ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 38話

内容
アフリカに留まり、オリビアの捜索を続ける敬達だったが、何の手がかりも見つけられないままだった。ジャークは「ライフモス」のありかについて目星が付いたため、地下に密かに建設していたゴールデンピラミッドを浮上させ、場所をエジプトに移した。追いかける連邦軍。 ピラミッドは連邦軍に向けて攻撃を開始するが、中にオリビアがいると予感した敬は攻撃ができずにいた。すると一体のジャークサバンからオリビアの声が・・・。

前回から引き続き、敬達はアフリカに残っていましたが、今回から舞台はエジプトへ移動します。
今回は、ある意味敬にとっては試練の話かも?非常時に連邦軍に向けてオリビアへの愛をぶつける敬・・・ちょっと恥ずかしいシーンだけどそれも良し!そして、それを諭すチャールズの一言も見逃せません。二人のこういうシーンは珍しいので必見です。そして今まで捕まっているだけだったオリビアが行動を開始するのも見所です。

ジャークがキリマンジャロ付近でライフモスを探す中、敬達もアフリカ基地に残りオリビア探しを続けていましたが、オリビアは一向に見つからなかったのです。敬が基地へ戻ると、チャールズ・サハラ・エレファンが「どうだった?」と駆けつけます。しょんぼりした様子で無言の敬を見ると、3人は口々に「自分達も一生懸命探してるんだけど」とアピールし始めました。本当にみんな探してくれてるのかなぁ。特にチャー○ズは、オリビア探しに対する意気込みがイマイチ感じられない気がするんだけど・・きっと気のせいですよね。思わずチャールズは「もうアフリカにはいないんじゃないか?」と言ってしまいますが、敬は「いや、絶対いる。そんな気がして仕方がないんだ」と自信満々に信憑性のないことを言うのでした。それしても、チャールズっていつも反論されてるなぁ・・。

ジャークのケプラー総統は「ライフモスのありかがわかった」と、地下に建設したゴールデンピラミッドを地上へ浮上させました。イオは連邦軍に見つかることを恐れていましたが、ケプラー総統は自信満々です。浮上したピラミッドを見て怒った敬は即出撃。シークレットフォースも一緒に出撃します。

その頃、オリビアもピラミッドの中にいたのです。オリビアはこの最近催眠から覚めた状態になっていましたが、それがバレるとまた催眠をかけられてしまうため、ジャークの前では催眠にかかっているフリをするようになっていました。ピラミッドの中を調べようと、部屋を出るオリビアは見張りの兵士に止められますが「トイレに行ってきます」と言うとあっさり見逃してくれました。そのあたりは案外ユルいんですね~・・。それにしてもトイレって・・・。ジャークも「トイレなら仕方ないか」という発想をするのか、そして、このピラミッドの中にトイレがあるのか・・・と妙な所で感動してしまいました(笑)。

ピラミッド内を探索するオリビア。すると黄金の部屋に辿り着きます。そこへケプラー総統とイオが通りがかり、その時の会話からそこがジャーク大帝の部屋になること、そしてライフモスが見つかったので「用無し」になるオリビアのパパやインスパイアが処分されるということ、そしてレザリオン達連邦軍がピラミッドに向かって出撃して来ていることを知ります。
思わずピラミッドの隙間に駆け寄るオリビア。するとそこからレザリオンが見えたのです。
「敬!敬!」と叫ぶオリビアでしたが、その声が届くことはなく、隙間は塞がれてしまいました。ピラミッドは一旦浮上してその建物の全貌を明らかにしたと思ったら、再び全身が砂の中に沈んでしまいました。その衝撃で吹き飛ばされるレザリオンと連邦軍のロボット達・・。敬たちがあっけに取られている間に、ピラミッドはエジプトへ向かって進んでいました。結局砂の中に沈んでしまって、一旦浮上した意味がわかりませんね~。

オリビアは「早くパパを連れてピラミッドの中から抜け出さなくては」と焦り始めます。その頃イオもオリビアが部屋から抜け出したことに気づき、見逃した見張り兵士をボコった後、オリビアを捜しはじめました。
ピラミッドはエジプトの街の真ん中に浮上し、そのおかげで周りの建物はメチャクチャに壊されていきます。レザリオンと地球連邦軍も後を追い、ついにピラミッドとご対面です。そして、チャールズの命令で軍全体がピラミッドを一斉攻撃しようとした時・・・。
「待ってくれ!」と、わざわざ電送で移動してピラミッドとGロボの間に立ちはだかるレザリオン・・。
「あの中にはオリビアがいるんだ!」と言い張る敬ですが、この時点でその根拠はどこにもありません。「そんなことを言ってたらいつまでたっても攻撃できんぞ」「あんたの気持ちは痛いほどよくわかるわ。でもね、これはお遊びじゃないのよ」「ジャークとの戦いは地球の明暗をかけた戦いなんじゃ」「敬君、戦いに私情は禁物だ」とみんなから口々に説得されます。(誰のセリフか、口調から大体想像していただけると思います(笑))
「俺はオリビアのために戦ってるんだ。俺にはできない、オリビアを見殺しにするなんて・・!」と聞き入れることが出来ない敬でしたが、いつもここぞという見せ場で流れる「金曜ロードショーのOP」みたいなBGMと共に、ピラミッドからの攻撃が開始されます。次々に撃墜されるGロボ・・・連邦軍の方も攻撃を開始しますが、「やめてくれ!」と錯乱状態の敬(レザリオン)を、チャールズのG1が思い切り突き飛ばします。呆然とする敬にチャールズの究極の一言が!!「自分が死んだらオリビアを探せなくなるんだ。言っとくけどな、俺だって女房・子供のために戦ってるんだ。他のみんなだって同じだろうぜ」敬は何も言えなくなってしまいます。少し落ち着きを取り戻した敬は、電送でピラミッドの中へ入ろうとしますが弾かれてしまいました。ピラミッドの周りにはバリアが張り巡らされていたのです。ジャークはジャークサバンを送り出し、いつものように地上戦開始です。

そして、ここからオリビアが大活躍です。ピラミッドの中を歩き回り、パパを見つけたオリビア。地質調査中のため顕微鏡を覗いていたパパの後頭部を、その辺にあった岩でいきなり殴り倒し(死んだらどうするんだーーー!!)、「ごめんなさい。こうするしかなかったの」と、気絶したパパを引き摺ってジャークサバンに乗り込みます。衝撃的ですが、オリビアカッコいい!!とりあえず内部のメカを手当たり次第触ってみるオリビア。でも敬と違ってメカについて全くわからないオリビアは動かすことができません。そんなことをしている間にもジャークの兵士達がオリビアの動きに気づき、近づいてきます。しかし、やけになったオリビアがメカを叩くと、偶然スイッチが入り動きだしたのです。叩いたら動き出すなんて、壊れかけのテレビみたいですね(笑)。間一髪の所でジャークサバンを発進させたオリビアはそのまま外へ脱出します。

外ではレザリオンが他のジャークサバンと戦っています。「敬!敬!」と叫びながらレザリオンの元へ向かうオリビア。
そして、ついにレザリオンの目の前へ・・・オリビアの乗っているジャークサバンは他のジャークサバンと色も形も同じなので、敬は一瞬構えますが、オリビアの叫びに気づくと場面は一転。二人の世界に早代わりです。「オリビア、オリビア~!」「敬!敬!」とお互いに名前を呼びまくり。イイですね~。熱すぎです。感動の名場面です。ショボイすれ違いを繰り返していた二人に初めて感動した!
ロボット越しだけどやっと再会できたと思ったら、後ろから他のジャークサバンの攻撃が。オリビアは矢で撃たれてしまいます。怒った敬はレーザーバトルギア装着でいつものように敵を「まっ・まっ・まっぷた~つ」です。そしてオリビアの元へ近寄ろうとした時、オリビアとレザリオンの間にギャリオサバンが登場します。さあどうなるんだろう、というところで「次回へ続く」です。

この話はオリビアがピラミッドの中にいることを誰も知らないという所がミソだと思います。敬は「この中にいるんだ!」と言い張ってましたけど、それは「そんな予感がする」というだけのことなんですよね。もし、確実にいることがわかっていたら、ピラミッドを攻撃するシーンのみんなの態度も変わってたんじゃないかと思います。
「言っとくけどな、俺だって女房・子供のために戦ってるんだ。他のみんなだって同じだろうぜ」というセリフがイイですね。この時の敬にとってはちょっと冷たい言葉かもしれないけと、ストレートな所がカッコ悪くてカッコいい。チャールズ先生からの一世一代のお言葉です。もしあの中に自分の女房・子供がいたら、敬と同じ行動を取るか、もっと暴走しそうな気がするんですけど、そのあたりの突っ込みはナシにして、この番組の全体の中でもかなり印象深い一言として残っています。敬も「チャールズのバカ~」と暴走したり逃げ出したりせずに、静かに納得してしまうところがイイんですよ。それにしても、このシーンがレザリオンに乗ってた時でよかったですね。もし生身だったら絶対に敬、チャールズにぶん殴られてましたよ(汗)。

他のところでも語ってますが、敬は年齢のわりには計算高く、しっかり者のキャラクターなので、暴走してみんなに迷惑をかけたり困らせたりするシーンというのは少なかったと思います。逆に連邦軍の皆さんの方が敬にお世話になっているような感じで・・。この戦いに参加し始めたのだってきっかけは単なる事故で、後は軍からの頼まれ事だったんですよね。なのでこの回はそういう意味でもとてもインパクトがありました。
あと、ジャークサバンに乗ってオリビアが逃げてくるシーンがとても良い!!こんな展開になるとは思いませんでした。それにしても娘がこんなに頑張ってるのにパパは洗脳されっぱなしでダメだなぁ~。
敬とオリビアはお互いに再び会える日のために今後も健気に頑張ります。見ていて応援したくなること間違いナシですのでお楽しみに・・。




 

2009年11月12日 記