ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 34話

内容
ジャークへの反乱計画に失敗したインスパイアとスティーブとその仲間達は、ジャークに逮捕されスパイとして洗脳されてしまった。ジャーク星人は、スティーブ達を伴い、慰問サーカス団として地球人達の前へ姿を現した。その後ついに対面を果たしたオリビアとスティーブだったが、洗脳されたスティーブを見たオリビアは大きなショックを受けるのだった。 それでも「ジャークの手先にはならない」と強気のオリビアだったが、スティーブの体の具合が良くないことを聞かされると、油断した隙にジャーク星人・イオに精神をコントロールされてしまった。オリビアはスティーブ、ジャーク星人達と共にライフモス探しの旅に出ることに・・・。

今回、ついに敬がオリビアと離れ離れになってしまいます。エンディングテーマの歌詞の内容がここにきてやっと深い意味を持つことになります。それまでは当初の予定を知らなければ「何で遠距離恋愛の歌なんだ??」と思われてしまってもおかしくないですからね~。無理矢理オリビアとパパの歌とも取れないことはないですけど・・。それにしても長かった。ここで紹介している「設定資料」を読む限りでは、もっと早いうちに二人が離れる展開になってたんじゃないかな~と思うんですけど、どうなんでしょうね?最終話まであと約10話という所まで来て、急にバタバタしている感じなので、せめてジャーク編突入後すぐくらいからこの展開になっていれば良かったのでは?と思います。

前回、無謀な反乱計画に失敗したおかげでインスパイアとスティーブ、そしてその仲間達の計4人はジャーク船の中で逮捕されてしまってました。「何でもするから殺さないでくれ~」と相変わらず情けない姿のインスパイア・・。さりげなく「死にたくないよ、ママ~」と叫んでいたのが衝撃的でした(笑)。未練がましいインスパイアでしたが、ジャーク達はスルーして、全員の頭に変な機械を被せ、電流を流して洗脳してしまったのです!洗脳後、すっかりジャーク星人に忠実になってしまったインスパイア達・・。もちろんスティーブもです。ジャークはこの4人を工作員として利用するつもりでした。

その後、地球の敬達の街には、慰問のサーカス団がやってきました。賑わう街の人達、敬とオリビアも大はしゃぎで見に来ています。しかし、このサーカス団は地球を荒らしている張本人、ジャーク星人だったのです。サーカス団に扮したのは、「どさくさに紛れて入り込みやすいから」との理由らしいんですが、かえって怪しさ満点のような気がするんですけど・・。ちなみに、スティーブはピエロの姿になって一輪車を華麗に乗りこなしています。きっと練習したんだろうなぁ~・・。
スティーブは観衆の中からすぐにオリビアの姿を発見すると、「こんなに大きくなって・・・」と涙を隠しつつオリビアに近づき、サーカスのチケットを渡すのでした。何となくピエロ姿のスティーブがパパだということに気づくオリビア・・・それにしても、やっと対面出来たと思ったら、鉱山技師からピエロになっていたというのが何とも・・・。何も気づいていない敬には「見ろよ、あのピエロ~ ギャハハハハ」と笑われてるし・・。
その後、敬とオリビアはサーカス会場へ行きます。そこでどんな作戦が開始されるかと思ったら、普通にサーカスを行うジャーク達。動物の輪くぐりや綱渡りなんかもあって、これもみんな練習したんだろうなぁ(汗)。みんなを油断させるためとはいえ、ここまでする必要があるのかどうか・・。
これが最後のデートになるとも知らずにサーカスを堪能する敬とオリビア。そこへアイスクリーム売りのお姉さん(ジャーク星人・イオが人間に変身した姿)がやってきて、オリビアにメモを渡します。そこには「パパに合わせてあげます」と書かれていました。

オリビアは敬にも内緒でこっそりサーカスを抜け出し、舞台裏へ回ります。すると半分ピエロメイクを取ったスティーブがそこにいました。夢にまで見た親子の対面です。涙を流しながら抱き合う二人・・。しかし、スティーブがジャークの一員になっていることをオリビアは嘆きます。ジャークのことを悪く言ったため、父に首を絞められるオリビア・・。大ショックのオリビアは思わず父を残し、サーカス会場から飛び出していきました。

そんなことが起こっている間も敬はのん気にサーカスに見入ってましたが、やっと隣に座っていたオリビアがいなくなっていることに気づきます(遅すぎ!!)。オリビアはショックのあまり敬にも何も言えず、一人で寮に閉じこもって泣いていました。「何で勝手に帰ったんだ!」と電話越しに怒る敬でしたが、オリビアは「一人にしておいて」と言うだけでした。何も知らない敬は、単なるオリビアの気まぐれだと思っているので、普段の喧嘩のようにプリプリ怒ってました。

連邦軍基地ではシークレットフォースの隊員達の訓練として、合気道をやっています。それにしても、軍の体制が最初の頃に比べてだんだん退化していってる気がするんですけど。この前は剣道だったし・・。基本に返った方が効果があるんでしょうか。
ムシャクシャしている敬はエレファンの相手になろうと自分から向かってきましたが、最初からあまりこういうことが得意ではない(多分)こともあって、あっさり投げ飛ばされてしまいました。オリビアには途中で帰られるし、エレファンに上から目線で説教されるわ投げ飛ばされるわで「も~!面白くねえや!」とむくれる敬にみんなは「アハハハハハ」と大爆笑。こんな機嫌が悪いときでもマスコットキャラとして和ませるのがさすがですね。それにしても、敬はエレファンに「俺が相手になってやる」と言っただけなのに「やけにイライラしてるなぁ」「彼女と喧嘩よ」と見抜いたチャールズとサハラもさすがです(笑)。1年近く一緒にいるといろいろわかってくるもんですね。
ここで今回の話は半分終了。ここまでの間、敬はサーカスに行ってエレファンに投げられただけでまだ活躍してません(笑)。

敬に心で謝るオリビアでしたが、そこへイオから連絡が入ります。
街に呼び出されたオリビアは、そこでイオからスティーブと共に「ライフモス探し」の旅へ同行することを命じられます。「ジャークの手先にはならない」と断るオリビアでしたが、スティーブが体が弱っていて「心臓発作」の持病を持っていることを聞かされると、思わず油断してしまうのでした。そしてその隙にオリビアはイオに精神コントロールされて、旅への同行に賛同してしまいました。

家に帰った敬はお母さんから「オリビアから電話があって『京都に行く』と言っていた」ことを聞かされます。そして寮の管理人から「パパに会いに行く」ということを聞いた敬は、やっとサーカスの後オリビアの様子が変わったことを思い出し、サーカス会場へ向かいましたがそこには誰もいませんでした。
敬が会場付近をウロウロしていると、そこへ同じく会場へ向かおうとしていたチャールズとばったり出会います。連邦軍は、サーカス会場の付近から地震のような揺れを感知していて、調査を始めようとしていたのです。チャールズの車に乗って、再び会場に向かった敬。すると、会場の下(地面)から3体のジャークロボットが現れたのです。その衝撃のせいで、チャールズの車は横転。チャールズは車の下敷きになってしまいました。ついさっきまでその車に一緒に乗っていたにも関わらず、一足先に降りていたおかげで、敬は今回も無傷でした。地味なシーンですが、相変わらずものすごい強運の持ち主ですね。そしてチャールズの運の悪さも相変わらずです。

下敷きになったチャールズの元へ駆け寄る敬ですが、その後ろ姿から「俺が駆け寄ったところで何も出来ないけど」というのが伝わってくるのがまた素晴らしいです。チャールズもその空気を察したのか「俺は大丈夫だから、早くレザリオンで・・」と伝えます。車の下敷きになってるのに「大丈夫」というのはあまり説得力がないですが、とりあえず本人がそう言うのだから大丈夫なんだろう、という訳で敬はレザリオンで参戦です。

3体のジャークロボは動きが早く、敬曰く「軽業師みたいだ」とのこと。何とも古い例えですねぇ。なかなか攻撃できず、苦戦しているところにサハラとエレファンのG2・G5が助けに来ました。合気道で敬に買ったおかげですっかり自信を付けた(?)エレファンは、またも合気道の極意「相手と共に動け。相手の力を利用しろ」ということを語ります。その言葉から何かひらめいた敬は「助けは無用だ」と二人をチャールズ救助に向かわせました。レーザーバトルギアを装着したレザリオンは無敵です。レーザーソードで次々にバッサバッサと3体を斬りつけ、勝利するのでした。結局、合気道の極意はあまり関係なかったような気がするけど、まぁいいか~。
戦いが終わった敬は、オリビアを追って京都へ向かいます。22時03分発の最終便「ひかり」新大阪行きに乗りこんだところで終了。

今回の最大の謎は、イオがなぜオリビアを呼び出したり、親子対面させたりしてまで無理矢理スティーブと「ライフモス探し」に同行させたがったのか?ということです。まさかスティーブの体調が悪いから、その世話をさせるため?それでなければジャーク星人にとってオリビアは全く必要ないですよね。
しかも、スティーブもオリビアも「洗脳した」わりには途中で何度も正気に戻ったりしてますしね。特にスティーブについては「100パーセント洗脳に成功した」とか言ってたけど、オリビアとの親子の絆はそのままだったりするのも不思議です。

次回は敬・イン・京都です。敬にとっては辛い日々の始まりになるんですが、なかなか楽しいお話ですよ。





 

2009年9月20日 記