今回は久々に敬がカッコいい話ですよ。今までの話ではオリビアへの想いがやや暑苦しく、執念深く(?)描かれていましたが、今回は久々にスタイリッシュな敬が帰ってきました(笑)。そしてこのお話は最終回へ向けて、今までの敬の成長の集大成にもなってると思います。敬君の成長を褒めてあげてください☆
絵柄も前回と打って変わってとても丁寧に描かれていて、そういう意味でも素晴らしい回です。
レザリオンは、ザキとゴルのジャークサバンを相手に戦いを開始します。レーザーバトルギアを装着したレザリオンはやっぱり桁違いに強く、2体は歯が立ちませんでした。それを見ていたギャリオは「今までこれほどの強敵に出会ったことがあるだろうか」と反語を用いて感心していましたが、ここでついに「そんな強敵・レザリオンを操縦しているパイロットは一体誰なのか?」正体について疑問を持ち始めます。やっとそこへ目を向けたか。これまでのレビューで何度も語ってますが、不思議なことに今まで戦ってきた人(刺客)達はレザリオンの「中の人」についてあまり興味を持たなかったのです。唯一パイロットに目をつけたのは10話のペレスアンドラくらいかな?興味を持ったり考えたりしている間もないほどすぐに倒されていた・・・というのもありますけど・・。でもエリックシッドとか、反乱軍編の時のゴッドハイド博士とか、ジャーク編でも上の幹部の人々とか、そのあたりは毎回その強さに頭を痛めてきたはずなので一度や二度「パイロットを探せ(狙え)!」的なエピソードがあってもおかしくなかったと思うんですけどね~。あと、インスパイアなんかまる一年関わってきたはずなのに、一度もパイロットについて目を向けてなかったですからね~^_^; 「誰か知らんが、パイロットは若い」って言うのはあったような気がするけど(笑)。まぁ、彼は自分の立場について以外はあまり関心がないタイプなので仕方がないのかもしれませんけど・・。
ギャリオは敬に向かって「私はお前の姿も名前も知らない。せめて名前だけでも聞かせて欲しい」と訴え、その上、敬が執拗にゴールデンピラミッドを追って来るのは人質のオリビアの為だということ、そして敬とオリビアが同じ年頃であることを「声」と「目」で判断していました。声は当時30歳前後だった古谷徹さんなのであまり当てにならないと思いますが(笑)、あのフルフェイスのヘルメットから見える「目」だけで年齢が判断できるとはすごすぎですね。しかし、そんな細かい所まで見ることが出来るんだったら、前回の39話でピラミッドが動くのを待ち伏せしている敬をコッソリ見れば良かったのに。あの時はまだパイロットの正体について興味がなかったのか??あと、これが以前から何度も語っている一番のツッコミ所ですが、ギャリオは27話で敬の住んでいる街で暴れ回った時に顔どころかお互い全身さらけ出しで対面してるのです。対面どころか暴れ回ったエピソード自体もう忘れているのかもしれません。敬も「(名前を)言う必要を認めない!」と宣言してましたが「ええっ?あの時街で会ったじゃん」とつっ込まなかったところを見ると、すっかり忘れているのかもしれません。間にオリビア失踪事件を挟んでますし、ギャリオとのことははっきり言ってどうでもいいですよね。
顔どころか名乗りすら拒否されてしまったギャリオ。レザリオンとギャリオサバンはレーザーソードで戦い続けますが、そこへゴールデンピラミッドが登場し、二人の対決は中断されてしまいます。ピラミッドはライフモスの採取に現れたのです。大量のライフモスを見て大喜びで採取し始めるジャーク達。敬はそんなジャークを見るとレザリオンからスモークバスター(煙幕)を出して目をくらませ、採取装置の触手を切断。とりあえず採取を邪魔するのでした。(なんか笑えます)
その頃、地上では地球連邦軍のGロボが上空で待機していて、地下に潜って以来全く連絡が取れず、レーダーにすら映らないレザリオン&敬のことを心配していました。オリビアもレザリオンの動きを心配して、牢屋から通りすがりのジャークの兵士に様子を伺っていました。この兵士達、なんだかんだ言っていろいろオリビアに教えてくれる親切なところがあってなんだか笑えます。オリビアがパパの消息について訊ねるために「待ってください!」と叫んだ時も「なんだ?」と待ってくれてるし・・。
パパが「用無し」になったためインスパイア達と共に他の牢屋に入れられていることを聞かされるとオリビアは絶望でめそめそと泣き出してしまいました。前回のラストでは「敬のためにも私は生きるわ!」と希望に満ち溢れていたのに、ハイ&ローの波が激しく襲ってくる所は父親譲りなのかも?でも一人であんな牢屋に入れられれば誰でも不安定になるのかもしれませんね。牢屋に入れられたインスパイアと仲間達は「ここから出せ!」と騒ぎまくってましたが、パパは一人だけ冷静にベッドの上に座っていました。何か思惑がありそうな様子に書かれていましたが、パパは別に何も考えていなかったのです・・・(汗)。そのことが判明するのはもう少し先になるんですけどね~。
戦いを中断されて、いつの間にかピラミッド内に戻ってきていたギャリオは「レザリオンが手強いので一旦引き上げよう」とケプラーやイオに訴えます。「こんなにたくさんのライフモスを目の前にして引き上げるなんて・・もしライフモスを攻撃されたら・・」と渋るイオ達ですが、レザリオンの狙いはライフモスではなくゴールデンピラミッドだと説得されると、ギャリオの言うとおりに地上に引き上げて行きます。そのついでに「レザリオンとの対決の邪魔をしないで欲しい」とお願いしていましたが、それもなんだかんだで聞き入れられて、ギャリオはかなり優遇されてますね。
地上へ向かうピラミッドを「オリビア~!」とレザリオンも追いかけます。敬の頭の中では既にピラミッド=オリビアになってしまってるようです。
レザリオンより一足早く地上へ出たピラミッド。「バリアが張られているから無駄よ」とサハラが止めるのも聞かずチャールズとエレファンは「それでもやるっきゃないだろ。男だからな」とピラミッドを攻撃しに向かいます。そこへ「追うな!」と敬の一声が!ついにレザリオンが戻ってきました。地下に潜る時は結構時間がかかったのに、地上へは案外すぐに戻ってきた!敬の安否を気遣う3人ですが、「そんなに簡単にやられちゃ主役は務まらないって!」と早速おどける敬。一方、せっかくカッコよくおどけて見せたのにチャールズの行動はまた「追うな!」の一言であっさり却下。相変わらずですね(笑)。結局チャールズ達は敬の案に乗って、何もせずその場を一旦引き上げることに。それにしても、こんなガキっちょに命令されても却下されても「何か考えがあるのか?」と対等に接するチャールズは懐がでかいですし、敬も信頼されてるんですね。
一度地上へ出てきたピラミッドは、また地下へ潜っていってしまいました。
日本の基地へ戻って来たレザリオンと敬。敬はオリビアを追いかけただけでなく、ジャークの目的を知るための調査用のライフモスをお土産にお持ち帰りするという結果もちゃんと残していました。「よくオリビアを追わずに戻ってきてくれたなぁ~」と将軍も喜んでいます。敬の作戦とは「ライフモスがある限り、ピラミッドは地球を離れることはない。ジャークを油断させてライフモスを採取させ、地上に出てきたところを攻撃し、その時にオリビアを救出する」という物でした。そんなことをしている間に、ピラミッド内でオリビアが殺されるんじゃ・・・という危険性もありますが、そのあたりで感情的にならないところが素晴らしい作戦です。しかもその作戦の大半を敬自身が一人でやらなければいけないんだから、本当にご苦労様です。
ゴールデンピラミッドは北アフリカの南端の地下数千メートルの所に潜んでいました。ケプラーやイオ達はプロミネンス総統に採取したライフモスを見せていましたが、レザリオンに邪魔されたとはいえ、たったそれだけかというくらい少量でした。レザリオンが手でもぎ取って持ち帰ったのよりも少ないような気がします。ショベルカーのような機械で岩ごとゴッソリ取って行けば手っ取り早く済むような気がするんですが、あくまで必要なのは苔の部分だけ。さすが細かいことに手をかけるジャークらしい採取法です。ケプラーやイオ達はその時にジャーク大帝が地球へ向かっていることを知らされてましたが、ピラミッドが月から地球へわりと気軽に行き来しているのにジャーク大帝は結構時間がかかってますね。
地球連邦軍の基地では、博士が徹夜でレザリオンを強化させる作業をしていました。レザリオンが電送で月と地球を行き来するには普段の20倍の電力がかかるそうで、レーザーバトルギア自体に電力を溜めておくという作業です。これが体を使った作業ではなく、タイピングなのがレザリオンらしいと思いました。「コンピューターおじいちゃん」状態でタイピングしまくる博士。敬はこのところ徹夜続きだという博士にコーヒーを出して応援します。そんな敬を見て「君は成長したなぁ」と喜ぶ博士。体が大きくなったのかと勘違いする敬が微笑ましい。精神的という意味だと言われて照れるのがまたイイ。そしてさらに「君は本当によくやってくれている」と褒め称える博士。本当にその通りですよ。地球連邦軍はもっと敬に感謝するべきだと思いますよ。それにしても、この展開はいかにも最終章的な感じですね。敬の苦労が報われる日がもうそこまで来ています。
ギャリオは牢屋で眠りに着こうとしているオリビアを覗き見して「この娘がいる限り、レザリオンはギャリオサバンとの一騎打ちに専念できぬようだ」と考えるのでした。もうギャリオの頭の中にはレザリオンが救助すべき人物の中にパパとかその同僚達も入っているということがこれっぽっちもないようですね。敬の頭の中にも・・ですけど^_^;
ゴールデンピラミッドはエジプトへ移動してライフモスを採取していました。そして、全てのライフモスを採取したピラミッドはついに月へ向かうため浮上をはじめました。その情報はすぐに連邦軍や敬たちに届きます。バトルギア強化作業を続ける博士。ピラミッドが地球を離れ、敬が焦りを感じ始めた時、博士が打っていたキーボードがショートして、ついに強化が完成したのです。手を取り合って喜ぶ敬と博士。「必ずオリビアちゃんを救い出すんじゃぞ」との言葉に元気に返事をした敬はピラミッドを追って出撃します。
宇宙では連邦軍が次々と襲ってくるジャークサバンを相手に戦っています。連邦軍が苦戦している中、ついにレザリオンが登場!バトルギアが強化されて、電力たっぷりになったため(・・かどうかは不明だけど)体からピカピカ光を放ちながら決めポーズを取るレザリオン。さて、レザリオンはオリビアを助け出すことができるのだろうか?という所で今回のお話は終了です。
今回のサブタイトル「オリビア救出作戦」はまた最後の最後での登場でしたね。次回とその次の回がオリビア救出作戦で、今回はその作戦を立てるまでの過程のような話だったと思います。サブタイトルはむしろ「ライフモス採取作戦」の方が良かったかも(笑)??それにしても敬はすごすぎですね。冷静になった時の参謀ぶりはとても中学生とは思えません(笑)。オリビアが失踪して以来、一時迷走していた敬も一回り成長。名誉挽回出来たんじゃないでしょうか?
次回へ続きます。
| 2010年1月7日 記 |
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