1983年に放送されていた「光速電神アルベガス」です。
東映のロボットアニメの中でもかなりマイナーだと思いますが、私と同世代で懐かしいと思われる方も多いんじゃないかと思います。ちなみに私も当時は幼稚園児だったので、まさにど真ん中世代なんですが、元々子供の頃はロボットアニメに興味がなかった上、あったとしてもテレビ東京系での放送だったそうなので、地方在住の我が家では見ることができなかったと思います。
でも、このアニメの主題歌だけは中一の頃から知っていました。当時キン肉マンにハマっていて、1983年に放送されたアニメのCDを持っていたからです。
好みの絵柄だし、「いつか見れたらいいな」くらいに薄っすらと思っていましたが、当時のアニメ雑誌を見た時に「今月の放送予定」のページのあらすじ紹介の所にこのアニメの予告ナレーションがそのまま載っていて、そこには「〇〇していいとも!」「〇〇かもね~」「〇〇しちゃいます!」と、1983年全開の、当時の人気フレーズ使いまくりの調子こいた口調が載っており、それを読んだ時に「ん~・・・」と微妙な雰囲気を感じたので2023年現在まで何となく手を付けずにいました。それでも映像だけは全話分持っていたので、この度腰を据えて見てみたら、以前私が感じたことは気のせいではなく、予感的中していたことがわかりました。
詳しくは下で語りたいと思いますが、自分が子供の頃にやっていたアニメを大人になってから見た時、当時見ていた物にしても初めて見る物にしても「懐かしいなぁ。そうそう、あの時代はこんな感じだったよね~」と、例えるなら「久々に地元に帰ってきた時の安心感」みたいなものを感じると思います。でもこのアルベガスを見た時はちょっと違った感覚で、懐かしいとかよりも「地元に帰ってきたら、実家はそのままだったけど周りが様変わりしてしまっていて、逆に寂しさを感じてしまった」という感じでした。上手く言い表せないけど、なぜか不安な気持ちにさせられたのです。それでも、10話くらいまで進んだところでだんだん慣れてきたのですが、今まで感じたことのない不思議な感覚でした。
内容としては、とても子供向けに作られている印象で、幼稚園~小学校低学年くらいの、戦隊ヒーローとかと同じくらいの視聴者を対象にしていたんじゃないかと思います。何かで読んだことがあるけど、原点回帰がテーマで、いろいろなところが83年当時としても古臭く、特に「ゲッターロボ」を意識して制作されていたということだったと思います。
当時のロボットアニメは中高校生のアニメファン向のリアルな物が多かったので、あえてのお子様向けで差別化を図ったのではと思いますが、それはそれでとても良かったと思います。ただ、そうは言ってももうちょっと何とかならなかったのかと思えるようなツッコミ所がありすぎるくらいあって、「ええっ?!・・ま、まぁ、いいけどさ・・」と思うことがよくありました。そういった点についても語りたいと思います。
★良かったところ★
・主題歌が良い
本編を見る前からOPもEDも大好きでiTunesに入れてスマホとかで聴いてるくらいです(笑)。映像もめちゃカッコいいんですよね。メカだけじゃなくて、ちゃんとキャラクターの見せ場があるところもイイし。
OPはテンション爆上がりの超・王道アニソンで前奏から何もかも全部好きです。聴いてると思わず握り拳になってしまう!!♪燃える正義の 怒りだぁ!♪♪まっ まっ まっ!ぷたぁ~つぅ~♪のところの歌い方もたまらない!!「ゲットディメンジョン」とか「さんたいがったい ろくへんげ」の何だかよくわからないパワフルさも好きでした。内容を見てやっと言っていることの意味がわかりました(笑)。あと、「サンバイ剣」→「三倍剣」ということにも初めて気づきました。
あと、EDもすごく良くて♪オットットト♪の83年らしさがたまらない。あのフレーズ、当時流行ったんですよね。私も幼かったながら覚えてますよ。
この歌で一番好きなのは♪フォーメーション 眩しい空だぜ~♪の所と1番と2番の間奏の所。あの部分が懐かしい感じがして堪りません。♪いきなり来るなよデリンジャー♪というのはなんか笑えます。2番が♪気軽に来るなよ♪なのも笑える・・。
OPもEDも、今だと絶対に聴けないメロディだと思うので貴重だなぁと思いながらありがたく聴いています(笑)
・キャラデザが良い
可愛らしいデザインと3人のキャラのバランスが良くてとても気に入っています。当時の絵本とかレコードとかポスターとか、そういう版権物のイラストを見てもとても見映えがいいなぁ~と思ったりします。熱血お調子者主人公の大作と、ちょっとクールでツッパリ風の哲也、そしてキュートなヒロインほたる、あと、マジンガーでいうところのボスにあたる五郎もちょっとウザいけどイイ奴だったな。見た目もそこまで酷くなくてキレイなボスって感じで・・(笑)。
・話が簡潔でわかりやすい
アルベガスの内容を簡単に説明すると「デリンジャーが地球征服を目論んで攻撃してくるぜ!この美しい地球を汚す者は許せない!アルベガスで出撃だ!!」というもので、マジンガーとかゲッターロボとか鋼鉄ジーグとかそういう系の勧善懲悪の分かりやすい内容でした。基本的に一話完結で、日常生活描写メインの中で敵が攻撃をしかけてくるパターン。新しい敵キャラ・総統バイオスが登場して前半いたダストン将軍と入れ替わる中盤の数話と最終回直前の話を除けばずっとそのパターンの繰り返しでした。でも、この単純さがイイ。その分、いろんなエピソードが楽しめるし主人公たちの日常生活を楽しく見ることができますからね。アルベガスの主人公達は高校生なので、戦いがない時は学校に通っていて学園モノっぽいエピソードが多かったと思います。それがまた80年代感満載でノスタルジックな気分になったものです。大作の声が古川登志夫さんだったからか「かぼちゃワイン」を思い出しました。それにしても、レザリオンを見た時も思ったけど、何でそんなに学校に行くことに拘るんでしょうね。地球を代表して戦ってるんだから、もう学校なんて行かなくても将来を約束されたようなものなのに。意地でも戦いがなかった頃のルーティンを守り通す姿が面白すぎます。EDでも♪俺たちゃまだまだ 学校さ!♪と爽やかに宣言してるくらいですからね。逆に70年代の主人公達は最初こそ学校に通っている描写があるものの、途中からフェードアウトしてしまうのが定番だったような気がします。
・メカがカッコいい
アルベガスは「ゲットディメンジョン!」で3体のロボットが合体開始。どの形になるかはその時の戦い方次第で、形によってメインパイロットも交代。毎回メインになる人が「〇〇ディメンジョン!!」というのもカッコよくて好きでした。ロボットアニメはやっぱり合体や必殺技を使う時に叫ぶのが燃えてイイですよね。いろいろ文句ばかり言ってますが、戦いのシーンについては文句なしです。ただ、どの形になっても色違いに見えてしまうのがちょっと地味で残念といえば残念・・。
あと、飛行メカのニュースーパーアベガがカッコよかったです。3体がバラでも合体した状態でも飛べるのがいいし、何よりもそれぞれが人型に変形できるのがとてもイイ!!マクロス以来、飛行メカが人型にも変形するのは欠かせませんからね。
もし、おもちゃを買うとしたらアルベガスよりもこっちの方が欲しいかも・・・。
・ほたるちゃんが可愛い
ほたるはこのアニメのヒロインで、アルベガスのパイロットの一人でもあるんですが、これがとにかく可愛い。声のせいもあるけど、正義のドキンちゃんですね(笑)。あそこまで奔放じゃないけど、気が強くてちょっとだけ我儘っぽいところとか、自分で自分の可愛さとモテっぷりを自覚している(もちろん、自分から言うことはないけど、見ていると「絶対に自覚してるよね?」と思える)ところとか、そのあたりが絶妙でした。あまり自己主張が強すぎると視聴者に嫌われてしまうけど、ほたるはヒロインとしての節度を守っていて、ちゃんと戦力になるし真面目だし、健気でいい子だと思いました。制作スタッフもお気に入りだったのか(?)ほたるがメインのエピソードは結構多かったような気がします。そんなほたる萌えを楽しむには、父親である水木教授との親子エピソードがおススメで、亡くなったお母さんの姿に化けたデリンジャーに騙されてしまう話が印象に残っています。
あと、この当時のアニメとしては変わってるなと思ったところがあって、最初は大作とほたるが両想いなのかと思っていました。主人公とヒロインは喧嘩しつつもラブラブというのが定番ですからね。初期の頃に他の女の子(デリンジャーだったけど)に夢中になる大作を見てほたるが嫉妬するシーンもあったし。でも、ずっと見続けていると、大作はふざけてほたるに絡んでいるだけで、実はお互いに恋愛感情はなさそう??ふたりが急接近したりするようなエピソードもありませんでした。むしろ、ほたると五郎がコンビでメインになる話の方が多くて、これはすごく珍しいなと思いました。しかも、ほたるは五郎をウザがっていたけど、実はお似合いなのかも?と思えるような作りになっていたと思います。ゲッターロボではヒロインのミチルが主人公の竜馬ではなく二番手の隼人とくっついたように、アルベガスではまさかの三番手の五郎と・・ということだったりして??
ちなみに哲也はゲストキャラの女の子が嫁になろうとする騒動があったり、後半はデリンジャーのダリ―将軍の娘と仲良くなったりと完全に蚊帳の外でした。
とにかく、ほたるちゃんは可愛かったです。私が今まで見たロボットアニメのヒロインで一番好きなのは「グレンダイザー」のマリアなんですが、ほたるもかなり上位の方ですよ(笑)。
・水木教授がエロい
このアニメの中で一番好きなキャラは何を隠そう、この水木教授でした(笑)。水木教授はほたるの父親であり、3人をまとめる長官で、良き理解者でもありました。私もついに主人公達よりも長官の方に注目してしまう時が来るとは夢にも思いませんでしたよ。水木教授のいいところは総じてエロいところ。とにかくいろんな面でお色気ムンムン(?)で、私は目のやり場に困りつつじっくり楽しませてもらいました。どれだけエロいのか、そしてそのエロさのどこに惹かれるのかを真剣に考えてみました。
・見た目がエロい
水木教授のいい所は、見た目がイケメンダンディという所。正面から見たらオールバックで普通の髪型なのに、よく見ると実はロン毛を後ろで一つに束ねているというのが最高にエロい。しかも、メッシュ的な白髪交じりだというところが微妙な「枯れっぷり」を表現していてエロくて最高!ただ、実際にこれを人間がやるとすると、たとえどんなイケメンでも絶対に気持ち悪いし不気味になること間違いなしで、アニメキャラだからこそ許される髪型だと思います。そして、薄ーい色の入ったサングラス。裸眼の時と視界の色が微妙に変わるなんて、戦いを指揮するのには不向きなんじゃないのか??でもエロいからイイ。
・声がエロい
水木教授は声が凄まじくイイ!!今の言葉でいうところの「イケボ」とはまさにこのこと。声だけでも永久に聴いていられる。声は蟹江栄司さんがやっているのですが、戦隊モノとかロボットアニメ、それに登場するおもちゃCMのナレーション等をされていた方で、とりあえずめちゃくちゃイイ声でエロ過ぎると思いました。
・イジリもOKなところがエロい
水木教授はクソ真面目で厳しいだけの人物ではなく、3人のパイロット達の良き理解者でちゃんと冗談も通じるし、大作達のくだらない弄りにもちゃんと付き合うナイスガイ。五郎をウザがりながらも、一応ゴリロボに感謝しつつ、たまにちゃっかり頼ったりする所もイイ。三人を戦わせるばかりではなく登山に連れて行って気晴らしをさせたりという父親らしい一面を持っていたり、ほたるへ父としての対応に悩んだりとそういった所も無駄にエロくて、私はほたると水木教授のやりとりが楽しみで仕方ありませんでした(笑)。
・助手とデキているところがエロい
水木教授といえばこれですよ。助手の彩子さん。1話の時点で二人はすでにでき上っていた(ほたるが冗談交じりに「二人の仲を認めてあげるから」と言うセリフがある)ので、何があったのかわかりませんが、教授と助手がデキているなんて、子供向けアニメでは珍しいし最高のエロだと思います。その彩子さんとのやりとりで一番エロかったのが、彩子さんの元恋人(正体はデリンジャーだったけど)が現れた時にちょっと気まずくなった水木教授が「私だっていろいろあったから気にしていない」というようなことを言うシーンです。エロい!この二人は最終回で無事に結ばれるのですが、その最終回のオチがデレデレする水木教授だったのは笑えました。あんなダンディなキャラなのに、最後の最後でギャグをかまして全て持っていくとは水木教授は素晴らしい!!
ほたるとの親子関係がエロい
特にエロいと思ったのは、夢でうなされるほたるの寝室にいつの間にか入ってきていて、胸元の開いたバスローブ姿で「ミステリー小説でも読んだのかな?」と言った所と、最終回付近で過労のため発熱したほたるを何だかんだ言いながらも一人で看病していたシーンです。いや、父親だから別にいいはずなんですが、なぜかやってはいけないことをしているみたいで、とにかくエッロ!!と思いましたよ。
こんな感じで、水木教授はとにかくエロいです。でもこんなエロ厳しくて一見近寄りがたい雰囲気を醸し出していながらも、実はフットワークが軽く、番組の雰囲気に合わせて全力ギャグもやってくれる頼もしい長官なところが気に入っています。
★気になったところ★
・作画が不安定
最初の数話がめちゃくちゃ作画が崩壊していて驚きました。普通、全体的に作画があまり良くないアニメでも初回は丁寧に描かれていることが多いんですが、このアニメは初回からして崩壊気味だったと思います。上記のとおり、私がアルベガスを見て不安な気持ちにさせられたのはこの作画崩壊も理由の一つだったような気がします。「もしかしてこのままこんな感じで進んで行くの?」と、そういう意味でも不安でした(笑)。その上、絵の崩壊だけではなく、喋っているのに口が動いてなかったり、止め絵とキャラの会話だけで話が進んで行ったり、ロボットでの戦いのシーンでヘルメット着用の時に哲也の絵なのに大作が喋っていたりと、そういうミスも一度や二度じゃなく、「どれだけ制作現場が混乱してるんだ?」と思えるくらいでした。40年も前のアニメなのに思わず「これ大丈夫!?」とつっこんでしまった程。それでも何とか見続けて、7~8話あたりで普通に見れる感じになったので本気で安心しました。その後は神作画こそなかったものの、普通に安定した絵柄で最後まで辿り着いて本当に良かったと思いました。
・大作が大作っぽくない
主人公の名前は「円城寺 大作」なんですが、見た目と名前が合ってないとずっと気になっていました。大作はヒョロっとしていて童顔で小学生のような顔立ち。あの見た目だと「アキラ」とか「ケンタ」「リョウタ」「ユウタ」みたいな名前が合っていると思います(個人的には特に「ケンタ」っぽいと思う)。本編でも他のキャラから「大作 大作」と呼ばれるシーンで、一瞬「ん?」となって「あ、そうか。名前、大作だったっけ」と思ってしまうことが何度かありました。私としては、「大作」といえば「尾形大作(懐!)」か巨漢のイメージがあって、むしろ五郎の方が「大作」っぽいなと思っていました。この名前については最後までずっと慣れませんでした。
ところで、大作って主人公なのになぜかあまり目立たなかったと思いました。熱血漢でお調子者でギャグシーンなんかも多かったはずなんですが、あまり印象に残らなかった気がします。メインエピソードも意外と少なかったような・・。あと、一つ気になったのが、大作があまりにも勉強ができなさすぎて父親が家庭教師を付ける、というエピソードがありました。でも、そもそも大作はほたる・哲也と共にロボット工学系の学校に通っていて、そこでコンテストに出場して、トップになったという経歴の持ち主。それを水木教授が改造してアルベガスにして、パイロットになったといういきさつがあるのに、突然の落ちこぼれ設定がめちゃくちゃ無理があるなぁと思いました。それにそもそも、高校だと最初から同じ学力の生徒たちで固められているはずなので、学校内で能力差が大きく開くのはありえないはずなんですよね。他のアニメでもありがちエピソードだけど、「それっておかしくない?」といつも気になっていましたよ。そこはアニメの中の話だからといえばそれまでなんですけど・・(^^;)
・デリンジャーの作戦が毎回ピンポイントすぎる
デリンジャーの目的は地球を絶滅させて宇宙全体を支配するというわかりやすいものなのですが、そこまでスケールの大きい目標を掲げながら、地球(アルベガス)を倒す作戦はどれもチマチマとしていてまどろっこしく、笑ってしまいます。デリンジャーの作戦は「心理作戦」ばかりで、とにかくアルベガスのパイロットである3人のメンタルを弱らせて戦闘不能にさせようというのが定番でした。そんな感じなので3人の家族や知人を狙ったり、デリンジャーのミラーゼロが誰かに変身して人間関係を混乱させるというパターンがかなり多かったです。そんな細かい作戦を立てなくても、3人が授業を受けている時に学校に爆弾を落としたり、夜中に寝込みを襲えば一発で終了なのに、チャンスを逃しすぎてるなぁと毎回思いました。あと、学校の空調を通じて毒ガスを流したのも細かすぎて笑ってしまいました。しかも、ご丁寧に校内の図面を事前に確認して把握しておくというという細かさ。そんなことしなくても、ご自慢の優れた科学力と戦力でドカンと一発で破壊する方法がいくらでもあるでしょうに・・とツッコミ所だらけでした。
・全体的に内容が薄っぺらい
これも・・・めったにそんなことを思わないようにしてるんですが、そう思わざるを得ないほどの薄っぺらさでした(苦笑)。今までいろんなアニメを見てきましたが、全30~50話もあって子供向けであれば、どうでもいいと思える話、強引で無理がある話等いろいろあるのは当たり前だと思います。でも、それを上回る「いい話回」「考えさせられる回」もたくさん潜んでいて、私はそういう話を見つけるのを楽しみにして見ているのに、アルベガスに関してはそう思える回がほとんどなく、それが逆に珍しいと思いました。あえていえば、上でも語ったほたるが偽物のお母さんに騙されて水木教授と揉める話、大作の妹がデリンジャーに捕まる話、哲也のガールフレンド(正体はデリンジャー)の話がまぁまぁ良かったかな・・と思ったくらい。
キャラも設定もすごく良かったのに、肝心の内容がアレだなんて本当にもったいない、もう少しなんとかならなかったのかと思いながら見ていました。次こそはいい話かな、面白い話かな・・と一応期待しながら見ていたのですが、どれも盛り上がりに欠けて本当に残念だったと思います。
・毎回オチが弱い
上の続きなんですけど、せっかく今回の話はイイかも?と思わせておきながら、オチがイマイチのせいで全て台無しになってしまってる話が結構ありました。想像していたとおり、80年代のアニメ特有の「トホホ、なんでこうなるの」みたいなドタバタ・ズッコケオチが多かったのですが、コケるなら盛大にコケる、ボケるならボケ倒して終わらせればいいのに、毎回中途半端な終わり方ばかりで「えっ?これで終わり?」と逆にあっけに取られてしまうことが多々ありました。チャンチャン♪、みたいなオチ音も締まりのない感じで、あらためてドリフのコント後のオチ音の偉大さを思い知ることになりました。あと、オチの良さでいえば藤子アニメもそうだったと思います。当時はなんとも思っていなかったけど、ハットリくんとかパーマンのズッコケオチは毎回安定していたなぁと思います。今でもオチのBGMとともに思い出すことができるくらいです。最後はワイプの中で愚痴言って終わるパターンも70~80年代にはよくあったけど、最近のアニメではコナンくらいしかやってないですね。あれ、子供の頃好きだったのになぁ・・。
・全45話中、総集編が3回もある!!
いやいや、これも驚いたんですけど。80年代のアニメだと中盤くらいでそれまでの総集編や振り返りシーンのみの回を一話設けていることがよくあったと思います。でもそれは初期の話を見ていなかった人へのサービスにもなるし、ややこしいストーリーだとそういう回があった方がわかりやすくて親切な作りだったと言えると思います。制作の遅れを取り戻すという理由を兼ねてるのもあったんでしょうね。でも、アルベガスはおそらく幼児や小学校低学年でも普通について行けそうな一話完結の単純なストーリー。中盤か、最終決戦の直前付近で一回だけやるのはまぁわかるような気がするし、いいと思うけど3回もやるなんて、そりゃやりすぎだろう!と突っ込まざるを得ませんでした。ただ、他の回の名場面を繋ぎ合わせただけではなく、ちゃんとその回用に作られたシーンもあったのでそこは良かったんですけどね・・。初期の頃の作画崩壊といい、よっぽど制作に苦労していたんだな、時間がなかったんだろうな・・というのがひしひしと伝わってきました。
私の感想としてはこんな感じで、キャラと設定はすごく好みだったのに、内容の方は正直言って今一つで残念。「うーーん・・・」としか言えませんでした。他の同じ路線のロボットアニメを見ても、内容の薄さについてこんなに気になったことがなかったので、よっぽど薄いんだと思います(^^;) 見ている時に感じた不安感は、この薄さに不安定さを感じたからなのかもしれません。ネタ切れの時は五郎かダン子先生のドタバタ話っていうのもなんだかなぁと思ったし。とにかくもう少し丁寧に作って欲しかったなぁと思います。
「いい話」系でイイと思ったのはは上で語った3話なんですが、それ以外で面白いと思ったのはお正月の話ですね。大作達がデリンジャーのお正月パーティに招かれるというありえないエピソード。いつもと雰囲気が違うので、これは番外編のおふざけ回だな、と思ってそれはそれでいいんですが、オチがまさかの「大作の初夢」だったのは予想外でした。エピソードとしては面白かったのに夢オチにするなんてもったいなくないですか?個人的にはここはちゃんと本当にパーティ話にしておいて、お互いに自分たちが仕掛けた爆弾を一時休戦して自分たちで急いで外し、事なきを得たところで「今回のことはお互いになかったことにしよう!」みたいなオチの方がもっと面白かったと思うんですけどね。それだとちょっとふざけすぎかもしれませんが・・。それから、本編で「矢切りの渡し」「ギャランドゥ」がオリジナルで流れたのには驚きました。そんなところだけリアルにしやがって・・と思いましたよ(笑)。DVDでもそのまま収録されているんでしょうか。
そんなこんなでツッコミどころ&文句ばかりでしたが、最後まで見てみたら、これはこれで「あー、とうとう終わっちゃった~」と少し寂しさを感じてしまいました(笑)。あまり真剣に考えずゆる――く見るのがベストだと思います。