップ付きなので、今回はアニメスタッフからお墨付きの本物です。あまりにあっさり登場したので「あれっ?」という感じでしたよ(笑)。実は今回初登場にも関わらず、何度も回想シーンやニセモノが出てきたので、あまり初めてという気がしませんでした。剛博士、回想シーンから7~8年経った今でも変わらずイケメンで、スーツ姿も素晴らしかったけど、宇宙服も素敵ですね。労奴の時のギリシャ衣装もセクシーでお似合いです。UFOの中でダンゲ将軍に「大きくなっただろうなぁ。ボルテスを操縦する息子たちに早く会いたい」と言っていたけど、確かに3人とも大きくなってて、特に大次郎は超巨大化してるからびっくりするだろうなぁ。 ダンゲ将軍は、元々角が生えていて、贅沢な生活ができるタイプのボアザン星人だったのですが、この世の中を変えたいと、わざわざ自分の角を折って剛博士達に協力する素晴らしい人物です。剛博士とダンゲ将軍は、ボアザン星で奴隷扱いされながら、地下に基地を作り少しずつ脱出の準備をしていたのです。そして、今回がそれが決行された日で、ボアザン星の円盤と武器を奪って剛博士達は地球へ向かいます。 そのUFO調査のため、同じく、しれっと宇宙へ出てきているボルテスチーム。普段、地上で戦っている宇宙へ出ない系ロボットは、宇宙に出るとなると身構えていろいろと装備したり、最終回付近で「〇〇ロボ、ついに宇宙へ」みたいな流れになることが多いんですが、ボルテスチームは宇宙服を着ることもなく、酸素や重力を気にすることもなく、いつもと同じカジュアルな感じで宇宙へ出てきていました。さすがボルテスV、剛博士が作っただけのことはありますね。 今回、ハイネルが尊敬してやまないザンバジル皇帝も初登場です。「見るからに」な中世フランス系悪党っぷりが素晴らしいです。目的はボアザン星を自分の思い通りにし、地球を征服して、宇宙全体を自分が支配することです。わかりやすくて良い!! 剛博士達が地球へ向かってくる途中、獣士とズールが乗ったスカールークが攻撃をしかけてきます。仲間達はみんな撃ち落とされ、ダンゲ将軍まで円盤の外へ飛ばされます。剛博士は、いろいろと使い勝手がいいので、あえて生き残らされます。 ズールは剛博士のみをスカールークの中に収容することに成功します。そして、「ハイネルに変わって、自分が地球征服総司令官になりたい。そのためにはお前の頭脳が必要だ」という本音を明かします。ハイネル、仲間がクズすぎ!舐められすぎ!! そこへボルテスチームが登場します。スカールークのモニターに健一達3兄弟が映し出され、剛博士は3人が立派に成長したことを喜びます。自分が作ったボルテスVに、自分が作った息子たちが乗って獣士を倒すまでの一部始終を見た剛博士は大興奮! ピンチを回避するために、ズールはカプセルの中に剛博士を入れて、スカールークの上に立たせます。一瞬怯むものの、一平からの「騙されるな!今回もロボットだろう」に気を取り直した健一は猛攻撃。カプセルの中の剛博士は、「自分のことなどどうでもいい」とどんどん攻撃するよう応援しながら見守ります。そしてついに天空剣でとどめを差そうとしたとき、カプセルの中の父が涙を流しているのを発見。「本物のお父さんだ!!」と健一達三兄弟が怯んだ所にミサイルが飛んできて、爆破されると同時に、気づいた時にはスカールークはどこかへ去って行ってしまいました。 今回は本当に本当の父だったので良かったのですが「涙を流しているから、本物の父に違いない」という判断は結構危険ですよね。3人とも場合によってはまた騙されるところだったぜ!! |
| 19話「父の胸の中で泣け!!」 | 父に会いたすぎる大次郎が大暴走する。 今回は大次郎スペシャルです。3兄弟の中で一番穏やかな大次郎が取り乱す回です。普段、大次郎はあまり目立つ行動を取らないのですが、その分メインの回は他のメンバーに比べて独特の雰囲気があり強烈な印象を残してくれます(笑)。今回の話で暴走する大次郎を見ていると、実は三兄弟の中で一番強靭な精神力を持っているのは日吉のような気がしました。趣味に没頭して優先順位を間違えることはあっても、父や母のことで取り乱すことはほとんどなかったような・・。特に17話はニセモノとはいえ、父に何度も殴り倒されて、普通ならトラウマで再起不能になってもおかしくないと思うんですが、普通に乗り越えてましたからね。18話でのしごき、私物破棄(コレ、結局未遂に終ってるんですよね。その後の回で各部屋に私物が普通に置かれているのが確認できます)にも動じず立派すぎる。健一も強いですが、私物を捨てられそうになった時に操縦席の中で隠れ泣きしたので健一の負けです(笑)。日吉の精神力は相当ですよ。 18話で父の姿を見ることはできたものの、あと一歩のところで連れ去られてしまい、それ以来訓練をしていても大次郎の頭は父のことでいっぱいで、訓練に身が入りません。 捕らわれた剛博士は、ズールの基地でボルテスVの秘密について聞き出すために拷問にかけられていましたが、剛博士は自己催眠をかけて決して話そうとはしませんでした。剛博士は、ボルテスVを倒すロボットを作るために生かされ、捕らえられていたのです。 ファルコン基地では、剛博士を乗せたスカールークがどこに着地したか調査を続けていましたが、結果が出なかったため、一時的に調査を中止することに。そのことに不満を持った大次郎は左近寺博士と揉め、基地を飛び出した大次郎は「お父さんはどこかで生きているから、それまで信じて待とう」という健一とも口論に。剛博士を助けられなかったことを健一のせいにする大次郎。「意気地なしだから」とか「ぼんやりしているから」と号泣しながらまくしたてる大次郎。とても切ないシーンのはずなのに、いつもの西郷口調のおかげでちょっと面白いです。あまりに大次郎が必死なので、本当にあの時健一がもっと何とかしていたら助けられたのかと思って、18話のラストを見返してみたけど、スカールークはミサイル発射と同時にいなくなってしまっていたので、どうしようもなかったことがわかりました。大次郎は健一に八つ当たりしていただけだったのです。そこへ、日吉・一平・めぐみがやってきて、スカールークの着地地点がわかったということを伝えます。 ファルコン基地は世界中に調査を依頼していましたが、なんと、着地していたのは基地から10分くらいの距離だったとのことで・・。わりと行動範囲が狭いのもボアザンあるあるですね。 こんな近場ならすぐに探しに行けると思ったら、今度は獣士の攻撃が。ここでまた左近寺博士とのひと悶着があるのですが、最大級の大次郎節炸裂!!父救助よりも獣士を倒すことを優先することを命じられた大次郎は、突然自分の戦闘服の下からお守りみたいな物を取り出して、ここには父の髪の毛の束が入っていて、自分はこれをいつも持ち歩いているということを力説。左近寺博士はマジでちょっと引いていましたが、視聴者もドン引き。博士でなくてもそれを見せられたところで「だから何?」という感じですし、元々「行ったまま未だに戻ってきていない」というだけで、死んだという証拠もないのに髪の毛を保管しているっていうのも不自然というか・・・。この髪の毛の束は「お母さんからもらった」と言っていたのですが、ということは健一や日吉も持ってるってことですよね。遺体もないのにどうやって髪の毛を入手したのか・・。書斎とか寝室に落ちてた髪の毛をかき集めたのか??とかいろいろ想像してしまいましたよ。それ以前に、あの光代お母さんがこんなことをやるタイプに見えないんですけどね。 そんなことを考えている間に、大次郎は渋々出撃することに。 出撃はしたものの、大次郎はやっぱり父が気になりすぎて、戦列を離脱してしまいます。予想通りいつもの通り大激怒の健一は、「ボルテスVは地球の物だから、ここで獣士を倒さずに行くのは地球を裏切ったことになる。俺はお前を裏切り者にしたくない」と大次郎の3号機にミサイルを撃って止めようとします。ここで、日吉とめぐみが「大次郎を行かせてやってくれ」と健一を制するところがまた、胸アツの素晴らしいシーンです。 スカール―クが着地したという島の洞窟に向かった大次郎。中にはズールの基地があり、兵士たちに見つかった大次郎は牢屋の中に閉じ込められてしまいます。父のことで気を取られすぎて油断したことを反省する大次郎の前に、髭モジャ全身タイツのおじさんが。それは本物の剛博士で、なんと大次郎はこんなところで運よく父と再会できたのです!いや、びっくりしましたね。勝手な行動を取って捕まったのに、一人だけ抜け駆け状態でお父さんに会えるなんて!!でもこうやってこれまでの流れを見てみると、ガッツリとではないにしろ3人は父とチョイチョイ再会してるんですねぇ(笑)。早速抱き合いながら喜ぶ剛博士と大次郎。剛博士は「これが大次郎なのか。こんなに大きくなって・・」と感無量の様子だったけど、「でも、ちょっとデカすぎだなぁ。めっちゃ太ってるなぁ」と心の片隅で思っていただろうな。何しろ、大次郎は設定では13歳(!!!!!!)なのに、健一よりも、一平よりも、左近寺博士よりもデカくて、岡長官といい勝負だから。 外ではボルテスチームの4人が、ボルテスVに合体できないまま戦っていました。その衝撃で牢屋は壊れ、二人は牢屋から出ることに。しかし、兵士達から襲われて二人はピンチ。大次郎は、棒術で剛博士にカッコいい姿を見せることはできたものの、兵士の数には勝てず、結局剛博士はまたズールに連れ去られてしまいました。その時に「いつか役に立つだろう」と牢屋の中で書いた血文字の暗号の布を大次郎に渡します。 戦いに戻った大次郎は「おとっさんがいたんだ~!!でもまた連れ去られちまった」と泣きながら訴えます。その時の健一の「バカヤロウ!!!!!」がめちゃくちゃデカい声で、磯野家の波平と同じ怒り方で笑ってしまいました。でも健一スゲェな。リーダー兼兄貴はなかなか大変だよな、と同情してしまいます。 そんなこんなで5人揃ったボルテスチームはやっと合体。後はわりとスムーズに獣士を倒して終わりです。 兄弟&父話の回はどうしても一平・めぐみの出番が少なく、ちょっと蚊帳の外感がありますね。あの濃厚な3兄弟&父の間には誰も入れないでしょう(笑)。めぐみは最初から協力的でしたが、一平も徐々にお父さん問題に協力的になってきています。今回、大次郎にも同情していましたし、スカールークの着地場所がわかった時も嬉しそうでした。 あと、前から思っていたのですが、シリアスシーン・ヒーロー物に九州弁は向いていないなぁと・・(笑)。ゴレンジャーのキレンジャーも九州弁だったけど、なんか面白くなってしまうんですよね。関西弁だったらあまり違和感ないんですけど・・。 |
| 20話「血で書いた数字の謎」 | 剛博士は脈動波で息子たちに居場所を知らせようとしたが、ズールにバレる。ズールはハイネル達にたくらみがバレかける。 この回、サブタイトルと話の内容がイマイチ合ってないんですよ。サブタイトルからしたら、一話かけて数字の謎を解明する回と思いきや、謎自体は冒頭ですぐに解け、その上せっかく剛博士が体を張って文字を書いて、体を張って発信していたのにあっさりズールにバレてしまい、すぐに阻止されて意味がなくなってしまったという、なんだかなぁという展開です。。 ここ何話かドラマ中心の回が続いていたのもあって、今回はわりとバトル中心の回になっていると思います。 19話で再びズールに連れ去られた剛博士。別れる直前に大次郎に渡した血文字で書かれた暗号について、左近寺博士は視聴者が想像した以上に早く解明することに成功していました。 大次郎、前回は健一に「あんさんのせいタイ!」と八つ当たりしていたけど、その直後にまさか自分がやらかしてしまうとは思ってもなかったでしょうね。ナレーターにまで「大次郎はチャンスを逃した」とバッサリ言われちゃってました。 暗号は「脈動波」の周波数で、剛博士は自分の居場所を左近寺博士や健一達に伝えようとしていたのです。その波動を自分の体内にある小型発信装置を使って発信していたというので間違いないでしょうか?こういうの、一平と同じくらい「頭が痛くなってくらぁ」なので何回も見返しましたよ(苦笑)。あとで、ズールから明らかにされるのですが、剛博士はこの発信装置を飲み込んでいたらしいです。いろいろバレた剛博士は、その発信機の電源が切れるまでズールに眠らされることに。連れ去られた時は髭モジャボロボロ全身タイツ姿だったのに、今回眠らされている状態の剛博士は、7~8年前、健一達の前から去っていった時と同じようなスーツ姿でした。これは、前後の話の引継ぎミス的なやつですね。それにしても、こんなことが出来るんだったら最初から眠らせた状態にしておけばもっと簡単に剛博士を動かすことができたのに。でも、健一達にコレが本物だと思わせるには、普通に動いている姿が必要だったのかもとも思えます。 脈動波のおかげでズールの基地がすぐわかったボルテスVは、獣士が向かってくる前にその位置を突き止めます。今回の獣士はわりと手ごわくて、ボルテスの体中にトゲトゲが刺さりまくります。 とはいえ、獣士もこれ以上戦うのは危険だということで、両者一旦修理のために退却することに。 ズールは、コソコソしているところをハイネル達に怪しまれ、いろいろ企みがバレたと内心ビクビクしていたけど、単に自分だけで獣士を出撃されたことがバレてちょっと怒られただけでした。 ボルテスの修理が終わったファルコン基地では、一度消えていた脈動波をまた感じられたので、剛博士を探しに行く派のボルテスチーム&岡長官と、罠かもしれないから許可できないという左近寺博士が揉めていました。ここで、左近寺博士のナイス計らいというか、「立場上、自分は絶対に許可したくないけど、席をはずすから後は勝手にしろ」という意味の名(迷)セリフ、「生理的欲求だ 俺の大きい方は長いぞ!」と言い残して立ち去ります。イイですね~!ボルテスでまさかこんなセリフが聞けるとは思いませんでした(笑)。相変わらず、普通に言えばいいのに、こういう所で曲者感が出ていますね。 ボルテスチームはその言葉に甘えて(?)出ていきますが、電波は獣士から出ていたもので、左近寺博士が予想した通り、罠だったのでした。 今回は刃物ザクザクとボルテスの腹に大穴で苦戦したボルテスチームでしたが、なんとか勝利。 ズールはジャンギャルから鞭でしばかれてお仕置きされて、ボルテスチームは父の姿を探したけど、結局見つからなかったというところで終了です。 発信機は途中で電源が切れるらしいし、一時的な物であまり効果的な方法ではなかったですね。しかも、飲み込んだってことは、すぐに出ていく可能性もあるわけで・・。ズールは、電源が切れるまで待つよりも、剛博士に美味しくて消化にいい食べ物を食べさせた方が早かったのでは(笑)?? あと、ズールの秘密基地が謎なんですが、19話で爆破された洞窟の中も秘密基地、今回の話の獣士を作ったのも秘密基地(バレそうになって手放した)、そして「剛博士の体は第二の秘密基地へ移した」とのことなんですが、一体ズールって秘密基地を何個持ってるんでしょうね??ボアザン公式の獣士製造工場もありますしね。 ボルテスVのピンチは火あぶりと刃物ザクザクが定番ですね。しかも、健一の操縦席の次に一平の席あたりがヤバい(笑)。攻撃されると、5人ともギャーギャー騒ぎ初めるので「ああ、5人乗ってるんだな」と再確認できるところがリアルでとても好きです。 |
| 2022年10月28日~11月16日 記 |
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