前回の話でついにオリビアを取り戻した敬。これまでのオリビア救助編のエピソードが全くなかったかのように、それ以前の雰囲気に戻っていたのが拍子抜けしてしまいます。オリビア救助編の敬はいつも全力投球。連邦軍全体にオリビアに対する愛をぶつけた日々が懐かしい。博士から「成長したなぁ」と労われたのも後半エピソードとしては相応しく、「ああ、これがクライマックスで最終回が近づいて来てるんだなぁ」と思わせられもしました。様々な困難を乗り越え、ささやかな愛の儀式(!)まで経験した敬は一回りもふた周りも成長して最終決戦に臨むんだろうと思いきや、相変わらずマイペースなままなのでした^_^; いやいや、考えようによっては「どんな苦労をしたとしても、あくまで表向きは3の線を貫く敬」なのかもしれません。
それから、今回は久々に王道なロボット同士の戦いが楽しめます。レザリオン本体が変形したり、中身のユニット部分が抜けていろんな形になるところは「レザリオン」の他のロボットアニメとちょっと変わった設定が生かされていて面白いと思います。普段はレーザーコマンドからレザリオンに合体するシーン以外はあまり出てこないので、そういう意味でも必見かもしれません。という訳でレビュースタートです。
月基地についにジャーク大帝艦が到着。相変わらず洗脳されたままのオリビアのパパやインスパイアもその到着を喜んでいました。
そこへ、一緒に捕まっていた月系住民のいかにも兵士その①その②みたいな人がある作戦のために呼び出されます。
その情報をキャッチしていた地球連邦軍基地でも、「ついにジャークの地球侵略が開始された」と出撃の準備に取り掛かります。「月系住民・火星系住民も、反乱軍とはいえ、元は地球人なのだから助けなければ!」と今までの戦いの総仕上げ的な、辻褄合わせ的な将軍の立派な決意です。月系住民とか火星系住民とか、私は正直もう忘れてましたよ・・。
そんな非常時に地球の救世主・レザリオンのパイロット、敬は何をしていたかというと、学校で補習授業を受けていたのです・・・!!先生はいつもの植原先生。「光合成産物のゆくえ」って、あの人理科も教えるのか??それにしてもあんな大仕事を済ませた後も暇ができると即学校!!なんて律儀なんだ敬・・。もうそんな所に行かなくても、今更光合成について勉強しなくても、連邦軍に就職して一生生きていける程の成果を上げているというのに・・・。
敬はといえばいつものように授業は上の空。あくびをしている所にふと窓辺を見ると、外にチャールズがいて何やら手で信号を送っています。「緊急事態発生」という合図に気づいた敬はこっそり教室を抜け出します。
チャールズから「月基地への総攻撃が決まったぞ」と聞くと「オリビアのパパを助けるチャンスだ!」と嬉しそうに答える敬。オリビアの時はずっとシリアスだったのに、パパの時は心に余裕があるせいか何とも楽しげ!そこへサハラとオリビアが車で迎えに来ます。そこで「二人(敬&オリビア)はシークレットフォースに硬くガードされていた」というナレーションが入りますが、もしやサハラとチャールズは二人に一日中付いて回っているということなんでしょうか・・・。基地では出動の命令が出される前からモンローが「3人(敬・チャールズ・サハラ)は学校です」と言っていたのできっとそうなんでしょうね~。登校から下校まで見送る、授業中も外で待機・・・何もなければこれもなかなかかったるい仕事・・・というか、はっきり言ってムダな仕事!!敬もオリビアも、ジャークに完全に正体がバレてしまったからということなんでしょうけど、それならもう学校なんて行かせずに家族ぐるみ基地でかくまえばいいのに、さすがにこの状況を隠し通すなんて無理ありすぎ!みんなもういい加減全てぶっちゃけて楽になろうよ~と言いたくなってしまいます。
多くの視聴者がこのシーンをみて同じことを思ったと思いますが、そこへ久々に敬のお母さん乱入!!お母さんは敬が学校をサボっていないかわざわざ学校まで見に来たのです。いきなりのお母さんの乱入に終始真顔で無言のチャールズ&サハラが笑えます。そこへ先生までやってきて、敬が授業の最中に逃げ出したことがバレてしまいます。お母さんに言い訳したくてもできない敬。敬は先生に引き摺られて教室に連れ戻されてしまいました。ああ~久々に感じるこのじれったさ!!ギャグっぽく書かれているのが救いですが、本人が一番頑張ってるのに他の人からみればサボってる・逃げてるなんて思われるのが一番ツライところですね。先日「ザ★ウルトラマン」を見ていたら、主人公がまさにこの状況下に置かれていて、見ているのが辛かったです。「もう勘弁して下さい、ウルトラマンジョー二アス!」って思っちゃいましたよ。
そんなのん気なドタバタが繰り広げられる中、連邦軍は宇宙に浮遊していた1体のジャーク戦闘機を捕獲します。その中には先ほどの兵士その①その②の人(一応ちゃんと名前があるんですけど・・・)が乗っていて「月へ足を踏み入れたら、人質の月系住民と火星系住民の命はない」というメッセージを伝えます。伝えるといっても、既にその二人は死んでいて、二人の遺体を乗せた戦闘機からあらかじめ録音していた音声が流れていただけだったのです。地味ですがなんだかゾッとするシーンです。レザリオンってこういう「地味だけど怖い」シーンが多いような気が・・。そんな残酷なシーンを目の当たりにして、パパを重ね合わせて不安がるオリビア。将軍が「君のパパは洗脳されてジャークの一員になっているから大丈夫だ」と根拠のないことを言ってなれなれしく肩を抱いてなだめます。だって、兵士その①その②の二人もジャークの一員だったんですよねぇ~・・・。
その頃、ジャーク大帝はいつもの通りライフモスを要求していましたが、ジャークの幹部達は「あと2、3日で手に入りますから」と適当なことを言ってごまかしていました。ジャーク大帝へ早くライフモスを献上しなければ、と焦る反面、「このままにしておけばジャーク大帝は衰弱しきって・・・」となんだか期待してしまうケプラーとプロミネンス総統・・。特にプロミネンス総統はジャーク大帝がいなければ自分が一番トップでいられるのです。なんだか内部崩壊危機のジャーク星人達なのでした。
その後、これからの流れを会議するジャークの幹部達。とりあえずギャリオサバンをよりパワーアップさせたザキゴルサバン(安易な名前・・)でザキとゴルがハワイの洞窟へライフモス採取に行くことになりました。
ハワイに飛来物があったことを知った地球連邦軍は火山の前で待ち伏せます。すると、そこからザキゴルサバンが現れたのです。連邦軍だけじゃ手に負えず、シークレットフォースやレザリオンも出撃することになりましたが、肝心のメインパイロットがいません。敬はといえば、さっきの続きでやっぱり学校にいたのです(汗)。いやいや・・・、もうそんなことをしてる場合じゃないと思うんですけど。真顔で「あの先生じゃ帰してくれそうにないわね」「弱ったなぁ」というサハラと博士・・・。もう何ていうか・・・弱りどころが違うと思うんですけど・・。そこへモンローが「私にまかせて!」と切り出します。
地球が危機だと言うのに、敬は先生からマンツーマンで授業を受けていました。チャールズが敬を連れ戻そうと「もうそのくらいで引き上げてはもらえないだろうか・・」と遠慮がちに言っていたのが笑えます。そこへ、モンローがやってきてお色気ムンムンで先生に迫って行きます。その隙に教室から脱出する敬とチャールズ・・・。素晴らしすぎる展開です。
学校という束縛からやっと解放された敬はチャールズ・サハラ・エレファンと共に例の洞窟へやってきました。それぞれメカから降りた4人でしたが、エレファンが「僕は50メートル先のジャークを感じ取ることができるんだ」と言い、一人で洞窟の中へ入っていきます。「みんなの役に立てることが嬉しいんだ」と爽やかなセリフを残して行ったエレファンですが、その時のサハラと敬の会話が何気にヒドイ(苦笑)。「いつも気にしているのよ。助けてもらったのに何の役にも立てなかったことを・・・」「別に気にすることないのに」・・・ちなみに、チャールズは無言でした。「だれかフォローしようよ!」と思えるほどヒドイですよねぇ~^_^; 特に「何の役にも立てなかった」の「何の役にも」っていうのがヒドイ(笑)。
エレファンはそこまで役に立ってなくはないと思うんですけど・・・。でも、最初からその洞窟が怪しいのはわかりきったことなので、わざわざ生身で入って確かめることはないのになぁと思ってしまいます。
洞窟に入って行ったエレファンはジャークの匂いを感じ取ります。そして、ある場所から洞窟の中に仕掛けがされており、天井から落ちてきた岩でエレファンは負傷してしまいます。入ったと思ったらすぐに血相を変えて出てきたエレファンに思わずビビリ気味の3人。とりあえず中にジャークがいることが確実になったので、敬は急いで出撃!レーザータンク型になって洞窟を進みます。
中ではザキゴルサバンが待ち構えていてレザリオンを攻撃します。敬はレザリオンのユニットを抜いてフレームだけにして、おもちゃでは有名なぺちゃんこ型にしたりして戦います。面白いですね!他の戦いの時もこんな風にレザリオンの特色を利用していれば、もっと面白かった(おもちゃも売れていたかも)と思うんですけどね~。
ザキゴルサバンも2体が表裏1体に合体したりして、これも珍しい形だと思います。実際に乗ると、背面側は酔ってしまいそうですけど(笑)。
ザキゴルサバンは、レザリオンの足を掴んで地面へ引き摺り込もうとします。それを助けるチャールズとサハラのG1・G2。しかし、3体とも道連れで引きずりこまれそうになってしまい、敬が取った手段は「レーザーカッター!」レザリオンはG1・G2を連れてそのカッターとやらを扇風機のように回転!その勢いで外へ飛び出します。チャールズとサハラがその回転シーンで悲鳴を上げていたのが笑えました。あの悲鳴はジェットコースターに乗った時と同じ悲鳴だと思いますよ(笑)。
それからザキゴルサバンはレザリオンに酸をかけて溶かそうとします。2体に挟み撃ちにされたレザリオン・・・。G1とG2が助けようとしますが、交わされて、逆にレザリオンを攻撃してしまいます。酸攻撃の影響か、ワープも出来なくなったレザリオン。敬は再び中のユニットを抜いて脱出。そしてフレームと合体して、レーザーソードで2体を倒します。
その後はバランスを崩して頭から真っ逆さまのレザリオン。操縦席の敬も同じポーズになっていて「かっこわり~」と言って戦いは終了。ジャーク大帝の「ライフモスはまだか~」のセリフで今回のお話は終わりです。
相変わらず学校に通っているのが「もういいだろう」という気分になってしまいますが、全体的に久々に王道ストーリー的な展開で面白かったです。ちなみに、私が最初にレザリオンを見始めたのは30話頃からだったので学校は全然出てこなくて、この回を初めてみた時は「最初の頃ってこんな感じの雰囲気だったんだ~!」ととても新鮮だったんですけどね。
それにしても、あの学校自体がなんだか敬をダメにしてる気がしますね^_^; 何かと言うと乱入してくる敬のお母さんもパワフルすぎてちょっとウザいけど、でも何も知らないお母さんから見れば、家ではパソコンばかり、学校にも行かず家にも戻って来ない日がある、授業中いつも寝てる、授業の途中で逃げ出す、友達ともイマイチ仲良く出来ない・・・敬みたいな子がいたら心配かもしれませんね~。それから、先生は何気にいい先生ですよね(笑)。ちょっと変だけど、あんな問題児でも放ってはおかず探しに来てくれて、マンツーマンで勉強を教えてくれるんだから。
ちなみに、私は高校の頃、夏休みの補習授業をサボって(途中で抜けて)自宅に帰宅中に交通事故に遭い、入院先のベッドの上で「なんであの時間あの場所にいたんだ!?」と担任の先生に怒られたことがあります^_^; その授業自体、1学期に点が取れなかった人のみが受ける補講だったので先生の怒りもMAXですよ。・・・そんな苦い出来事を思い出してしまうエピソードでした(笑)。
・・・という訳で次回へ続きます。
| 2010年4月29日 記 |
|---|