ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 37話

内容
サボテン要塞を攻撃するレザリオンとシークレットフォースだったが、レザリオンのレーザーソードも歯が立たず、ダメージを与えることができなかった。 外側からの攻撃が出来ないと悩む将軍達だったが、要塞の中へ侵入し、爆弾を仕掛けて内部から破壊するというサハラの作戦が決行されることになった。

今回も前回に引き続きアフリカ編。サハラとシークレットフォースが大活躍のお話です。
その代わりと言っては何なんですが、敬の出番が非常に少ないです。逆に言えば今後は敬とオリビアの絆と、敬とギャリオのライバル描写が増えていきますので、主役の敬以外のキャラがメインになるのはこの話が最後なんですよ。サハラやチャールズが主役の話、もっとたくさん見たかったんですけどね。それにしても、敬の出番が少ないと番組の雰囲気がグッと大人びて見えますね。サハラのカッコいいアクション、チャールズとの渋い会話・・・アダルトな雰囲気の37話をお楽しみください☆

ガロを犠牲にしてしまった怒りでサボテン要塞へ突っ込むレザリオン。しかし、レーザーソードを振り下ろしても要塞はびくともしなかったのです。しかも刺さったまま抜けないソード・・・。そこへチャールズとサハラのGロボがフォローします。ソードは抜けたけど、今の状態では全く歯が立たないため、レザリオンとシークレットフォースは一旦引き上げることにしました。
場面は一転して、先程の戦いで犠牲になったガロはキリマンジャロの見える丘(?)に葬られ、みんなでその死を弔っていました。しかし驚いたのが、なぜかこの場面に敬の姿はなかったのです(汗)。ガロは敬とレザリオンを守って犠牲になったはずなのに、あまりにも白状すぎるよ、敬・・・。てっきり「俺のせいでガロが・・・」と嘆く展開になると思ったのにそのようなシーンは一切なく、まるでそのエピソード自体が忘れ去られたかのようでした。いくら忘れん坊キャラが多いレザリオンとはいえ、忘れるにも程がありますよ(苦笑)。ただ、ガロの墓標にはなぜか「ガロ」と日本語で名前が彫られていたので、この名前を彫った後、傷心の敬は一人になりたいと思ってどこかへ行ってしまったのかもしれません。きっとそうに違いありません。そう思うことにします^_^;

その後、サハラはガロの姉、ソフィアと今後のことについて話し合います。ソフィアは「いつもあなたには助けてもらってばかりだったわ」とサハラとの幼い頃の思い出を語ります。その思い出というのが、狼に襲われそうになったソフィアをサハラが(狼を)銃で撃ち殺して助ける、というシーンなんですが、あんな小さい頃から銃を自在に扱っていたサハラって一体・・・。サハラはガロの仇を討つため、そしてアフリカをジャークから守るため、ソフィアと共にある危険な作戦を計画したのです。
将軍は、「今回の戦いで多くの犠牲を出してしまったのは指揮官としての自分のミスだ」と苦悩していました。そこへ「あれが隕石だと信じていたワシも悪いんじゃよ」と博士がフォローします。今更そんな罪の譲り合いをしている場合ではないと思いますが、そんな時、サハラの計画許可願いの通信が入ります。サハラの計画とは「直接生身の体でサボテン要塞に侵入し、内部に爆弾を設置。爆破する」という危険なものでした。「女性の君がそんなことをするなんて危険すぎる」と珍しく気を使う将軍でしたが「サハラはアフリカ生まれじゃ。砂漠を知り尽くしておる」という博士の一言でその作戦は決行されることになったのです。

これから重要な作戦が決行されようとするとき、主人公・敬はというと・・「相変わらず、オリビア探しさ。」・・・。
「ところで、敬は?」というサハラに答えたチャールズの一言がコレでした。チャールズ、ちょっと敬に呆れ気味なニュアンスです。まさか、ガロの弔いのシーンでも既にオリビアを探しに行ってたんじゃ・・・。いくらなんでもヒーローとして、主人公としてそれってどうなの??という感じですが、敬に限ってきっとそんなことはありませんよね?きっと、傷心の後「心の支え」であるオリビアを探すことでガロの死のショックを忘れようとしてるんですよね?きっと、そういうことですよねぇ・・・。そ う に 違 い な い。

細かいことは置いておいて、敬はオリビアを探してレーザーファイターで飛んでいました。そして京都の時と同じく、何の手がかりもないまま街をフラついてオリビアを探します。
そこに、一台の車が敬の近くを通り過ぎます。「危ないじゃないか!」と怒る敬。そのまま通り過ぎる車・・・。そしてその中で見覚えのあるリスが一人の乗員に何かを知らせようとしています。「オリビア、後ろ、後ろ!」・・・。敬とオリビアはまたここでも近くにいながらお互い気づかずにすれ違ってしまったのです。
いや~・・、全くなんだかなぁという感じですね。こんなシーンが描かれていても、なぜかじれったさを感じさせないのが素晴らしい・・。

一方、サハラとチャールズ、ソフィア、エレファンは要塞への突入場所を確認中、ジャークのベンガジ将軍は、ギャリオとパワーアップしたギャリオサバンを戦闘に参加させようと計画中、そして、オリビアのパパやインスパイアはライフモス探しのため地下を掘ろうとしていました。
オリビアが見つからないため、ストレス溜まりまくりの敬は、砂漠に寝転び「月の砂漠」を熱唱。おまけに歌詞に合わせて、砂漠でお姫様姿のオリビアがラクダに乗っているシーンを妄想してしまいます。ついに妄想でオリビアのプロモーション映像まで製作してしまった敬・・。早くオリビアを見つけなければこのままでは敬はいろんな意味でヤバいことになりそうです。それにしても中学生が「月の砂漠」を口ずさむとは・・。歌声も渋かったですが、選曲も渋すぎです。

敬が妄想に耽っている時、サハラ達の計画が実行されようとしていました。砂漠のことをよく知っているサハラは、わざわざ砂嵐の来る日をじっくり待ち、ついにその日が来るとその砂嵐に紛れながら密かに要塞へ侵入したのです。この時のサハラとチャールズの会話が渋くてイイですね。なかなか突入しようとしないサハラに「何を待ってるんだ?」とチャールズが聞くんですが、まともに答えなかったり、詳しく説明しなかったりするところが男臭くてカッコいい。サハラ、女性なのに・・・。「黙ってついてくりゃわかるさ・・」みたいな所がシビレますね。そして、それを緩和するソフィアとエレファンのバランスがイイ!
ちなみに、オリビアを求めて彷徨い、他が見えなくなっている敬はこの計画に全く不参加です。主役なのになぁ・・・と言っても、敬は「切り札」なのできっと本人が希望しても参加させてもらえなかったでしょうね。

意外とあっさり要塞に侵入した4人。サハラがジャークの上官のフリをして兵士達を騙そうとしたところが面白い!結局バレバレで、中で揉み合いになってしまいましたけど・・。
ジャークの兵士を素手でボコボコにやっつけるサハラ・・・カッコよすぎます。そんなサハラに「格好つけてる暇はありませんよ。僕の言うとおりサバンナ砲に爆弾を仕掛けてください」と物腰は丁寧だけどストレートで偉そうなツッコミを入れるエレファン。ついに「実はデキる男」を証明するチャンス到来とあって、気合が入ってます。

みんなで爆弾を仕掛けて後はタイマーをセットするだけ、という時に要塞全体に4人の侵入がバレてしまいました。「あとはタイマーをセットするだけなのにぃ~」とモタモタするエレファン。でも敵は待ってくれません。デキる男だけど生来ののんびり屋さん気質がこんな時に災いして、結局中途半端な状態でこの場所を後にすることに・・・。
脱出の途中でソフィアは3人とはぐれてしまうのですが、3人の乗った車は意外とあっさり要塞の外へ飛び出ます。そして、ルパン三世の車のように左右に攻撃をかわしながら逃げます。そこへ「逃がすものか」とギャリオサバン登場!3人の乗った車は電送で突然現れたギャリオサバンに派手に衝突。車は大破しますが、3人は途中で砂の上に投げ出されたため全員ほぼ無傷で奇跡の生還!すごすぎです。そんな危機一髪の所に知らせを聞いたレザリオンが登場!一番ダメージが大きいサハラを支えつつ「撤収」状態で避難する3人。(ちょっと笑えます)

ここから久々のレザリオンとギャリオの戦いです。地球征服とかライフモスがどうのというより、「一対一でレザリオンを倒すこと」に情熱的なギャリオは、ベンガジに「手出しは無用」と言いますが、ベンガジは全てを自分の手柄にしたいため、サバンナ砲でなんとギャリオサバンの方を撃ってしまいます。驚いて思わず手をかそうとする敬。
要塞の中では、残っていたソフィアが銃を撃ちまくり、一人で兵士達をどんどん倒していました(スゲエ!)。しかし、最後の最後のところで銃弾に倒れてしまいます。そして、
「次はお前の番だ」とレザリオンへサバンナ砲の銃口が向いた時、ソフィアは「サハラ、私達のアフリカを・・・」という言葉を残し、エレファンがセットし損なっていたタイマーをセットすると、要塞もろとも爆発してしまうのでした。サバンナ砲で大きなダメージを受けたギャリオサバンも退却。今回の戦いは終了です。

ガロの墓標の隣にソフィアの墓標が立てられ、みんなで弔います。さすがに今度はちゃんと敬も弔いに参加しています。そして、ソフィアの墓標もやっぱり日本語で「ソフィア」と彫られていました。
サハラは「このアフリカはあなたが守ったのよ」と涙ながらにソフィアの墓標に語りかけます。サボテン要塞は爆破したけど、この戦いの最中に地下にジャークシティが完成していた、というところで今回の話は終了です。

今回の話の「友情」というのはサハラ達とソフィアのことだったんですね~。敬も絡んでいて欲しかったんですが、全く蚊帳の外だったのが残念でした。それ以上に、やっぱりガロの葬式(?)に参加してなかったのと、最後までソフィア姉弟に何の思い入れも描かれていないところが一番気になりました。いくらオリビアのことで頭が一杯だからって、「坊や」呼ばわりされたからって、やっぱり話の流れとして少しくらいは悲しむシーンを入れて欲しかったです。

それから、レビューには書きませんでしたが(どこに入れて良いかわからなかったので・・・)、オリビアは途中で正気に戻っています。ぼーっとした感じでしたが「敬、会いたいわ・・・」と言っていました。その後別に逃げようともせずにじっとしていたので一瞬だったんでしょうね。
それと、敬とオリビアのすれ違いシーンはやっぱりもう少しロマンチックに描いて欲しいなぁ・・・。
そんな思いを秘めつつ、次回へ続きます。




2009年11月10日 記