沢村美奈子


81~82年頃に「サンデーズ」だった沢村美奈子さんです。
初めて歌を聴いたのは、レッツゴーヤングではなく、90年代後半に昭和アイドルのオムニバスCDを買ったらたまたま「パンプキン・ラブ」が収録されていて、それで知りました見た目といい、曲といい80年代初頭のアイドルを凝縮したような感じ、でまさに「いかにも」なアイドルだと思いました。80年代のシングルレコードのジャケットって「本人はもっと可愛いのに、なんでこんな残念な写りのやつを採用したんだ?!」と思うのが結構多いんですが、そんな中、短い歌手生活のうちの2枚ともちゃんと可愛く写っているのがいいなと思いました。


「インスピレーション」81年発売

この曲はレッツゴーヤングで見て初めて知りました。♪ね~ぇ、私の〇〇好き?♪「好き!!」という観客との掛け合いはきっとご本人は恥ずかしかっただろうし怖かった(誰も言ってくれなかったり、盛り上がらなかったらどうしよう・・とか)に違いない、と思いました。
全体的に思い切り元気いっぱい、ブリブリなアイドルソングですが、後半♪こんな気持ちを わかってほしいの♪の部分は切なげで萌えるところ。「普通の人が歌うのは絶対に許されないだろう」と思ってしまう歌詞ですが、ちょっと頼りなさげなところがそういう「何言ってんの?」な部分を緩和していて、絶妙にマッチしていたと思います。


「パンプキン・ラブ」81年発売

ご本人出演のお菓子のCMにも使われていたという曲。派手なサビから始まって、覚えやすいし、一見流行りそうな感じの曲だと思いました。確かにCMに使うにはピッタリだし、アニメ主題歌とかでもいいかもとも思えます。♪女の子から気持ち 言い出す愛は パンプキン・ラブ♪って、よくわからないけど「パンプキン」ってそういうことなんですか?「かぼちゃワイン」もそういうことだったのか?!そういう、今となっては訳のわからない例え(隠語?)がまた80年代らしくてイイ。♪マイ ロンリー プリティガール♪からの♪ラーブ ラブラブ パンプキンラブ♪が思いきっていてイイ。
B面が「シックスティーン・フィーリング」という曲で、これがまたオールディーズ調な感じでイイんですよ。個人的には両A面といってもいいと思ってます(笑)。


本当に可愛らしくて、歌っている姿はお人形のようでした。衣装もリカちゃんみたいな感じだったし。歌も上手いし、きっと「売れる!」と思っていた人も多かっただろうなと思いますが、あっという間にいなくなってしまった理由が切なすぎて、やっぱり売れるかどうか・続けられるかどうかは「運」なんだなとしか思えませんでした。

2023年8月10日 記