1992年に放送されていた「恐竜戦隊ジュウレンジャー」です。
私は1979年生まれなので、私と同世代で懐かしい戦隊ヒーローといえば多分「サンバルカン」「ゴーグルファイブ」「ダイナマン」「バイオマン」「チェンジマン」「フラッシュマン」あたりだと思います。当時はウルトラマンやライダーシリーズがやっていない時期で、その代わり宇宙刑事シリーズから始まった「メタルヒーロー」が流行っていました。
「ジュウレンジャー」をやっていた頃はもう中学2年生だったので、全然世代ではないのですが、2023年現在、私が一番好きな戦隊ヒーローはこの「ジュウレンジャー」です。
今まで色々と語ってきたとおり、私はアニメや漫画は大好きでたくさん見てきたのですが、特撮番組はそんなに興味がなくて、小さい頃からあまり見たことがありませんでした。唯一見ていたのは日曜朝の「東映不思議コメディシリーズ」と、小学生の頃に平日の夕方によく再放送されていた「秘密戦隊ゴレンジャー」くらいです。
他の戦隊モノは本放送の時の一年限りで、その後再放送されることはめったになかったのに、なぜかゴレンジャーは本放送から何年も経った80年代半ば~90年代初頭にかけて何回も再放送されていたので「世代じゃないのに知っている」という方はかなり多いと思います。しかも、当時の平日の夕方といえばアニメの再放送をよくやっていて、その流れで結局ゴレンジャーまで見てしまっていた・・というパターンが多かったように思います。私もそのパターンでした。アニメは小学校高学年でも見るのに、戦隊モノといえば幼稚園くらいの小さな男の子が見る物、というイメージが強くて、高学年になると何となく見なくなってしまうことが多かったと思います。私も、たまに気が向いて見た時は「暇つぶし」や「ツッコミネタ」と思っていて、それが「ジュウレンジャー」の一年前に放送された「鳥人戦隊ジェットマン」を見た時に考えが変わりました。そもそも、なぜ見ようと思ったのかをはっきり覚えていないのですが、たぶんたまたま見た回が面白かったからという感じだと思います。
そんな感じで初めて毎週真剣に見たシリーズが「ジェットマン」だったのですが、当時人気だったトレンディドラマを意識して作られただけあって、恋愛がテーマだったりしていろいろと子供向けとは思えない内容でした。私は2023年になっても未だにあの最終回のトラウマを克服できずにいるので(苦笑)、まだしばらくは見返すことはないと思いますが、「ジュウレンジャー」はもう一度最初から見てみたいとずっと思い続けていました。最後まで安心して見れることを知っているし、ブライのストーリーをもう一度じっくり見てみたいと思っていたからです。
十数年前にDVDを買おうかと思った時期もありましたが、それも何となく流れてしまって、この度やっと「見たい」と思った時期と配信されている時期が重なったので無事に全話見ることができました。最後まで通して見たのは30年以上ぶりでしたが、めちゃくちゃ良かった!!改めてその面白さと「良さ」を実感することができたので、いつものようにレビューしてみたいと思います。
★良かったところ★
・主題歌がイイ
OPの前奏が長すぎるのがずっと気になっていますが、それを除けば明るくシンプルで大好きな曲です。
EDも面白い歌で、当時から気に入っています。ジェットマンの最終回があんな感じで、EDがまたちょっと切ない感じだったので、この歌を聴くたびにいろんな意味で安心したのを覚えています。当時、この2曲が入った「コロちゃんパック」のカセットを購入して聴いていました。今思えば「CD買えよ!」という感じですが(笑)、そのカセットには「セーラームーン」「ドッジ弾平」「エクシードラフト」の主題歌も入っていたので、お得だなぁと思っていました。コロちゃんパックって絵本が付いていて、CDよりも安いし扱いやすいしでお子様にはピッタリなんですよね。懐かしすぎる(T_T)
・キャラが個性的でイイ
ジュウレンジャーの5人は、生真面目な熱血王子のティラノレンジャー・ゲキ、冷静沈着なマンモスレンジャー・ゴウシ、お調子者のトリケラレンジャー・ダン、キュートなプリンセスのプテラレンジャー・メイ、元気な最年少タイガーレンジャー・ボーイ・・・
という感じで、5人のキャラがはっきりしていて良かったと思います。他の戦隊はパッと見た限りでは同年代の若者5人で構成されてますが、ジュウレンジャーはちょっと年上のお兄さん2人と、弟・妹分の3人で、それまでと変わっていて気に入っているところです。子供が見ても一目でそれがわかる見た目なのもイイと思いました。調べると、ダンはすごく若く見えるけど実際の年齢は20代で、メイとボーイはリアルに10代でした。特にボーイは未だに最年少戦士だそうで、未だにそれより若い戦士が出てこないところをみると、さすがに15~16歳くらいがギリギリでそれ以上若いと難しいんでしょうね。
それから、何といってもジュウレンジャーといえばドラゴンレンジャーのブライですね。ブライはゲキの兄で、理由あって別に育てられたため、ゲキもその存在を知らなかったという途中から登場したキャラで、スーパー戦隊初の追加戦士だったそうです。個人的には追加戦士といえば黒か白のイメージがあって、緑だったのが珍しいなと思いました。ブライは当時から大変人気があったそうなんですが、全然知りませんでした。今だったらたとえ中学生の頃に見たとしても、ネットの情報から色々気づくと思うんですが、当時はテレビと本くらいしか情報源がなく、わざわざ特撮専門の雑誌を読むほどマニアでもなかったので、ジュウレンジャーがどんな評判だったか全く知りませんでした。
ブライは、最初はジュウレンジャーの敵として登場して、その後色々あって和解してめでたしめでたし・・と思ったら、今度は命の期限付き。しかもその期限がロウソクの長さによって目に見えるように表されていて、いつロウソクの火が消えてしまうのか?消えたら本当に死んでしまうのか?助かることはあるのか?と毎回ハラハラして気になって仕方がないように作られていました。死の期限が迫る恐怖と不安に苛まれながらもゲキ達のピンチを救いに行くブライ。今でも、敵から味方になった追加戦士は人気が出るのが定番ですからね。ブライの人気が出たのもよくわかります。
それにしても、昔は人の命をロウソクの長さで表現するのってよくありましたね。今回久々にそういうのを見た気がします。回を増すごとに短くなっていくロウソクはやたらリアルで(本当に、ずっと一本の同じロウソクを使って撮影していたらしい)見ていて何だかゾッとしました。これが怖くてトラウマになったという方もきっとたくさんいらっしゃるのではないかと・・。ブライに命の期限について警告しにくる「クロト」の存在感も凄かった。これも、今見ても結構怖い!
・ボーイが可愛い
放送当時、一番好きだったのがタイガーレンジャーのボーイでした。ボーイは15歳の設定で、実際に中の人(橋本巧さん)も16~17歳という、正真正銘リアルに「ボーイ」だったのです。そして上で語ったこととダブりますが、それまでの戦隊といえば、20~25歳くらいの成人5人組で構成されていたのに、ボーイは小柄でショートパンツ(スパッツ)姿という、見るからに「少年」な出で立ち。それがとても珍しくて新鮮でした。自分も「ジュウレンジャー」を見ていた当時、ボーイと年が近かったので親近感を感じたのもあります。当時から見ていて「可愛いなぁ」と思っていたけど、あれから30年以上の時を経て見ると、更に可愛らしさが増して見えました。ご本人には失礼ですが、決してイケメンな顔立ちじゃないけれど、色白でお肌もツルツル。そしてあのコンパクトなサイズ感と、あどけない笑顔が可愛すぎでした。でも、そんな見た目に反してアクションシーンが凄かったり、
体を張る演技(ゲキのバイクに合わせて全力疾走・川へダイブ等)が多かったりというギャップも魅力的だったと思います。
「ジュウレンジャー」の放送が終わってから何年も後になって「ターボレンジャー」が高校生5人組だったということを知って、どんな感じなのか確認してみたら、どうもみんな高校生にしては老けてないか・・??中身はきっと違うんだろうな、と思って調べたらやっぱり違った・・というエピソードがあります。ああいうのって微妙な違和感があって気づくもんなんだな~と思ったものです。とはいえ、高校生とそんなに変わらない20代前半の若者が演じていたのは間違いないので全然おかしいことじゃないんですけどね。
そんなボーイファン、ボーイ萌えにおススメエピソードは
8話 恐怖!瞬間喰い
ジュウレンジャーの中でボーイが一番大食いで、ニンジンが嫌いだということが判明する回。「見ると目が回るほどニンジンが嫌い」だそうで、それならニンジンくらい、他の4人で分け合って食べてやればいいのにと思った。オチでまたニンジンを食べさせられそうになって卒倒して、みんなに担がれていくのが微笑ましい。
16話 クシャミ大作戦
ボーイのコック姿が見れる。せっかくみんなに料理をふるまったのに味はダメダメだったらしく、ボロクソに文句を言われて飛び出していくボーイ。メイから「みんなに悪気はなかったのよ」と言われていたけど、あれだけ言われたら怒って当然では?それなのにみんなの中では「ボーイが勝手に拗ねて出て行った」という扱いになっていてちょっと可哀想。冷たそうな川に飛び込んで泳ぐシーンが見れるのがこの回。何気にゲストのサッカー少年もガッツリ川に浸かっていて感心。あと、クシャミ菌の入ったボールをバク天しつつキャッチするシーンはスゴイ!!
24話 カメでまんねん
ドーラモンスターのせいで駆け足が止まらなくなったボーイの爆走が見れる回。バイクで追いかけてきたのに、ただ励ましに来ただけだったゲキが冷たい(笑)。撮影後はクタクタだったのでは?同じ攻撃を受けた子供達もみんな動きが止まらなくなって苦しんでいたけど、こんな攻撃が本当にあったらめちゃくちゃ苦しいだろうなと想像してゾッとした。まぁ、そんなことは絶対にありえないので心配する必要はないんだけど・・(笑)。
35話 忍者戦士ボーイ
ボディガードのバイトに惹かれて忍法道場にやってきたボーイ。ボーイのアクションをたくさん楽しめる回。ボーイもすごいけど、ゲストの女の子のアクションも結構すごい。ボーイは一人で道場に入ってきたつもりだったけど、実は作戦の一つで、ジュウレンジャーの他の4人が道場の主人と最初から知り合いだったことを知ってガッカリ。みんなからからかわれる姿が可愛い。ボーイは一番年下だけど、半人前・子供扱いされたりすることはほぼないため、こういうシーンは珍しくて貴重!
46話 参上!凶悪戦隊
ボーイの「昭和の子供服」姿が拝めるサービス回(?)。最初の頃の話では、子供しか狙わないドーラモンスターに子供と間違えて攻撃(なぞなぞ)されたり、ボーイはちょいちょい弄られてるなぁ。
他にもいろいろあったと思いますが、印象に残っているシーンを挙げてみました。
当時、周りの同級生の中で毎週ジュウレンジャーを見ていたのは私だけだったんですが、一人だけ、幼稚園児の弟と一緒にたまに見ているという友人がいました。ある日その友人とジュウレンジャーの話題になり、その時に私がボーイが一番好きだと言ったら「えっ?あの子供みたいな人が?」と言われてしまい、それ以来何となく好きだと言いづらくなってしまいました。やっぱり普通の人はちょっと影があってカッコいい、大人っぽいキャラの方が好きなんだろうな・・と、ただ「可愛い」という理由だけでボーイを好きになった自分が何となく恥ずかしくなってしまったのです・・。でも、今では堂々と一番好きだと言えます。実際、可愛いものは可愛いし、その上ちゃんとカッコいいですからね。
あと、当時はボーイの次にダンが好きだったんですが、ダンはわかりやすくジャ〇ーズ系で、あの顔立ちにあの口調、子供の頃からよく見てきた80年代アイドルの雰囲気そのものだったのでそこまで新鮮さも感じず、ボーイほど好きにはなりませんでした。
それで今回見てみると、当時はあまりピンと来なかったゴウシがカッコいいと思うようになりました。見た目も爆イケメンで、実はあの中で一番整った顔立ちだったことに今頃になって気づきました(遅)。最年長で、リーダーのゲキよりも年上。ジュウレンジャーはゲキを中心として動いてるけど、実はそれをコントロールして見守っているのがゴウシなんですよね。これは放送時には気が付かなかった!当時は「お兄さん」というよりなんだか「おじさん」に見えたというか・・(苦笑)。まだ20代だったのに・・・。昔は気づかなかったいろんなことが見えてきたのも、歳を重ねたのと成長した証拠だと思うことにします。
ゴウシのおススメの名場面は
23話 好きすき 超魔球
飲み込んだ直後に見た物を好きになってしまう玉を、みんなが飲み込んでしまいパニックになる回。ゴウシがうっかりその玉を飲み込んでしまい、その時に見たものが自分の愛車(バイクにサイドカーが付いている乗り物)で、「サイドザウラー2、好きぃ~」と言いながら車体にスリスリする姿が笑える。これはリアルタイムで見て笑ったのを覚えているシーンの一つ。今見ても面白かった~。
32話 ゲキよ涙を斬れ
ゴウシ屈指の名場面!ブライを救いたい気持ちで焦るゲキが暴走気味になってみんなに迷惑をかける回。ゲキの目を覚まさせるために正体を隠して黒騎士になり、ゲキを攻撃するシーンは超胸アツ!!ゲキはすっかり敵だと思って騙されていたけど、私もまさか中身がゴウシだとは思わず、てっきり新キャラ登場かと思ってしまった。エネルギーを吸い取られたゴウシをゲキが抱えているシーンがあったけど、あのガタイの良いゴウシをよく抱えられたなぁと感心。
44話 女剣士!日本一
ゴウシのイケメンぶりがじっくり堪能できる、サービス回?ジュウレンジャーのゲストキャラは子供ばかりなのに、この回だけはなぜか女子高校生。恋愛描写ほぼなしのジュウレンジャーには珍しく、ゴウシと女子高校生のほんのり甘い交流が描かれているけど、ほんのりしすぎていて、いろいろとウヤムヤになって終わってしまった。最後はもう少しはっきりオチを付けて終わって欲しかった。
・ダイノバックラーがカッコいい
ダイノバックラーとは、ジュウレンジャーに変身する時のアイテムで、ベルトのバックルにハンドルが付いていて、それを引き抜いて正面に向けて「ダイノバックラー!」と叫ぶと、バックルがパカっと開いて中に入っている守護獣のメダルが発光し、変身できるというものでした。これが本当にスタイリッシュでカッコよくて、自分も真似してやってみたいと思わされる物でした。バックルを開く時の「かめはめ波」みたいなポーズも懐かしい。放送当時もバンダイから「ダイノバックラー」という名前でなりきりアイテムが発売されていて、変身シーンを忠実に再現することができるものでした。しかも!番組の変身シーンでも同じ物が使用されていたようで、番組中でバックルがアップになるとおもちゃと同じく表面がシールなのを確認することができます。シールはちょっと安っぽい感じがするけれど、でも本編で全く同じものが使われているなんて、嬉しいですよね。そんな魅力的なアイテム「ダイノバックラー」、何で放送当時にお小遣いを貯めて買わなかったのか、未だに後悔し続けています。大人になってからも、欲しくなる時期が定期的に訪れていて、その度に相場を調べては諦めてきました。それでも、一番私がおもちゃ集めに情熱を注いでいた2005~2010年頃は、少し頑張れば手に入る値段でした。その時に入手しておけば良かったのに、「また今度でイイや」と後回しにし続けて、その間にどんどん値段が高騰していって、結局未だに入手できていません。まだまだしばらくは買えないだろうな・・。それ以前に、当時の物がキレイな状態で残っているのを見つけるのにも苦労しそうです。何年か前に大人向けにリニューアルして発売された物もあるんですが、どんなにすごい機能が付こうとも、やっぱり当時のが欲しいんですよね~。いつの日か必ず入手したいと思います。
・ダイノバックラーもイイが、獣奏剣も欲しい
獣奏剣はドラゴンレンジャーが使用していたアイテムで、武器になると同時に、ドラゴンシーザーを呼んだり操ったりもできる優れモノアイテム。短剣にトランペットやフルートみたいなボタンが付いていて、それを押しながら音楽を奏でることができるというもので、これまたデザインが逸品なんですよね。ドラゴンシーザーを呼ぶときの♪テーテテー テレテ~♪みたいなメロディもとてもインパクトがあって、今までずっと忘れられずにいました。
このおもちゃが当時爆売れしていたそうで、その理由が「番組と同じ音楽が鳴るから」だったのがとても時代を感じました。今だと同じ音楽が鳴るのが当たり前みたいになってますからね。
同じ年に発売されたセーラームーンのムーンスティックもちゃんと番組と同じ音楽が流れました。私は特撮のおもちゃについては詳しくないのでよくわかりませんが、ヒロイン物のおもちゃに関してもそれまでは確かに「ピロピロ」とか「ピピピピ」みたいな電子音ばかりだったと思います。セーラームーンの数年前にやっていたアッコちゃんとかサリーちゃんのアイテムもそんな感じでした。音楽が流れるように進化したのはやっぱり92年以降だったんですね。
・曽我町子さんがいろいろスゴイ
曽我町子さんはジュウレンジャーの敵、魔女バンドーラ役の俳優さん。ある意味、ジュウレンジャー以上にインパクト大だったんじゃないでしょうか?私も、30年以上もの間、あの巨大な二股帽子(髪型?)、空中でヘンテコ自転車を漕ぎ倒す姿、あと♪ドドララドーラ バンドーラ~♪と歌い踊る姿を忘れたことはありませんでしたよ(笑)。それから、曽我町子さんといえば「へドリアン女王」ですよね。それも、普通は敵ってシリーズごとに変わるのに、デンジマン・サンバルカンの2年間に渡って登場していました。ウチに当時から持っている「小学館の幼稚園」の本があって、それに載っていたので、番組は見たことがないのに、存在は小さい頃からずーーーっと知っていました。しかも、その本のへドリアン女王は写真じゃなくて絵なのでめちゃ怖いんですよ(笑)。でも、番組で見るご本人は怖いというよりはどこか愛嬌があって憎めない、しかもよく見るとかなりの美人。ディズニーの悪の女王みたいなイメージ(もちろん褒め言葉)だと思っています。
それから、もう20年近く前の話ですが、その頃私が働いていた職場の上司(男性)となぜか特撮番組の話になったことがあり、その上司が子供の頃見た番組で一番好きだったのが「5年3組魔法組」で、中でも魔女の曽我町子さんが好きだった、と言っていたのが忘れられません。あの時代(77年頃)といえば、他にもたくさん特撮番組があったはずなのに、その中で「5年3組魔法組」!しかも曽我町子て!!・・と、どの世代でも、どのジャンルにもマイナー推しというのはあるもんだなぁと思ったものです。もうジュウレンジャーと関係ない話だけど、そんなことをいろいろ思い出しました。
・好きなエピソードがたくさん
5話 怖~いナゾナゾ
なぞなぞに正解しなければ木の中に閉じ込められてしまうという回。初期の頃はこういうギャグ回というか、東映不思議コメディシリーズのような、おふざけ回が多かったのが面白い。見ていた当時はずっとこの感じで行くのかなと思っていたら意外とシリアスな話も多かった。でも、全体的にコメディタッチだったのがジュウレンジャーのいいところ。冒頭でボーイとダンが遊んでいるシーン、原宿の様子がまだ80年代ぽくてとても懐かしい。80年代といえばクレープとタレントショップ。憧れたなぁ・・。女の子をナンパしまくるダン、こういうシーンは今じゃダメなんだろうなぁ。それにしても、こういう雰囲気の回で最後まで話が解決せずに次回に持ち越すとは思わなかった(笑)。
8話 恐怖!瞬間喰い
上で語ったボーイのニンジンエピソード。出されたモノを全部食べきらなければ薬草が手に入らないというミッション。この回は完全なギャグ回で面白かった。あの八百屋一家も面白い。あと、ラストで出てきたニンジン(本物)のでかさに驚いた。森に生えるキノコの嘘っぽさも可愛くてイイ。
23話 好きすき超魔球
上で語った面白ゴウシが見られる回。
31話 復活!究極の神
究極大獣神を呼ぶシーン、みんながそれぞれ石板にメダルを置いて「〇〇レンジャー〇〇、〇〇の戦士!」というところはインパクトがあって、放送当時に見たのを覚えていた貴重なシーン。当時、たまたまこの回を友人が見ていて、翌日学校で真似してやってくれたのが未だに忘れられない(笑)。そういう意味でも思い入れのある回。ティラノレンジャーがストレートに「正義の戦士」だったのがなんかイイ。
32話 ゲキよ涙を斬れ
上で語ったゴウシの名シーン。敵のドーラナルシスは頭部は凝ったデザインでカッコイイのに、首から下が低予算ぽくてダサかったのがちょっと残念。
42話 ブライ死す
涙なしでは見られない、ブライの最後。何となく助かる展開になっても良さそうなものを、運命には逆らえないということで、そのまま死なせたのが逆に良かった。助かっていたらここまで記憶には残らなかっただろうから。ブライの命が期限付きなのは、元々ブライは眠りから覚める前に死んでいて、この戦いのために無理に生き返らせただけだから。この設定もスゴイ!!
ブライの死期が近づいてきて、死神の引く車に乗っているシーンはとても印象に残っていて、ここは大人になってから見てもちょっと怖かった。最初は恐怖を感じて「車から降ろしてくれ!」と騒いでいたのに、徐々に自らの死を受け入れていって、ブライの気持ちが変化していくと共に「なんて気持ちのいい風なんだ」というセリフからのやりとりが変化していくところが良すぎる。ベンチに座って死神の車を待つ少年を発見して、その子を死から救った後に死んだブライ。また例の「なんて気持ちのいい風なんだ」のセリフが始まり、車から外を見て、今度はベンチに少年がいないのを確認して安心して微笑むシーンは屈指の名シーン!!このシーンが良かったのも、ブライが自分が救った少年の生死がどうなったか知らずに死んでいったからで、素晴らしい演出としか言いようがない。
死ぬ直前にドラゴンレンジャーのアーマーと獣奏剣をゲキに引き継ぐシーンも目頭がアツくなる素晴らしいシーンだった。自分の死期が近いことをゲキや他の仲間にも隠すくらい一人で強がっていたのに、最後にゲキと二人きりになった時に「本当はもっと生きていたかった。お前と一緒に暮らしたかった」と初めて弱音をはいたシーンも涙なくしては見られない。
43話 甦れ!獣奏剣
ブライを失って悲しむドラゴンシーザーが復活する話。他の守護獣達は戦いが終わった後に主人から褒めてもらったり話しかけられたりするのに、主人がいなくなって、寂しくて戦闘不能になってしまうドラゴンシーザーが可哀想だし可愛いすぎた。ゲキが獣奏剣を使うシーンはグッとくる。
46話 参上!凶悪戦隊
上で語ったボーイの子供服姿が拝める回。といっても、この話もとてもいい話で個人的には42話以上に泣けた。ジュウレンジャーの偽物(もちろんバンドーラのせい)が現れ、街はめちゃくちゃに。そのせいで本物のジュウレンジャーは街を追われてしまうが、あるおばあちゃんだけが5人を暖かく迎えてくれたという話。最初はみんな「このおばあちゃんは、街で何が起きているか知らないんだろう」と思っていたけど、実はおばあちゃんは全てを知っていて、それでもジュウレンジャーを迎え入れてくれていた・・という展開で、ただでさえブライの死で視聴者のメンタルが弱っているのに、そこでこんなエピソード持ってこられたらそりゃ泣くわ、と思った。みんなが着せられた服は、今は離れて暮らしているおばあちゃんの家族が残していったもので、全体的に70年代の雰囲気。ダンとメイは違和感なし。ボーイについてのツッコミ所は「子供服じゃん」というだけだったけど、ゲキとゴウシのセーターの似合わなさが際立っていたと思う。あえて似合わない感じの物を着せたんだろうけど、それにしてもダサかったな。
戦いのシーンでは珍しく敵が巨大化せず、かなり久々に銃や伝説の武器だけで戦っていたのが原点回帰ぽくて良かった。
50話 恐竜万歳!!
最終回。放送当時に録画した映像を未だに持っている。懐かしい!!結局恐竜の卵はどうなったんだっけ?と思っていたら、地球の子供たちに託して終わりだったとは。夢がある展開だけど、かなり危険なのでは??ジュウレンジャーが雲に乗ってみんなに手を振りながら去っていくシーンは子供番組らしくてほのぼのしていてとてもいいな、と放送当時も思った記憶がある。バンドーラ達は殺さずにみんなまとめて壺に封印されるというラストだった。全然凝りてなかったけど、息子への未練が吹っ切れて「子供」への感情に素直になれたならそれでOKという感じで終了。結局この戦いの中ではっきりと死が描かれたのは、ジュウレンジャー側はブライ、バンドーラ側はバンドーラの息子のカイ王子だけだった。どちらも元々死んでいたのを戦いのため生き返らせたもので、戦いが終わった後まで生き続けることはできなかった、というのはとても深いと思った。
★気になったところ★
・ゲキとゴウシとブライが若者なのに老けている
ジュウレンジャーに限ったことではありませんが、90年代までの俳優さんたちは20代でもみんなとても大人びています。
ゲキとゴウシは20代、ちょっと年が離れたブライですらまだ30歳くらいなのに、良くいえばとても大人っぽく落ち着いていて、悪く言えばめちゃくちゃ老けていると思いました。ゴウシなんて、今見ても中学生の子供がいると言われてもそんなに驚かないですよ。まだ20代半ばだったのに。
当時、ブライはマイケル富岡に似てると思っていたけど、今見ると結構違う・・。でも、「若者ぶってるけど絶対そんなに若くないだろうな」と思っていました。実際、30代だったので私の見る目は間違っていなかったわけですけど・・。でも、今だったら20代だとまだ幼さが残っていて、30代、40代でも青年・少年みたいな見た目の人がたくさんいますからね。特に芸能人ならなおさらです。それだけ、今とは年齢から感じる雰囲気が違うんだなとつくづく思いました。
ダン役の藤原秀樹さんは当時の20代にしてはかなり若くみえるけど、今の特撮番組の俳優さんたちはああいう感じの雰囲気の人達で固められているなぁと思います。
・ジュウレンジャーのメンバーの見た目が1992年すぎる
一億年の眠りから覚めた「〇〇族のプリンス」だの騎士だのという肩書があるのに、6人の見た目は服装以外は1992年の日本人全開で、もう少しファンタジックな、浮世離れした見た目でも良かったんじゃないかと思いました。今だったらカラコンしたり、髪をいろんな色にしたりちょっと変わったヘアスタイルにしたりといろいろ工夫できそうだけど、当時はナチュラルな状態じゃないと受け入れられなかったのかも??まだ「金髪なんて不良!」とか言われていた頃ですしね。衣装は、当時はダサいと思っていたけど、今見ると細かいところまで凝っていて可愛いと思います。でも、年中ずっとあの衣装のままだったので、もっと92年の若者らしい私服とか、メイの七変化みたいにいろんなスタイルも見てみたかったです。
それにしても、メイは本当に可愛らしくて美少女だったな。いろんな髪型をしていたけど、ハーフアップツインテールの時が一番好きでした。正直、ゲキにはあまりプリンスっぽさを感じなかったけど、メイはプリンセスの名に相応しい見た目だったと思う。千葉麗子さん、当時はいろんなことをされていて私の世代にはとても懐かしい・・・。90年代半ばが全盛で、その後いつの間にかいなくなっていた印象です。
・ゲキとブライの描写が多すぎて、他のキャラのエピソードが少ない
ゲキとブライ以外のメンバーの個人を掘り下げたエピソードをもっとたくさん見てみたかったです。個人エピソード自体は結構あったんですが、その話のメインだというだけで、内面掘り下げエピソードはほとんどなかったように思います。仲間割れエピソードやそれぞれの過去の話、何らかの試練を乗り越える話なんかも欲しかった・・。唯一、ゲキの目を覚まさせようとゴウシが黒騎士になった話が友情を感じるアツい話だったので、ああいう話が他のメンバーでもあればな、と思いました。
・芝居がスゴイ
みんなの演技があまりにオーバーリアクションなので最初はびっくりしました。特撮ってみんなこんな感じだっけ?と思って他のを見てみたら、確かに普通のドラマよりはちょっと大げさに見えたけど、もっと自然な感じでした、ジュウレンジャーが特別大きな芝居をしていたのかもしれません。ドラマというより舞台の演技みたいだと思いました。見ているうちに慣れてきて途中からは気にならなくなったんですけどね。
・建物やメカの手作り感がスゴイ
これもビックリしました。まだCGがなくて「合成」「遠近法」「吊り」が多用されていて、とても手作り感があふれていて懐かしかったです。氷がラップだったり、モンスターが出した糸がただの荷造り紐だったり、大獣神が溶けそうだというシーンでは、シェービングムースみたいな泡まみれになっていたり、「これって〇〇だよね?」と素人が見ても何が使われているのかまるわかりだったのが時代を感じて「平成も遠くなりつつあるなぁ」となぜか切ない気持ちになってしまいました(笑)。あと、敵が巨大化して大獣神で戦うシーン。周りの建物のセットがどう見ても作り物っぽいし、大獣神はメカというより人の体にハリボテを付けて相撲を取っている(実際そうなんだけど・・)ようにしかみえなくて、どう見てもあの中にジュウレンジャーが乗り込んでるとは思えないなと、当時から気になっていたことを思い出しました。「ジュウレンジャー」以外でも、戦隊モノのラストは巨大ロボでの戦いになるのが定番で、きっと子供には絶対に欠かせない人気の展開なんでしょうけど、果たして子供の目にはあれがちゃんと巨大ロボに見えてるんでしょうか。それとも、そんなことは気にしてないんでしょうか。
2024年現在の特撮はどうなってるんだろうと思って、現在放送中の「キングオージャー」をチラッと見てみたら、最先端と思われるCGを使いまくりで、背景や攻撃シーンなど、全てにおいて進化を感じて驚きました。建物等はほぼCGなんでしょうけど、ちょうど「キングオージャー」もファンタジーな世界観だったので、「ジュウレンジャー」にもピッタリ。「ジュウレンジャー」もこんなCGを使えばもっと違和感なくリアリティのある素晴らしい映像になりそうだなと思いました。でも、どんなにクオリティが高くなっても、それはもうあの頃の「ジュウレンジャー」じゃない。あの手作り感満載の、全く重みを感じさせない発砲スチロール製(たぶん)の岩や、段ボールで出来てそうな建物、紙粘土で作ったような小道具、写真スタジオみたいな所でドライアイスを焚いたり、柱とローソクを立てまくって神殿の雰囲気を醸し出そうとするのが「ジュウレンジャー」だから。あれはあれで味があってイイんですよね。
あと、「キングオージャー」を見て驚いたのが、OP主題歌の歌詞が全く聞き取れず何を言ってるのか全く分からなかったのと、スタッフのクレジットがいろんな所に書かれていて、しかもすぐ消えるので何が何だかわからない。「最近の特撮ってみんなこんな感じなの??」とかなり衝撃的でしたが、「キングオージャー」が他に比べるとちょっと変化球だったらしく、その数年前のシリーズをみたら、昔ながらの特撮らしい雰囲気が残っていたので安心しました。そんな「キングオージャー」を見た後で「ジュウレンジャー」のEDで♪ジャンボ~♪とみんなでジャンプしているのを見たら、あまりに純朴すぎて泣きそうになってしまいました(笑)。でも、きっと真剣に見て見たら「キングオージャー」も面白いんでしょうね。レビューでは大絶賛されてましたし。それにしてもスタッフのクレジットはあのわかりにくい出し方でいいんでしょうか?あれだけは納得できませんでした(^^;)
・ゲストキャラが子供ばかり
本当に驚くほど子供ばかりでした。唯一ちょっと違ったのがゴウシがメインだった「女剣士!日本一」という回の女子高校生くらいで、その他は全部10歳くらいの子供ばかり。そのおかげで毎回同じような雰囲気になっていて変わり映えがしなかったのがちょっと残念だったと思います。そもそも、バンドーラが子供嫌いだという設定で、何をするにもまずは子供を狙え!というのをモットーにしていたため、どうしてもそうなってしまうんだと思います。ブライが最後に助けたのも子供だったし、最終回でジュウレンジャーが恐竜の赤ちゃんを託したのも子供達。子供嫌いのはずのバンドーラには実は溺愛していた息子がいて・・という感じで、ジュウレンジャーはとても「子供」がフィーチャーされた番組でした。
ツッコミどころとして、被害に遭ってジュウレンジャーと交流するのは10歳くらいの子供ばかりなのに、街を攻撃されて逃げ惑うシーンで出てくるのは若者とサラリーマンばかりというのが、なんかちょっと面白かったです(^^;) 中年世代は子供のお父さんかお母さんくらいで、お年寄りはほとんど出てこなかったような・・。
昔から思い入れがある番組だったこともあって、イイと思ったことづくしでかなり長く語ってしまいました。「気になったところ」についても、単純に「気になった」だけで、あとは愛あるツッコミのみ。ここが嫌だと思ったところは特にありませんでした。あえて言えばもっと個人掘り下げ回をやって欲しかったということくらいで・・これだけはやっぱりもっとどうにかして欲しかったところです。
どちらかといえばかなり子供向きで、明るく単純な話が多いですが、ブライ編については大人が見ても普通に見どころがあると思うので、普段からアニメ・マンガ・特撮物好きの方にはかなりおススメです。
それにしても懐かしかったです。街の様子なんかも、まだまだ昭和というか80年代を引きずっている感じで、そうそう、こんな感じだったなといろいろ思い出しました。あと、子供達やお母さんの見た目も懐かしかったです。まだ健在だった男子小学生のピチピチの半ズボン。女子はキュロットスカート。お母さんはバブル時代延長のトサカ前髪にソバージュヘア。ウチの母もあんなのやってたなぁ。こういうところに注目してみるのも面白かったです。
あと、詳しい方には「今更言うまでもない」小ネタですが、バンドーラの息子・カイ役は子役時代の高橋一生さん、ゴウシ役の高安青寿さんは子供の頃、石野真子さんの「ワンダーブギ」で踊っていた6人組のキッズダンサーのひとりだったそうです。「ワンダーブギ」の映像は何度も見ていたのに、全く気づかなかった!!画面向かって一番右端のスラっとした子ですね。言われてみたらすぐにわかりました。
それから、現在ジュウレンジャーの6人はどうしているのか調べてみたら、めちゃくちゃ簡単に現在の姿が出てきて、自分が想像していた何十倍も、今でもジュウレンジャーだったことに驚きました。その中でもダンはあまりメディアに出てないんだなと思ったら、ゴウシのインスタにたくさん写真が載っていて笑ってしまいました。ブライ・ゲキ・ゴウシは当時は老けていると思っていたのに、今は実年齢よりかなり若く見えたのが面白いなと思いました。年齢が見た目を追い越したんですね。他の3人も当時のイメージのまま。ボーイの年取らなさが一番驚きました。
これからもこのまま、ずっとジュウレンジャーでいてほしいと思いました。