無敵ロボ トライダーG7


1980年に放送されていた「無敵ロボ トライダーG7」です。

いつ購入したのか、なぜ購入したのかも全く覚えていないのですが、DVDを持っていて、いつものパターンで最初の10話くらいまで見た後そのまま放置。やっと2022年に見終わることができましたので語りたいと思います。

このアニメは、2023年現在の今でも未だに新作が作り続けられているガンダムの最初のシリーズの後番組ガンダムの内容が子供には難しすぎて、おもちゃの売上がイマイチだった反省から、思い切り子供向け振り切ったところ、子供達にとても人気があったようです。日常生活描写メインの単純明快な内容で一話完結スタイル。一回や二回見逃したところで、話の流れに全く支障がないってやつです。やっぱり子供にはこういうのが受けますよね。いろいろ見てみた結果、私もリアル系よりやっぱりこっち系の方が好きです欲を言えば、そこにちょっと一癖、制作側のこだわり要素を加えてあれば言うことないですね。そのあたりがロマンロボシリーズは絶妙でした。

このくらいの時代になると、私と同世代の方でも「内容は記憶にないけどおもちゃやグッズが家にあった」という方も多いのではと思います。ちなみに私は「イデオン(トライダーと同じく80年放送)おもちゃを持っていました。番組を見た記憶もないし、何で持ってたのかも不明なんですけどね。
デオンといえば、ガンダムの後番組はイデオンだと思っていました。その方が流れ的に自然な感じがしたので・・。しかし、トライダー → ダイオージャ ときて、ザブングル → ダンバイン はなかなかハードですね(笑)。

このアニメは、「ど根性ガエル」や「あさりちゃん」、藤子アニメのような雰囲気があって、見ていてとても懐かしかったです。私は子供の頃ロボットアニメを見たことがなかったので、昭和のロボットアニメを見ても「懐かしい」という感覚にはならなかったのですが、このアニメではすごく郷愁を感じました。ああ、80年代ってこんな感じだったな、日常生活メインのアニメが多かったなぁ・・・と、とても楽しく見ることができました。
ここからは定番の「良いところ」「気になったところ」ですが

★良かったところ★

・ワッ太の扱いにストレスを感じない
主人公・ワッ太はまだ小学生なのに、亡くなった父親の後を継いで「竹尾ゼネラルカンパニー」の社長として働いています。その仕事の内容がOPでも出てくる「宇宙の何でも屋」で、「トライダーG7」に乗って宇宙へ出て、頼まれ事(元々は何かを運んだり、手伝ったりがメインのはずなのに、結局敵が出しててくるメカロボットとの戦闘になる)を解決しています。
退屈な業中とか居残りとか、嫌なことを中断するときはいいのですが、遊びの途中とか好きな授業や遠足の途中でも仕事が入りしだい出ていかなければならず、「今いいところだったのに」「せっかく〇〇の途中だったのに」ごねることも多く、ちょっと可哀想になります。でもその後のみんなのフォローがスゴイのです。みんなワッ太の事情を知っていて、どんな中途半端なところでも、たとえ喧嘩の途中でも「仕事なら仕方ない」「頑張ってきな」と快く送り出し、中断したまま待っていてくれるのです。食事系の場合はちゃんと分け前を残しておいてくれるという手厚い配慮!こんな感じなので、見ていてストレスを感じることは一切ありませんでした。中には「いつも途中でいなくなるんだから」と怒られたり「戦いに行ってる間に全部食べちゃったよ」「もうとっくに終わっちゃったよ」「そんなぁ~(トホホ・・)」みたいなパターンが多発するアニメもありますからね。ああいうのって、アニメとはいえ見ていてモヤモヤしてしまうんですよね(笑)。それが一切なかったのがスゴイなぁと思いました。あと、初期の話でワッ太がいつも遊びを中断させられるのを可哀想に思った社員達が、戦いが終わった後、もう夜なのにワッ太の草野球に付き合うというのもありました。あれには大変目頭がアツくなったものです。

・登場人物がみんなが優しい
ワッ太とその家族、ワッ太の会社「竹尾ゼネラルカンパニー 」の社員達、 学校の同級生達や先生、ご町内の人々・・みんな優しすぎて、たとえイザコザがあっても最後は必ず仲直り。本当に悪い人は出てきませんでした。 ロボットアニメでありながら、まさに下町人情モノ ・ハートフルなストーリーが楽しめます。ダルタニアスも同じような雰囲気があったけど、あっちは結構ハードで厳しい展開も多かったので・・。でもこっちはほぼハッピーエンドで、ギャグも多いし全体的に安心して見ることができました。

・大人が大人
ワッ太は社長なので、社員達はいつもワッ太のことを「社長!」と呼んでいます。しかも小学生とはいえ、一応上司なので大人の社員達はワッ太にはいつも敬語を使って話しています。仕事をやってもらいたいがために、ご機嫌取りをするようなこともよくありましたが、ワッ太が生意気に見えることはほぼなく、ワッ太が良くないと思われることをしたときは、大人として叱って言い聞かせていました。これがまたメリハリがあってちゃんとしているなぁと思えて好きなところでした。 特にカンニングでテストを切り抜けようとしたのをみんなで止めようとした話の時は良かったなぁ・・。あと、地味な話だけど、ワッ太達が「秘密基地」として小さな小屋を建てるのですが、それを知った担任の三重子先生が「これを作ったことは決して無駄ではないけど、公共の土地に勝手に小屋を作ってはいけない」ということを諭したシーンもなんか感心しました。秘密基地といえば昭和の小学生あるあるで、まさにこれと同じような体験を私もしたことがあるので、そのリアルさにも驚きました。

・専務と大門先生のやり取りが面白い
どこへでも、どんな時でも仕事が入ると自転車で迎えにくる専務と、それを迎え撃つ(?)大門先生。特に遠足か何かの時に登山先にまで自転車でやってきた時は笑ってしまいました。このやりとりが好きだったのに、なぜか後半回数が減って言ったのは残念でした(笑)。「ダイオージャ」のバルジャンとジンナイのドタバタを思い出します。

・ワッ太の声がイイ
ワッ太の声は間嶋里美さんですが、私はあまり 間嶋さんを知らなかったんですよ。80年代半ばで引退(?)されていたようなので当たり前といえばそうなんですけど・・。 先に「愛してナイト」を見ていたので、それの五十鈴ちゃんの声だったというところでピンと来ました。(思い出す役がマイナーすぎですが・・(^^;))そして、古谷徹さんの奥様だということを知って「おお!そうだったのか」とも。 で、このアニメで初めてガッツリ声を聞きましたが、ハツラツとした声で、しかも可愛くてとても聞きやすくていいなと思いました。

・「バードアタック」がカッコいい
トライダーG7の必殺技。トライダーの胸の鳥の部分から光が出るので、最初は光線で攻撃しているのかと思ったら、どうなってるのかよくわからないけどトライダー自体が鳥形の光になって飛んでいく、まさかの体当たりでした。スッキリサッパリ敵を倒せるので爽快感があって素晴らしいです。

・死人がいない
結局一人も死人はいなかったと思います。死についての描写があったのは回想シーンのワッ太のお父さんくらいで、他は戦いの舞台がほとんど宇宙だったこともあって、巻き添えを食う人もいませんでした。ロボット帝国側の人型キャラも、実はみんなロボットだったので倒しても爆発するだけでリアルな生々しさは一切ありませんでした。しかも、ワッ太が倒すのはメカロボットで、直接人物を倒した形にはしないという配慮(?)もされていたようでした。毎回のようにゲストキャラが死んでしまうアニメが多い中、ロボットアニメで犠牲者を出さずに描くこともできるんだなぁと感心しました。

・「あの町この町日が暮れて」はマジで泣ける
このサブタイトル、なんか聞いたことがあるなぁと思いつつも何気なく見ていたら、ラストで不意打ちを食らって泣かされまして、そこで思い出しました。確か当時、アニメージュの何かの賞(名作大賞みたいなやつ)に選ばれたんですよね。それを読んで知っていたから何となくサブタイトルを覚えていたんですね~。
内容自体はよくある話で「ひと夏の友情」・・せっかくいい友達になれたと思ったらすぐにお別れ というパターンです。今回のエピソードの舞台がお祭りだったことが、その切なさを更に引き立てていて良かったんですよ。露店とか芝居小屋とかサーカスとか、そういうところで生計を立てている人達というのは、どんなに仲良くなっても町から町を移動して行くため、お別れからは免れられません。それに祭りが終わった後というのは、そこまで思い入れがなくても今も昔も変わらず切ない気持ちになるものです。この回のあらすじについて簡単に語るとこんな感じです。

祭りにやってきたワッ太達。ワッ太は、射的の露店を開いている少年・良一と出会います。良一はワッ太が遊びでロボットを所持しているものと思い、公園にあるトライダーG7を傷つけてワッ太と喧嘩になってしまいます。しかし、ワッ太も良一も「小学生なのに仕事をしている」という点で意気投合。ワッ太はトライダーに良一を乗せたりしてすっかり仲良しになります。翌日、今度はワッ太が良一の露店を手伝っていると、いつものようにメカロボットが現れ、ワッ太は出撃します。戦っている間に祭りは終わっていて、ワッ太が戻った時には良一は手紙とプレゼント(射的の景品)を残して去っていました。ワッ太はトライダーで良一の乗った電車を追いかけ、トライダーの中から良一にさよならを伝えるのでした。

・・という感じです。泣き所は、良一がお別れに残していったプレゼントが、ワッ太が最初に狙って撃ち落とすことができなかった景品(これが、自分用ではなく弟や妹のお土産用の人形だったことがミソ!!)だったことと、良一が電車の窓からトライダーG7を見てワッ太に気づいて涙を流すところです。今回これを語るために久々に見直しましたが、最初に見た時と同じところで泣いてしまいました(笑)。移動や転校ばかりで友達がいなかった良一と、ワッ太にとっても良一が初めての自分と同じ境遇の友達だったというところもイイですね。

小学生の頃、仲良くなって一緒に遊んだことがある子の中に、公園でしか会えない子(いつの間にかその子が公園に来なくなって「最近見ないけどどうしたんだろう?」となる)、夏休みの間だけいる子、数か月でいつの間にか転校していった子とかいろんな子がいました。今思えば家庭の都合で短期間だけ滞在していて、その一瞬の間にたまたま仲良くなっただけってことなんでしょうけど、この話を見ていると、そんなことをいろいろと思い出してしまいます。もう随分遠い昔の話になってしまったなぁと懐かしくも切なくなりました(T_T)

ここからは、その他の心に残ったエピソードを紹介します。

「妹・サチ子は世界一」
ワッ太のしっかり者の妹サチ子メインの話。お母さんから託児所(勤務先)の手伝いを頼まれたサチ子のお手伝いをするワッ太だけど、子供達と一緒に騒ぐだけで役に立たず、その上、その子供の中の一人を危険な目に遭わせてしまい、その尻ぬぐいをサチ子が全部やってくれた というような話。
いつも元気でお調子者でちゃっかりしていて、しかもそれなりにサクサクと仕事をこなしているワッ太の脆い姿を見ることができる貴重な回。タイトルから想像できる通り、兄妹愛を感じさせられる回で、私はこういう話が大好きです。ラストでサチ子をおぶって帰るワッ太の姿を見ていると、色々と自分の汚れた部分が浄化されていくような気分になれます。浄化されたとしてもすぐにまた汚くなるんですけどね(笑)。それにしても、託児所の子供の世話っていうけど、サチ子もその子供達とそんなに年が変わらないんじゃないの?というのがツッコミどころです。

「熱がなんだ情熱だ」
高熱を出したワッ太に代わって、妹のサチ子がトライダーを操縦する話。
またサチ子メイン回。私はサチ子のファンなのか?(笑)。一度もトライダーの操縦をしたことがないサチ子がワッ太の指示で発進させるシーンはハラハラしました。でも、サチ子が操縦したのは最初だけで、結局メカロボットとの戦いになるとワッ太が全部やってしまったのがちょっと残念。そこまで無理できるなら、最初から全部自分がやった方が手っ取り早くてよさそうでした。人に教える方が体力使いますからね。ラストはまた兄妹愛で締めでしたが、ワッ太がサチ子からの手紙を「ふりかけだ」といいつつビリビリに破ってお粥にかけて食べたのは笑えました。
高熱で瀕死の状態のワッ太というのもなかなかレアでした。ワッ太って戦って怪我とかしたことあったっけ?ッ太に限らず、社員も最初から最後までずっと全員無傷だったような気がします。
このアニメに限らず、怪我や高熱でフラフラの状態で戦うパイロットの姿というのは燃え(萌え)るものです。

「常務は父親一年生」
子供がいない常務夫婦が、養子を迎えたもののなかなか懐か心痛する話。
なかなか濃厚なエピソードで、途中でロボットアニメだということを忘れてしまいそうでした。常務に引き取られることになった少年・竜介は、今までいろんな家族に引き取られたものの、どの家族とも馴染めずにひねくれてしまったという設定でしたが、きっと似たようなエピソードやもっと酷いエピソードが実際にあるんだろうなと思います。竜介は「コンバトラーV」の小介に激似の頭がよさそうな少年です。ワッ太と喧嘩になったことで、トライダーにイタズラされてしまい、ワッ太達は危険な目にあってしまいますが、あの巨大ロボ・トライダーの動きを封じるイタズラをスパナひとつでやってしまう竜介は相当スゴイのかも??感動的なラストで丸く収まりましたが、わりと大変なことをやらかしたわりには、あっさり終了してしまった感じもします。この回のトライダーに課せられた仕事、「荷物を渡して受け取り印をもらってくる」はちょっと笑ってしまいました。トライダーならではですね。

「ワッ太の誕生日」
誕生日なのに、みんな自分のことで忙しくて構ってもらえないワッ太。自分のことなんてみんな忘れてるんだろうなと思いつつ、戦いが終わって会社に戻ったらみんなが内緒で誕生日パーティーの準備をしていてくれた・・という、子供向けマンガ・アニメ・ドラマ・絵本等で何度となく見た定番エピソードでした。
あまりに使い古されすぎたパターンだからか、平成以降はこの手のエピソードはあまり見かけなくなった気がします。今でもあるんでしょうか。誕生日のはずの本人がすっかりそのことを忘れていて、みんなにサプライズパーティをされて気づくっていう昔と逆パターンならあるような気がしますこの回はサブタイトルと冒頭の「祝ってもらう気満々でウキウキのワッ太」を見た時点で既に展開が読めまくって、本当にそのとおりになったのですが、わかっていてもラストは感動してしまいました。みんなもだけど、ワッ太も本当にイイ子だなぁと思えるラストでした。ワッ太はカオルちゃんにもプレゼントをもらっていましたがどんな手袋を選んだのか中身も見せてほしかった。常務の息子になった竜介が登場したのも良かったです。それしても、パーティーのケーキと団子、美味しくなさそうだったなぁ(笑)。今回に限らず、この時代のアニメはまだ食べ物や飲み物が美味しそうに描かれてないなぁと他のアニメを見てもよく思っていました。ハイジに出てくるチーズとかはあの時代のわりにはクオリティが高かったということですね。

「男・大門ここにあり」
ワッ太はいつものクラスメイトや先生達とスキーに出かけるが、いろいろあって遭難してしまう。運よくシャトルで社員達が助けに来て事なきを得るが、生徒たちを守ろうとする大門先生の活躍をこれでもかと見ることができる回。
大門先生は超熱血漢で根はイイ先生なのですが、いちいち暑苦しい上、三重子先生が好きでデレデレしたり、専務と対立してギャーギャー騒いだりと鬱陶しさ満点の先生でもあります。この回は珍しくシリアスで、大門先生の素晴らしさが凝縮された回で私は好きです(笑)。勝手な行動を取ったワッ太やアキラを殴ったり、洞穴で吹雪が止むまで子供たちを勇気づけるシーンはまたロボットアニメだということを忘れそうになり、一体何の学園ドラマを見ているんだろうという気分になります。

「危険がいっぱい大仕事」
最終回のひとつ前の回。最終回はワッ太の小学校の卒業式で、戦いについては実質これが最終回みたいなものです。
なんと言っても感動点は健一ですね。健一はワッ太のクラスメイトの一人で、スネ夫の金持ちで嫌味っぽいところをもっとパワーアップさせたようなキャラです。本当はワッ太と仲良くしたいのに、上から目線のバカにした発言が多くてちょっとイラっとしたりしますが、別に悪い奴ではありません。ワッ太には対抗意識を持っていていつも張り合っていたのですが、この回で改めてワッ太が戦っているシーンを見た健一は、ピンチのワッ太を初めて声を出して応援したのです結構感動しました。最終回も、本当は自分だけ私立の中学へ行く予定だったのが、「君たちと別れるのが寂しいから」と素直に言って結局ワッ太達と同じ中学に行くことにする、という場面があります。大門先生と三重子先生が結ばれるというイベントもありますが、それまでのエピソードを見ていたら「そりゃそうだろうな」とありがちすぎる展開だったので、健一の件の方が感動してしまいました。

★気になったところ★

・敵と味方がお互いにお互いを把握していない
このアニメの一番の特徴でした。ワッ太達がトライダーで戦うのは、OPやEDで歌われているように「仕事」だからで、「給料を出すため」「お金を稼ぐため」なので、地球を守るとか平和がどうとか言うことはほぼありませんでした。しかも、毎回メカロボットが襲ってくるのに「なぜ襲ってくるのか?」「誰が操っているのか?」ということについて最後まで言及しませんでした敵は敵で、トライダーに乗っているのが地球人ということはわかっていても、「何という名前のロボットなのか?」「誰が操縦しているのか?」ということを最後まで知りませんでした。普通のロボットアニメだとお互いにお互いがどんな組織なのか調べ上げ、いろんな作戦(人質やニセモノ、主人公の関係者の巻き込み等々・・)で対抗してくるのが当然でしたが、そのあたりが一切ないところがとても珍しいアニメだと思います。
そんな感じなので、ワッ太達地球側はいつもほのぼのしていて最後まで私生活メイン。敵側だけが「おのれ地球人め(誰が乗ってるのかは知らんけど)!!」という、バラタックと逆の温度差があったのが気になるところでした。でも、それがこのアニメの醍醐味なので「それを言っちゃあ・・」という感じなんですけど・・。でもやっぱりお互いの戦いに対する温度は同じくらいな方がいいと私は思いました。
DVDのブックレットに、「ガンダムの後番組とは思えないと言われるかもしれないけど、改めて内容を見ると『ガンダムを経て作られたアニメだ』ということがわかってもらえる」というようなことが書かれていましたが、まさにそれがこのアニメの気が抜けたような、ちょっと皮肉ったような雰囲気のことだったんだなと思いました。

・郁絵ちゃんの髪型がダサい
どうでもいいことなんですけど、初めて見たときからずっと気になって仕方がありませんでした(笑)。当時流行っていた「スターウォーズ」のレイア姫と同じ髪型にしたらしいんですが・・どう見ても「フレンチクルーラー」にしか見えなくて・・。ハワイに行った話で普通に髪をおろした大人っぽい姿をみることができますが、「こっちの方がイイじゃん」と思いましたよ。幼い感じにするなら「ダイモス」のナナみたいなツインテールにすれば良かったのにと思います。しかも、名前が「イクエ」って・・。もう「イクエちゃん」といえば当時も今も「夏のお嬢さん」のあの人なんですよ。40年以上「イクエちゃん」の座を譲らないのもこれまた凄すぎなんですけどね(笑)。これももっと違う名前にしてほしかったなぁ・・。

・担任の先の謎
ワッ太のクラスの担任の先生は三重子先生。そして、ワッ太達に何かと絡んでくる熱血教師が大門先生なんですが、実は大門先生はワッ太の隣のクラスの先生なのです。特に中盤以降は三重子先生より大門先生の存在感の方が強いので、当時、大門先生がワッ太の担任だと思っていた人も多いんじゃないかと思います。今回じっくり見てみて、むしろなぜそうしなかったんだろうと不思議に思いました。大門先生がワッ太のクラスにばかり構うから、自分の担当しているクラスを放置しているかのように見えたほどです(笑)。ヤンチャなワッ太と絡めていろんなエピソードを作ろうと思ったら、大門先生の方が絶対に向いてると思うんですけどね。あえて逆の方にしてみたってことなんでしょうか。

・敵の最後があまりスッキリしなかった
一言で言えばまさかの「地球征服をあきらめた」で終了です最終回のひとつ前の回が最終決戦で、敵の総司令官ザクロンは地球のロボット「トライダー」に勝てないということを悟ります。それで最終回はマザーコンピューターに自分の力不足がバレないように「地球は支配する価値がない星なので、征服しない方がいいですよ」というようなことを伝えて、マザーコンピューターも「お前がそういうなら地球はもうイイや」と、去って行ってそれで戦いは終了。その後は「そんなことより」とでも言うかのようにワッ太達の卒業式が丁寧に描かれて「これからも学校とお仕事頑張るぜ!」みたいな感じで終わりです。ラストは戦いがなく、卒業式だということは前から知っていたのですが、まさかこんな終わり方だとは思いませんでした。最後まで独自路線を貫いて素晴らしすぎです。でも、一応敵は倒して「もう襲ってくることはなくなった」という形にしてほしかったと思いました。諦めて去っていったということは、また気が変わって戻ってくるという可能性もありますからね。
ワッ太達もそんな敵(・・とも思っていないんだろうけど)について「そういえば、最近メカロボットが襲って来なくなったね」という程度の感情しかなく、最後までマイペースでした。
あと、ザクロンはイケメンだけど体デカすぎ!!胃薬みたいな名前だし。


そんなにハマるという程のことはありませんでしたが、普通に面白かったです。一日に2話ずつ見ていくくらいが丁度いい感じです。全体的に漂うノスタルジックな感じが溜まりません。自分の小学生時代に思い入れがある方はとても懐かしく、楽しく見れるのではないでしょうか。
私も、幼稚園や小学生の頃のことを昨日のことのように思い出せてしまうタイプなので、大変心に刺さるエピソードが多くて良かったです。いつも、ふざけたツッコミレビューばかりしていますが、今回は真面目に語りすぎたような気がします(^^;) それだけいろいろ考えさせられたということですね。



2023年3月20日 記