ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 35話

内容
オリビアを追って京都へやってきた敬。観光地を探し回るが、手がかりはつかめないままだった。 一方、オリビアとスティーブ、そしてインスパイア達を工作員として伴ったジャーク星人・イオは、ライフモス探しの旅を開始していた。今回京都に訪れた目的は苔や地層に詳しい教授からライフモスについての情報を聞き出すことだったのだ。 チャールズ・サハラと合流した敬はジャークの被害にあった教授からオリビアとスティーブが京都にいることを聞き、再びオリビアを捜索するが、そこへ怪僧バンズが幻覚を操り敬達を攻撃してきた・・・。

今回のお話の舞台は京都です。前回のラストで新幹線に飛び乗った敬はオリビアを追って京都までやってきたのです。東京から京都まで一体どれくらいの時間がかかるのか、交通費はいくらくらいかかるのかわかりませんが、敬も思い切ったことをやってますね~
今回の話からしばらくの間、敬とオリビアは「志村、後ろ後ろ」的なすれ違いを繰り返しつつ辛く寂しい日々を過ごすことになりますが、今回はなぜか楽しい雰囲気なのでとても気に入っています。それに作画も越智さんがされているので全体的に可愛い感じになっていて、敬も子供らしくのびのびと描写されているところがいいと思います。
そして『「サザエさん」のOPか』と言いたくなるほど京都らしい風景が登場するので、京都好きな方や旅行好きな方にはおススメかもしれません(笑)。セリフの端々にも「ここは京都です」「京都が舞台です」ということがアピールされているので、そのあたりに注目して見るのも面白いかも??

初っ端から敬はお母さんと電話で会話しています。最近の敬は電話ばっかりしてますね。
「一晩中心配したんだよ。どこにいるの?」というお母さんですが、敬が「オリビアを追いかけて京都に来てるんだ」と言うと、「どこに泊まってるの?私も観光したいわ♪」と能天気モードに・・。中学生の息子が一晩中留守にしていたというのにオリビアが絡んでいると聞くと一安心って・・・。やっぱりどこか間違ってますよ(笑)。でもこんなお母さんならいろいろと気が楽かもしれませんね~。そんな能天気なお母さんを放置して、敬はオリビアの捜索開始です。
敬は「あ~あ、ホテル代払ったらお金がなくなっちゃった」と楽しげに視聴者に報告してましたが、それって相当困るんじゃ・・・。それでもヘラヘラしてるんだから、やっぱりあのお母さんの子供ですね(笑)。それにしても中学生って一人でホテルに泊まらせてもらえるんでしょうか??

連邦軍では火山帯に穴を掘りまくるジャークの目的についてみんなで話し合っていました。敬がオリビア父娘を追いかけて京都に行っているということを知ると、将軍はチャールズとサハラを京都へ調査へ向かわせることにしました。エレファンも付いて行く気満々だったのですが、将軍から「こっちに残るんだ」と冷たく言われ、モンローには「あなたが一緒だと目立つでしょ」と説得されてしまいました。「そっかぁ。えへへへ」とお茶目なエレファンでしたが、最強のマスコット・敬のポジションを埋めるには至らず、大して和むこともなく生ぬるい空気が吹き抜けていくのでした。しかも、エレファンは敬やオリビアと共に堂々と遊園地に行って遊んでいても誰からもつっ込まれなかったし、今回も同行して全然問題なかったと思います。堂々としている方が案外大丈夫なものなのかもしれませんねぇ。

「オリビアは例のサーカス団と一緒に行動しているのでは」と睨んだ敬は「サーカス」を手がかりに京都の街を歩き回って捜索していましたが「猿回しくらいしかやっていない」と言われ、何も見つけられませんでした。
そして、寺の外に座って休憩している間に居眠りしてしまっていました。そこへ見覚えのあるリスがやってきて、懸命に敬を起こそうとします。オリビアとパパがすぐそこに来ていたのです。しかし全く気づいてもらえず、リスのピーコは寝ぼけた敬に振り払われてしまいました。オリビアとパパも洗脳された状態だったので何もわからずそのまま敬をスルー。二人はお互いにすぐそこにいながらすれ違ってしまったのでした。「いかにも」なシーンですが、「敬、後ろ後ろ」と思ったちびっ子もいたかもしれません。それにしても、外でそのまま居眠りとは無用心ですね。ちなみに、オリビアとパパは托鉢スタイルでライフモス探しをしていたのですが、その格好だとかえって目立つような気がするんですけどね~・・。サーカスといい、今回といい「しなくても良い小細工」に手間を惜しまないジャークです。

一方、ジャーク星人のイオと、これまた洗脳状態のインスパイアは京都内のある大学の教授を訪ねていました。苔やシダ類の世界的な研究者だというその教授にライフモスについての情報を聞き出すためです。突然現れた怪しげな二人に加え怪僧バンズまでいきなり現れて「知らない!見たことがない!」とパニック状態の教授は、脅された上意味もなく撃たれたりして散々な目に・・。そこへ「スティーブが黄金の苔を見つけた」という報告があり、イオ達は引き上げていきました。しかし、喜んだのも束の間。それは普通の苔にカラースプレーで金色に着色した物だったのです。「観光客の目を引くため」らしいんですが、それって犯罪なんじゃ・・・。こんな物に騙されるスティーブもアホすぎです。もっとよく確認して欲しいですね。

その頃、敬は「腹が減った・・」と街をフラフラしていました。何しろ、最初にホテル代にお金をつぎ込んでしまったので食料を買えないようです。どこかの子供が食べているお団子を喉から手とよだれを同時に出しつつ羨ましげに見つめていたら、後ろから「みっともないよ」と聞き覚えのある声が。振り向くと、サハラがチャールズと一緒にお団子を持って立っていました。団子を見て「黄金の輝きが・・・」と思わず涙を流しつつ感動する敬・・・。面白すぎです!!
チャールズ&サハラと合流した敬はジャークの被害にあった教授が入院した病院に事情を聞きに訪れていました。二人が真面目に話を聞いている時、傍で無邪気にお団子を食べる敬が可愛い。訳のわからない苔について問いただされて「知らない」と騒いだらそれだけで撃たれ入院する羽目に。そして今度はマッチョとお姉さんと子供がいきなり病室に訪ねてきていろいろ聞かれるし、子供はのん気に団子を食べてるし、教授の頭の中は「一体何なんだーーー!!」という思いで一杯に違いありません。教授から事情を聞いていて「托鉢」のことを耳にした敬は「あれは夢じゃなかったのか・・・!」と言っていました。何だ、薄々気がついてたんですね。
そんな訳で3人は今度は托鉢を中心に捜索を開始しました。

連邦軍では、またエレファンが記憶を取り戻し、「自分の故郷の星でもジャークは黄金の苔を探していた」ということを将軍に話していました。それにしても、エレファンの記憶が戻るのと敬達が手がかりを見つけるのが同時進行のことが多いので、いまいちエレファン情報が当てにされてないのが寂しいところです。
そんなこんなでもう夜です。オリビアは洗脳されているにも関わらず、旅館に宿泊しバッチリ入浴までしていました。洗脳の度合いはパパの方が強く、すっかり「ジャーク大帝様一筋」に・・。フッと我に返ったオリビアはパパの洗脳を解こうと、「ママが生きていた頃、家族3人で京都に来た思い出」を語りはじめますが、パパにそんなことを思い出す余裕はありませんでした。そこへ様子を見に来たイオが再びオリビアを洗脳します。

その頃、敬はアヤシゲなピンク系のお店街を歩き回りオリビアを捜索していました。レザリオンでの戦いの時も計算高い敬の本領発揮です。昼は観光地、夜はピンク!こんな時も何気にポイントがわかってますねぇ~。オリビアがそういう場所で働かされてると思ったんでしょうか。このさいパパのことはすっかり頭にないようです。それか、オリビアが店の中で働いていて、パパが店の外で呼び込みの仕事をさせられているのかも、という計算かもしれません。でも、幸いこの街にはオリビアはいなかったようです。

翌日、また敬は寺の周りをうろついていました。そして堂の中に入ると大きな仏像がありました。「奈良の大仏だ!ここは京都なのに・・・」と思わずつぶやく敬。頭良すぎ、一般常識ありすぎ!私なんかこのシーンを見ても全然不思議に思いませんでしたよ。京都って寺がたくさんあるから、大仏の一つやふたつ、あるかもしれないじゃないですか。

私が違う意味で衝撃を受けていると、怪僧バンズが琵琶をかき鳴らしながらやってきて大仏の掌に乗り、敬がレザリオンのパイロットであることを見抜きます。「そうじゃないかと思っていた」と得意げなバンズですが、それなら寺の前で居眠りしている敬をさらえば良かったのに、汚い手を使わないところが立派ですね。バンズの特技は幻術を使うこと。  大仏もバンズが作り出した幻影だったのです。ジャークサバンを出撃させたバンズ。敬もレザリオンを呼びます。落ち武者の幻影に苦戦する敬。別の場所にいたチャールズとサハラも幻影に惑わされています。気を失いそうになる敬ですが、危うく串刺しというところでオリビアの笑顔を思い出すと危機一髪で攻撃を回避するのでした。今度は波の幻影を送り出すバンズ。そこへエレファンのG5が援護にやってきて、その隙にレーザーバトルギア装着!バトルギア装着後のレザリオンはいつものように無敵モード。ジャークサバンをバサバサと斬り付けてレザリオンの勝利です。

戦いには勝ったけど結局オリビアとパパは見つからず、敬は夕食(ハンバーガー)にもほとんど手を付けずしょんぼり。・・・もしかしたら昼に食べた団子がたたっただけかもしれませんけど。何しろ10本以上はありましたからね。
チャールズとサハラから「元気を出せよ」「そのうち連絡くれるさ。オリビアのことだもの・・」と根拠のない励ましを受けつつ東京へ戻るのでした。
一方、ジャークはライフモス探しを続行。アフリカへ向かうところで終了です。

レビューが長くなりましたが、こんな感じの流れです。ラストで敬はチャールズ・サハラと共に新幹線に乗って東京へ戻っていましたが、軍専用機で帰らないところがなんだかほのぼのしてイイですね。しかも、座席が向かい合わせだったし(笑)。
オリビア達を連れたジャークの方も、アフリカへ向かうのに普通の船を利用していました。お互いに普通の(実在の)乗り物を利用している所を見ると、その方が二人が離れていく切なさが伝わりやすいからかもしれません。
それから、せっかくチャールズとサハラと合流したのに今回もあまり活躍はなしです。二人が今回やったことと言えば敬に団子を買い与えて、教授の病室に行っただけです。
バンズの幻影の落ち武者を撃ったりもしてましたが、結局G1とG2には乗らなかったし・・。でも、二人のおかげで敬は無事に夕食までゲットできたし、東京に戻れたし、まぁいいかと思うことにします。
これでバンズ三部作は終了。次回はアフリカが舞台です。





2009年10月12日 記