ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 29話

内容
期末テストに向けてオリビアと共に徹夜で勉強する敬。そんな時、ジャーク基地が北アルプスの上高地に建造されようとしていた。敬は連日の徹夜で集中力を失っていたがシークレットフォースの危機を知らされるとレザリオンで出撃するのだった。

ジャーク編に突入して以来、話の流れはすっかり戦争モード。27話~28話でその盛り上がりが最頂点に達していたのに、今回の話はまた初期の路線に逆戻りという感じです。勉強と戦争の両立を強いられた敬が、疲れた体に鞭打って頑張る話になってます。

もう学校とか試験とかどうでもいいじゃないかと思うんですけどね~(-_-;) むしろまだ学校なんて行ってたのかという感じですよ。先生も相変わらずだし、とりあえず敵が攻撃してくるまでは意地でも普段どおりの生活を貫くつもりですね。このアニメに限らずヒーロー物って大抵そのパターンの繰り返しですけど、それにしても落差がありすぎるような・・。そして28話では廃墟になろうとしていた街の様子も一変。これまでの話がなかったかのように元通り美しい街に戻っていました。いくらなんでも復興早すぎ!!
こんな感じで突っ込み所は多いですが、今回も敬は健気に大活躍です。

試練を乗り越え、普段どおりの生活に戻った敬は授業中爆睡していて先生に注意されるわ、クラスメイトに笑われるわで相変わらずでした。敬のクラスメイトの様子は回によって結構違いますが、今回は子供っぽく、穏やかな感じに描かれていてホッとできます。その授業中に父の日について語る先生ですが、パパに会えず浮かない顔をするオリビアを気遣った敬は「父親に会えない人もいるのに、俺は父の日とか好きじゃないな」と反論するのでした。
オリビアはパパへのセーターを編んでいたり、前回の「パパのことはもういいの」発言を補うかのように今回は初っ端からパパ心配ネタが復活していました。これでパパも一安心ですね。期末テストのことをすっかり忘れていた敬は、泊り込みでオリビアに勉強を教えてもらっています。普段、寮暮らしのオリビアは「外泊許可をもらったから」と自分から敬の家に泊まる気満々でしたが、男の子の家に泊まるのに許可を出す寮って・・。敬のお母さんも「助かるわ~」と喜んでましたけど、みんな何かが間違ってるような気がするのは私だけでしょうか(笑)。でもあの二人ならたとえ同じ布団で一緒に寝てたりしても何の心配もない気がしますね。

月のジャーク母船では軍の皆様が「次は我こそが」とレザリオンとの戦いに備えて特訓中です。その頃、前回レザリオンに破れたギャリオも復活しつつありましたが、なんとギャリオは上半身が包帯ぐるぐる巻きでミイラみたいになっていました(汗)。あの戦いってそんなに激しかったっけ??レザリオンが串刺しにされた時敬は無傷だったのに、同じく串刺しにされたギャリオサバンのギャリオは包帯ぐるぐる巻き・・。敬はやっぱりものすごい強運の持ち主としか思えませんね~。
インスパイアはプロミネンス総統に「エンペラーなのに作戦会議にも参加できず、こんな扱いはひどい」と抗議しますが、相手にされず収容所の所長にされてしまいます。ジャーク星人達にとっては全く眼中にないってことですね~。かわいそうですが、こんな扱いを受けてもインスパイアは今後も何とかここでやっていくんですから、やっぱり図太いというか世渡り上手というか・・・。

敬は期末テストの日を迎えますが、そんな時ジャークの前線基地が北アルプスに建造されようとしています。そして今回差し向けられた刺客はツイン兄弟です。しかも名前は「ツインアー」と「ツインベー」。いろいろわかりやすいですね~。チャールズとサハラが出撃しようとしますが、敬が期末テスト中だと聞くと「それなら俺達だけで行こう」と何もつっ込むことなく二人で出かけてしまいました。真顔で地球の危機より期末テストを優先させる将軍と博士、そして何も言わずそれを受け入れる仲間達。素晴らしいですね。なにしろ放送当時はまだまだ学歴社会ですからね。みんな敬の将来に繋がる進級とか進学のことを心配していたのかもしれません。
その頃、テストを終えた敬は河原で「(居眠り中に)オリビアの投げた消しゴムが痛かったけど、オリビアが勉強を手伝ってくれたおかげで及第点は取れそうだよ~」とオリビアに感謝し、イチャイチャしていました。消しゴムが当たって痛かったとか、中学生らしい会話ですよね~。ここ数年、「消しゴム」なんて単語自体あまり発したことがないかも・・・。
それはどうでもいいとして、敬は「3日間まるで寝てない」と言ってましたが、この「3日間」というのはどのあたりからなんでしょうか。27話の12時間の死闘、28話のオリビアの愛の讃歌、そして今回のオリビアの外泊が計3日間の出来事だとしたらキツすぎなんですけど・・。心身共にボロボロになってしまいますよ~。単にテストのための勉強が3日続いたと思いたいですね。それでも「よく頑張ったから親父がお小遣いをくれた~」と喜ぶ敬が健気すぎです。しかも、そのお金でオリビアにおごるとか言ってるし・・。
そこへ軍から敬へ出撃の命令が来ますが、オリビアは「敬は疲れているので、出撃は無理です」と断ってしまいます。あきらめかけた博士ですが、シークレットフォースが危機だと知ると「ゲームのプログラミングで1週間徹夜したことがあるから平気だ」とオリビアが摘んでいた花にキスをすると「すぐに帰ってくるから」と残して自分から出撃して行きました。カッコいいですね~。この「一週間徹夜」発言は絶対嘘だとバレバレなのに、今後他の回でも使用することになります。敬は人に自分が弱っている所を見せたくないと気を使うタイプですね。オリビアも惚れ直したことでしょう。

出撃した敬は早速ピンチのG1(またか)を助けます。もうチャールズとかサハラにとって敬は「一輝兄さん」的存在ですね。「やっぱり来てくれたんだね」的な。二人の前でもおどけて元気に振舞う敬。もう充分だからと言いたくなります。ツイン兄弟は動きが素早く、敬曰く「一心同体で何体もいるようだ」というものでした(分身の術みたいな感じ?)。その動きに敬は眼精疲労のためついて行けません。攻撃を受け気絶する敬。寮に戻ったオリビアもずっと心配しています。そのオリビアの想いが通じたのか「俺がやられたら誰がオリビアを守ってやるんだ・・!」と敬は復活。レーザーバトルギアを装着したレザリオンは防御力アップ。ツイン兄弟のロボから出る光を剣にして(一体どうやってるんだ??)2体を串刺しにして戦いは終了。

オリビアの元へ戻った敬。オリビアは「敬を信じているから心配なんてしてなかったわ」と言い、敬は「今回も楽な戦いだったんだから!」とおどけます。反対のことを言う二人だけど、お互いにお互いの事情はわかってるんですよね。二人は手を取り駆けて行くのでした。
ユル系な展開で始まって、後半に行くにつれてなかなか愛を感じさせてくれる話でした。敬の健気さが顕著に現れてますよね~~。今後こういう展開がどんどん増えていくのでちょっと切なかったりしますが、敬はそれにもめげず頑張っていきます。この話が終わってからしばらくの間学校のエピソードはお休みです。正直、もう学校の話はいいかなぁと思っていたので安心です^_^; 戦いモードの時と温度差がありすぎて気が抜けそうになるので・・。





2009年7月3日 記