ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 30話

内容
ジャークの攻撃が激しくなってきたため、シークレットフォースの隊員達は訓練を強化することになった。敬もレーザーソードでの剣術を磨くため、シルベスタ将軍に紹介された剣道の名人・鹿島のところへ弟子入りする。その頃「レザリオンの得意技はレーザーソードである」と見抜いたジャークも、鹿島から剣道の極意書を盗み出そうとしていた。そして一番防御が手薄なハワイを侵略し、ジャーク基地を建設しようとしていた。

今回の話も今までの路線からすると退化しているというか、はっきり言って古臭いお話だと思います^_^; レザリオンの「レーザーソード」での剣術の腕を上げるため、山奥に住む老人に弟子入りするという、70年代のロボット物にありそうな展開になっています。生身の体で戦うんだったら今でも充分ありえますが、ロボットでの戦いにそれが応用できるかどうか・・・。そんなちょっぴり懐かしい雰囲気のエピソードでありますが、わかりやすくてイイですね。約束どおりの展開に終始するところも和みます。

ジャークが想像以上に手ごわいため、連邦軍では軍を強化することになり、訓練を始めました。敬も自宅のテレビゲームに向かってタイピングの練習(?)に余念がありません。そして、剣術の腕を上げるために、シルベスタ将軍に紹介された鹿島先生という人の元へオリビアと共に剣道を習いに行くことになりました。
その頃、ジャークも「レザリオンの得意技はレーザーソードである」と見抜き、レザリオンの剣術に打ち勝つために鹿島が持っている剣道の極意書を盗み出そうと計画します。
そして一番防衛力が低いハワイ諸島を侵略しようとしていました。シルベスタ将軍の知り合いで、ジャークの調査網にも引っかかってしまうという鹿島先生・・。一体どんだけ有名人なんだ?それに地球を征服しようとしている宇宙人のくせに「極意書を盗んでレザリオンの剣術に勝つ」とか、妙に細かくて地味なところが泣かせます。

敬とオリビアが早速山奥にある鹿島先生を訪ねて行くと、道場に一人の老人がいました。敬は何も知らずに「おじいちゃん」呼ばわりしてしまいますが、その老人こそが鹿島先生だったのです。いきなり剣を振りあげる敬をかわす鹿島先生でしたが、そこへ弟子の少女・サナエがやってきて「鹿島先生になにするだ~!」と敬にかかっていきます。敬が急に向かってきたせいか、鹿島先生は心臓の持病で苦しみ始めてしまいます。本当に強いのかどうか確認するためにいきなりかかっていく敬も敬ですが、そんな心臓の弱いお年寄りを指導者にして本当に大丈夫なのか・・。

初っ端からこんな状況でしたが、どうにか落ち着きを取り戻し、オリビア・サナエと共に稽古を始めることになります。
そして数日後(多分)、基地に戻った敬は将軍から「チャールズやサハラ達も新しい訓練生を指導している」ということを聞いてましたが、訓練生といえば21話で登場した松本君ですよ。彼は一体どうしているのでしょう。そんなこんなで将軍達にいろいろと近況を伝えた敬は「他の隊員にも稽古を付けてもらうため、会って話がしたいので都合のいい日を教えてくれ」という伝言を預かります。将軍は相変わらず鹿島先生をこき使うつもりのようですが、随分信頼しているようですね。
稽古を続けるうちに、敬とサナエはいつの間にか打ち解けていました。サナエは敬やオリビアと同じくらいの年頃の女の子。思い切りヤキモチを焼くオリビア・・。18話を彷彿とさせますが、相変わらずこの手の女の子にはモテるようです。敬は案外ゲストキャラとの絡みが少ないので、こういうエピソード自体、貴重ですね。
サナエと対決する姿を見た鹿島先生は敬を「見違えるほど上達したなぁ」と褒めてました。弟子入りした日から何日経過したのかわかりませんが、認められるのがめちゃめちゃ早すぎです。確か敬って最初の設定ではオリビアより下手なんじゃなかったっけ・・。レーザーソードで鍛えたおかげで随分腕が上がっていたのかもしれません。相変わらず敬の器用さと飲み込みの速さと言ったら、六三四も真っ青ですね。

その日の帰り道、将軍からの伝言を伝え忘れたことに気づいた敬が道場に戻ると、鹿島先生がジャークに襲われていました。鹿島先生はサナエに剣道の極意書を渡し、敬には極意中の極意は「心」だということを伝えて息絶えます。随分とあっけないんですが、敬はジャークの銃を剣でかわした(すごすぎ)上、先生の死にも動じず今後の処理をオリビアに手際よく指示するというプロフェッショナル(?)ぶりを発揮。あいかわらずいろんな意味で立派です。
そして、将軍に鹿島先生の死を知らせたあと、ハワイがジャークに襲われていることを聞いた敬は即レザリオンで出撃。いつものように先に出撃してピンチになっているシークレットフォースを助けに行きます。今回も一番最初にピンチに陥ってレザリオンに助けられたのはやっぱりチャールズのG1でした。チャールズのピンチ率ってかなり高いような気がするんですが・・・。

今回の刺客ロボは「ビューティージャーク」。敬はレーザーソードで応戦しますが、敬とジャークロボのパイロットは目を見てお互いの正体について気づきます。ビューティージャークのパイロットは鹿島先生のところにいた弟子のサナエだったのです。サナエはジャーク星人が変身した姿で、全てを知っていながら極意書目当てで弟子入りしていたのでした。
「極意書は全てコンピューターにかけてある」と得意げなサナエでしたがその極意とは精神的なことばかりで、どれも短時間で簡単に会得できるような物ではなかったのです。そんな訳で、極意書にはこれといった答えがなく唖然とするサナエ。その隙にあっさりレザリオンに斬られて「私は一体何をしてきたんだーー!」と残し爆破。あっけない最後を迎えたのでした。敬が「剣の心を会得してみせる」と鹿島先生に誓ったところで、ハワイ戦は次回へ続きます。

和み系といえばそうなんですが、全くなんだかなぁという話でした。サナエの最後の絶命するときのセリフが「全くその通り!」という感じだったのでちょっと笑ってしまいました・・・。サナエは、駅のホームで電車にひかれそうになった子供を素早く助けた所を鹿島先生に認められ、弟子入りをスカウトされた・・・という設定だったんですがそんな長期に渡る手の込んだ作戦を苦労して(多分)実行していた割には、最後がなんともあっけなくて可哀相ですね。鹿島先生もサナエも死に損な気がします・・。

今回の話も18話と似たようなところがありますが、今回はお互いに正体を知りつつ戦っていたのが後味が悪くなくてよかったと思います。これこそ王道ですね。それにしても、その気になればこんなに簡単にパイロットの正体ってわかるものなんですねぇ・・・。
そうそう、こんな話の時もどさくさにまぎれてインスパイアが登場してるんですよ。オリビアのパパが捕らえられている収容所の所長に任命されたことがかなりご不満なよう。ブラックベアを使ってジャークへ反乱を起こそうと密かに考えてるんですが・・・。それにしてもしつこく出番がありますよね(笑)。


 




2009年7月10日 記