石野真子さんが出したシングル曲(A面のみ)のベスト盤CDです。発売は1999年。
石野真子さんがデビューしたのは1978年で、前回レビューした渋谷哲平さんと同じく「スター誕生!」という番組からでした。お二人は同期だしレッツゴーヤングでも一緒なんですよね。そして妹さんは80年代半ばにアイドル歌手でデビューした いしのようこ さん。私と同世代~下の年齢の方ならきっと妹さんの方が馴染み深いと思います。それも、アイドルとしてではなく「志村けんのだいじょうぶだぁ」のコントで志村さんの相方といってもいいくらいに存在感を発揮していた姿が印象に残っているんじゃないでしょうか?その当時小学生だった私にとっては、あの いしのようこさんにお姉さんがいたのか!というくらい真子さんの方は知りませんでした。初めてその存在を知ったのは、その当時に見た「懐かしのアイドル特番」を見てからだったと思います。私は当時からそういう番組を好んで見ていました。それで、ある日そういう番組を見た翌日に、当時一緒に登校していた友人が「昨日、昔のアイドルの番組を見てたらこんな歌があった!」と「狼なんか怖くない」の振り付けをやってみせてくれて、「あー!あの歌、可愛かったね」みたいな感じで盛り上がったのを未だに覚えています。そのあたりのエピソードが知ったきっかけだったと思います。
主にアイドルとして活躍されていたのは78~81年頃まで。80年代半ば~後半の活動は正直よくわからないのですが、90年代以降は俳優としてドラマやサスペンスでちょくちょく見かける感じだったと思います。近年では、懐かし系歌番組とか、バラエティもたまに出演されてますね。
実はこのCDを入手する前、94~95年頃にも石野真子さんの別のCDを持っていたのですが、それが何曲か抜けがあったので、もっとたくさん収録されているこのCDに買い換えたという思い出があります。購入したのは多分発売された99年頃で、それ以来ずっと聴き続けていますが、全体的にすごくイイのです。特に中盤の頃までは全ての曲が好きでカラオケでも歌えるくらい!せっかくなので今回も収録されている曲全てのレビューに挑戦したいと思います。
普段あまり取り立てて言われることがないと思うのですが、実は歌も上手いし、スタイルも良くてどの歌の衣装も振り付けも可愛らしい。あのふにゃっとした笑顔もめちゃくちゃ可愛くて、今でもよく歌唱シーンを探して見たりしています。
| タイトル | 発売年 | レビュー |
|---|---|---|
| 狼なんか怖くない | 78年 | デビュー曲。きっと一番有名で代表曲だと思いますが、一発目から売れるのはスゴイですね。それだけ曲にインパクトがあって、本人のイメージに合っていたということだと思います。八重歯→狼→「赤ずきんちゃん」のイメージだったんでしょうね。衣装もそんな感じでした。私も大好きな曲でカラオケで歌ったりもしています。自分自身に「気持ち悪・・」と思いながら(笑)。上で語っている振り付け(指で作ったキツネを顔の横で回転させるやつ)も可愛くてイイですね。吉田拓郎さんは女性アイドルの歌もスゴイんですねぇ。♪大人の匂いがするだけ~~でいい~♪と♪その日を思って あれこれ悩む♪のところがレトロな感じで好きです。 |
| わたしの首領 | 78年 | これもイイんですよ。「狼なんか怖くない」と同じく吉田拓郎さんの曲。内容的にも続きっぽい感じがします。♪私の首領と呼ばせてください♪の所の敬礼みたいな振り付けもいいし、この歌の時の衣装のドレス(赤と白のフリフリのミニワンピース)がまた好きで・・。 |
| 失恋記念日 | 78年 | レコード大賞の新人賞にノミネートされた曲です。これは前2曲と違ってそんなにアイドルっぽい感じではないし、今でも照れずに普通に歌える曲だと思います。近年でもこの曲を歌っている姿を見たことがあります。すごくイイ曲なんですが、やっぱりアイドルの歌は明るくポップな感じな方が好きなので、私はあまり聴かない曲のひとつです(^^;) レコード大賞も、やっぱり「狼なんか~」か「わたしの首領」で出て欲しかったなぁ。でも、この曲だったからこそ新人賞にノミネートされたのかもしれませんが・・。 |
| 日曜日はストレンジャー | 79年 | イントロの部分の振り付けからして既に可愛い。この曲からしばらく、細かい歌詞よりも可愛さをアピールした歌がずっと続きます。歌も曲も可愛かったけど、ふわふわが付いたバトントワラーみたいなミニワンピースの衣装がとても可愛かったです。 |
| プリティ― プリティー | 79年 | 訳のわからない歌詞の歌。オチもなく、最後まで聴いても何が言いたいのかわかりませんでした。歌詞でも♪わかってないのねぇ~♪と連呼されています。ただ、とにかくめちゃくちゃ可愛いことは確かです。タイトルからしても、ただそのことが伝われば良かったのかも。この歌を聴くと車田正美先生を思い出します。「リングにかけろ」の連載当時、石野真子さんのファンだったらしく、溢れんばかりの思いがちょいちょいネタとして描かれていました。そして、この歌の歌詞が出てきたシーンがありました。その後「星矢」の頃になったらのりピーファンになってたんですよねぇ。 |
| ワンダーブギ | 79年 | これは、分かる方にはわかると思いますが、問題作というか一体どんな意図があって作られたのかわからない曲だと思います(笑)。イントロでのバックダンサーの子供達との掛け合い(茶番)、そして♪ブギウギシュワッチ ブギドゥワー♪という謎の歌詞とウルトラマン風な謎の振り付け・・。最初、CDで聴いた時はめちゃくちゃ驚いて「なんじゃこりゃ!」と思いましたが、その後歌唱シーンを見ると納得の出来栄え!これは癖になるわ・・という訳で、この歌の歌唱シーンを探して見るほど好きな曲になりました。今ではシングル曲の中で2番目に好きです(笑)。 衣装が、野球のユニホームだったりミニミニなサマードレスだったりサロペットだったりしたけど、私はピンクのサロペット姿が一番好きです。あれを難なく着こなせるなんて、めちゃスタイルがいいんですねぇ。 |
| ジュリーがライバル | 79年 | まさかと思ったら、本当にあのジュリーのことでした。ニックネームとはいえ、他の歌手の名前が歌のタイトルに入っているなんて凄すぎ。更に、♪狙いをつけて 素早く バン バババン♪の後の振り付けとメロディが「危険なふたり」のある箇所と同じで驚きです。曲も、楽しい感じでイイですよ。 |
| 春ラ!ラ!ラ! | 80年 | 初めて聴いた時に、その曲の可愛らしさと歌詞のヤバさのギャップに驚きました(笑)。河合奈保子さんの「けんかをやめて」と同じ効果です。あと、「春」という字は三人の日と書く という小ネタ(?)に気づかせてくれた曲です。これも振り付けがとても可愛いと思います。 |
| ハートで勝負 | 80年 | 一番好きな曲です。♪危険は承知の上だけど ここで勝負に出てみるわ~♪でどんどん盛り上がっていくところが特に。トランプ(ポーカー)がモチーフになってるだけあって、実際にカードを持って振り付けに取り入れていたり、「ふしぎな国のアリス」みたいな衣装もとても可愛いと思いました。紅白にこの曲で出場されていましたが、超高速スピードで歌わされていてちょっと大変そうでした。昔の歌番組では、生演奏の時はその時の時間と出演者数(?)によってテンポが遅くなったり早くなったりするのがよくあって、面白いと思いました。聴く方としてはちゃんとオリジナルのスピードでやってほしいと思ってしまうけど。間奏や歌の一部分を省略したりというのもよくありましたが、カラオケが主流になってからはこういうことはほぼなくなってしまったので、当時ならではで貴重なことだと思います。 |
| めまい | 80年 | 久々のしっとりした感じの歌。この次の「彼が初恋」もそれまでよりちょっと大人っぽい雰囲気で、やっぱり19~20歳がみんなアイドルとしてのターニングポイントなんですねぇ。ちょっと歌謡曲っぽい感じもします。 |
| 彼が初恋 | 80年 | この曲は実は今まであまり聴いたことがなかったんですが、今回じっくり聴いてみてどこかで聴いたことがあると思ったら、「スター誕生」で小泉今日子さんが歌っていたんですね~!!出だしの部分で「おお、これは!」という感じでした。振り付けも大人しくなって、ちょっと寂しい気もします。 |
| 恋のハッピー・デート | 80年 | ノーランズの「Gotta Pull Myself Together」のカバー。両A面レコードの中のひとつ。両A面って80年代によくありましたが、結局のところどういうことなのかよくわかりません・・。普通テレビ番組ではA面の曲しか歌わないけど、両A面だったら時と場合によって歌う曲をどっちにするか選ぶってこと??それはいいとして、私は海外の曲のカバーはあまりハマらないんですが、これはとてもイイです!オリジナルバージョンを先に知っていたけど、それでもこっちもいいなと思ったので本物ですよ(笑)。とにかく可愛い! |
| 彩の季節 | 81年 | 出だしの雰囲気から、もう少し大人っぽい曲感じなのかと思ったら♪吹く風の~♪のところから明るく元気な感じになるのがイイ。やっぱりこういう明るい曲が合ってるなぁと思いました。 |
| 恋のサマー・ダンス | 81年 | 夏らしくて可愛くてイイです。大人っぽい曲に移行しつつあったのを寂しく思っていたファンの方はきっと嬉しかった&安心したのでは??昭和アイドルの夏は本当にイイ!!実はこの歌も洋楽のカバーなのかと思っていたんですが、普通にシングル用に作られた曲でした。なんだかどこかで聴いたことがあるような気がするんですが、気のせいなのか・・。 |
| バーニング・ラブ | 81年 | アイドル時代の最後の曲。これ、結構気に入っていてよく聴いていました。80年代アイドルの、アイドル卒業間近の頃の歌は歌謡曲調になるかロック調になるかで訳が分からない路線になってフェードアウトしていくのが多いんですが、この歌がラストなのはとてもイイ!!なにしろ♪私は火の鳥♪という歌詞が入ってますしね。最後まで明るく、らしさ満載で素晴らしいです。 |
| めぐり逢い | 85年 | 引退 → 復帰後に出された曲。4年のブランクがあったとは思えない程上手すぎる。すっかり大人になった後の歌とはいえ、まだ当時24歳くらい・・??成長しすぎというか、貫禄ありすぎ!!昔の若者はみんな大人なんですね。今だったら34歳くらいの雰囲気があると思います。いや、今なら30代でもこんな雰囲気は出せないかも・・。 |
| ガラスの観覧車 | 87年 | この時代にも新曲を出していたんですね。もう妹さんが「だいじょうぶだぁ」で活躍しだした頃。作曲の林哲司さんの歌唱バージョンもあって、そちらが映画「ハチ公物語」の主題歌に使われていたそう。映画は見ていないので何とも言えませんが、歌自体は80年代の雰囲気が感じられてとてもイイ。私は当時映画「マリリンに逢いたい」を見に行って、あのEDの歌がとても好きで、その時のことを思い出しました。あの時代の歌は今聴いても古臭さがないんですよね。 |
ちょっと苦しいところもあったけど、なんとか今回も無事完了(笑)。好きなのが「ハートで勝負」あたりまでなので、それ以降はやっぱりあまり聴きこんでいなかったのがバレバレかもしれません。こればっかりは好みの問題なので仕方ないことなんですが・・(^^;)
でも、アイドル後期の頃までわりと明るく華やかな曲調が多かったので、アイドルらしいポップな曲が好きな私でも全体的にとても聴きやすかったです。レビューをするために、当時の歌唱シーンを検索してたくさん見ましたが、どの歌唱シーンも安心安定の歌唱力で、やっぱりスゴイなと思いました。2,3曲投下して消えていく、ちょっと下手なアイドルもたまらない魅力があるんですが(他のアイドルの方のレビューを見ていただければ分かると思いますが、私はどちらかといえば下手な方にハマってしまう派)とにかく「みんな違ってみんなイイ」のです(*^_^*)
そんな歌唱力には申し分ない真子さんですが、レッツゴーヤングでの司会っぷりはいろんなところでハラハラしました(笑)。
| 2023年7月20日 記 |
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