NHKできるかな 8 のっぽさんのおばけやしき


 

70年代~80年代にNHKで放送されていた幼児向け工作番組「できるかな」のテレビ絵本です。

この「テレビ絵本」のコーナーで紹介している絵本はほとんどが近年入手した物ばかりですが、この絵本はなんと、私が幼稚園の頃に買ってもらって当時からずっと保管していた物なのです!!幼少時に買ってもらった他のテレビ絵本はほとんど小学校低学年の頃には既になくなっていたのに、この本はなぜか処分を免れていた貴重な物です。発掘した時は埃をかぶっていた上、得体の知れない汚れも付いていて結構傷んでいました。それにしても、今まで集めたテレビ絵本の中で一番保存状態が悪いのが、自分が持っていた絵本だったなんて・・・(汗)。まぁ、中身はきれいだったのでよかったんですけどね。
この本はとても気に入っていて、何度も読んだ物なのでとても懐かしいです。「できるかな」の番組自体も幼稚園~小学校低学年の頃大好きで、ハマっていました。番組の真似をして似たような物を作ってみても、結局上手く出来ないんですよね。「両面テープ」の存在や、「セロハンテープを丸めて両面テープの代わりにする」やり方を知ったのもこの番組からでした。

あと、私だけかもしれませんが、当時私はのっぽさんとゴン太くんがリアルで一緒に暮らしていると思っていました。それ以前に、ゴン太くんはぬいぐるみだろう、というツッコミがあると思うんですが、その事実には気づいていなかったような気がします。余談ですが、同じように「さんまのまんま」のさんまさんとまんまちゃんも一緒に暮らしていると思ったし、あの番組の舞台になっている部屋はさんまさんの本当の家だと思っていました。ゲストからのプレゼントがたくさん部屋に飾られていて「こういう部屋っていいな~」と思って父に言ったら「これは撮影用の部屋だから」と教えてくれたのを覚えています(苦笑)。あと、「加トちゃんけんちゃんごきげんテレビ」では志村とカトちゃんがマンションに同居している設定で、あれも本当に二人の部屋だと思っていました。この流れで行くと、当然「徹子の部屋」は徹子さんの家と思っていたということに・・・(笑)。これについては残念ながらあまり考えたことはありませんでしたが、あの部屋は今見てもご本人の部屋なんじゃないかと思わせるような雰囲気があると思います^_^;

あと、これも私だけかもしれませんが、誰もが知っている通りのっぽさんは番組中一言も言葉を発しません。ゴン太くんは「ウゴゴ ウゴ ウゴ」という変な鳴き声(?)を発するだけで、あとはつかせのりこさんのナレーションが二人にツッコミや茶々を入れつつ解説する中で番組が進行していきます。これを、私はつかせのりこさんのナレーションがゴン太くんのセリフで、「ウゴゴ ウゴ」がのっぽさんの声だと思っていたのです・・・。中学の頃、このことを友人達に言ったら相当笑われたのできっとこんな勘違いをしていたのは私くらいなんでしょうね・・・(笑)。


変な勘違い話ばかりで全然絵本の紹介ができてませんが、この絵本の内容は、ある日ゴン太くんは小さなおばけを拾いました。知らない場所に連れてこられて泣き出したおばけちゃん。のっぽさんは工作でたくさんのおばけの仲間を作り、おばけちゃんを慰めます。最後に「きみと一緒に住むおばけだよ」とのっぽさんが紹介したのは、おばけの姿に変装したゴン太くんでした。めでたしめでたし というものです。


お話に登場する工作おばけはカラー写真で紹介されていて、作り方もちゃんと載っています。この本を見て何かを作ったという覚えはありませんが、可愛らしい絵柄とほのぼのとした内容が好きで、とても気に入っていました。真似して工作をしなかったのは、「おばけとか、こんなモノ作ってどうするんだ・・」という思いが子供心にあったからだと思われます(笑)。

のっぽさんのおうち、牛乳パックみたいですね(笑)。どんなに工作が好きだからって、何も自分が「いかにも工作の素材になりそう」な牛乳パック型の家に住まなくても・・・。隣にあるゴミ屋敷のような「おばけアパート」も気になります。このアパートが今回のおばけちゃんのストーリーに繋がるわけなんですけど、それ以前にのっぽさんは普段から隣に住んでいた訳で、初っ端からツッコミ所満載です。

 

のっぽさんお手製のおばけ達です。素材はティッシュの箱にヨーグルト容器。この生活感溢れる「のっぽテイスト」が懐かしくてたまりません!

今、放送されている「つくってワクワク」に出てくるわくわくさんの工作がこれまた所帯じみていて、「貧乏臭い。のっぽ工作はもっと夢があってメルヘンな感じだったのに・・・」と以前から思っていたのですが、こうしてみると大して変わらないことに気づきました。単に、当時は自分が子供だったから何を見ても「すごい!」と思ったし、何の空き箱だからとか考えたりしなかったんですね。わくわくさんの工作はある程度大きくなってから見たものなので、その違いだったようです。

 

おばけちゃんに「がいこつダンス」を見せるのっぽさんとゴン太くん・・。
こういう「動くおもちゃ」も、子供の頃は不思議でたまりませんでした。

 

最後に、裏表紙ののっぽさんとゴン太くん。このショットを見ただけで一気にあの頃に戻ることができますね(笑)!!番組の最後の「今日は○○で○○を作って遊んでみました。君もやってみたら?面白いから~」みたいなセリフを思い出します。

小学校の頃、学校で先生が他の番組を見せようとテレビを付けたら偶然『できるかな』がやっててみんな大喜び!「これ見たい!これ見たい!」と大騒ぎになって「しょうがないなぁ」みたいな感じでそのまま見せてもらえて「ラッキー♪」という思い出がある人はきっとたくさんいるはず!!懐かしい~!




2011年6月3日 記