ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 27話

内容
レザリオンとの対面を果たしたギャリオサバンだったが、互角の力を持つと睨んだギャリオは「もっと腕を上げろ」と言い残し、引き上げていった。 オリビアは退院、そしてエレファンも故郷の星をジャークに滅ぼされた過去を思い出す。警戒する地球連邦軍を挑発するため、人間の姿に変身して街を騒がせるギャリオ。ついに敬はレザリオンで出撃する。攻撃させる隙すら見せないギャリオサバンとの長い戦いがはじまった。

ユルかったり、気合が入っていたりと話の盛り上がりの上下運動盛んなレザリオンですが、今回から次回28話にかけて最高に盛り上がります。なにしろ敬にとって最大の試練の時が訪れるのですから!いきなりネタばれですが、今回敬はいろんな意味で負けます。8話~9話のエリックシッドとの戦いでも油断して負けてますが、今回はその比ではなくとても深刻です。というのも、今回は油断していたわけでも何でもなかったからです・・・。

ついにレザリオンとギャリオサバンは対決しそうになりますが、ギャリオは「両者の力が互角であること」を見抜きます。敬の心理を突く作戦を考えて出直そうとしたギャリオは、アツくなる敬に「もっと腕を上げろ」と言い残し、引き上げていくのでした。ギャリオの心理作戦は敬をイラつかせて焦らせること。後々、敬はこの作戦にすっかりハマってしまうことになります。今までの敵と違い、余裕のあるギャリオについて連邦軍のみんなは警戒しますが、敬はイライラを募らせるのでした。
細かいことですが、ギャリオはレザリオンと対面した時、敬に自分の名を名乗ったのですが、敬はずっとギャリオのことを「ジャーク」と呼んでいました。「何者だ!?」と自分から聞いておきながら一瞬で忘れてしまったのでしょうか・・。ギャリオ、密かに「俺の名前はギャリオだっつーの!」と突っ込んでただろうな~(?)。

退院したオリビアがエレファンを連れて基地を訪れます。エレファンは思い出した物を絵に描いていたのですが、そこにはジャーク艦体やメカが描かれていました。アニメーター並みの立派なイラストです。エレファンはモニターに写った艦体を見て大興奮。エレファンの故郷の星はジャーク帝国に侵略されていたのです。
強制的に軍に就かされていた落ちこぼれ軍人のエレファン。落第を免れる最後のチャンスが地球偵察で、その最中に地球連邦軍(というか主にサハラ(汗))から撃墜されて記憶を失った・・・という流れだったのです。これで引っ張るだけ引っ張り、伸ばすだけ伸ばした伏線がやっと繋がったことになります。エレファンの初登場は6話ですので、かなりの引っ張り具合ですよね~・・。月イチしか登場しなかったり、やっと登場したと思ったら大ボケかまして「アホンダラ」扱いとか、酷すぎましたけどやっとこれでエレファンの存在に深みが出てきます。記憶を取り戻しても相変わらずぬぼーっとした雰囲気は変わりませんが、これからは正式に敬達の仲間になって一緒に戦うようになります。それにしても、途中で大胆な路線変更があったにもかかわらず、見事な辻褄のあわせ具合に感心します。路線変更も当初から予定されていたことなんでしょうか。

月にある反乱軍の基地にジャーク艦体の本体が到着。あまりの豪華さとスケールの大きさに、インスパイアは腰を抜かすのでした。(これがまた笑えます ^_^;)インスパイアのダメっぷりがますますパワーアップしてきました。
敬は相変わらず自宅でゲームをしたり、お母さんと一緒にオリビアの快気祝いの乾杯をしたりしてましたがギャリオのことが気になって「心ここにあらず」です。

街では警戒態勢が取られていましたが、人間に変身したギャリオがあっさりと乱入。街中を騒がせはじめます。チャールズはエレファンと敬を連れてギャリオを捜索し始めます。エレファンのおかげでわりと早く見つかったギャリオ・・。ちなみに、敬が持っていたギャリオの指名手配写真(ほんの一瞬しか映らない)には「年齢19~25歳・身長178~182」と書かれていました。実際のところどうかわかりませんが、隠れたプロフィール(?)ですね。
そしてここからが一番問題の違和感あるシーン!敬はギャリオとバッチリ対面します。そしてギャリオに聞えるくらいの距離でチャールズに「こいつ、ジャークロボットのパイロットだ。間違いないよ。」と言っているのです。そのセリフを聞いてギャリオもニヤリ。こんな決定的なシーンがあるのに、敬もギャリオも最終回までお互いの姿を知らない・・という設定にいつの間にかなっているのが、ジャーク編最大の突っ込み所です。

しかし、何度も語っているようにレザリオンのキャラはみんな忘れっぽいので、今回のエピソードもいろいろあって忘れてしまったのでは、ということにしておきたいと思います(笑)。特に敬はそれどころじゃなかったですからね~。顔とか、会ったことあるとかなんて、そんなの地球を守ることに比べたらどうでもいいことですよね。ギャリオの方も、目の前にいる敬を捕まえていればレザリオンで戦わずして一瞬で地球侵略できたと思うんですけど、案外近くにあることって気づかないものですよね(?)。

街中を飛び回り、すぱしっこく逃げ回るギャリオ。そんな姿に敬のイライラはMAXに。ついにレザリオン・ギャリオサバンの対決です。
お互い剣を構えたまま一歩も動かない二体。攻撃する隙すら与えず、お互いに動けないのです。そんな状態が続き、敬のイライラと焦りは限界に近づきます。どれだけの間、敬が動けなかったかというと、タイトルの通り「12時間」です(汗)。夕焼けの時間帯に戦い開始、そして終了は夜明けです。12時間もずっと動けずコクピットに座りっぱなしだなんて考えただけでゾッとしますね。しかも、気を抜いて隙を見せれば攻撃されてしまうかもしれないし・・。「気を張りつつ12時間座りっぱなし」!!これはいろんな意味でキツイです。実際なら絶対無理だと思います。まず「トイレに行きたくなったらどうすればいいんだ」と私的にはそれが一番心配です(笑)。汗だくになった敬が思わず「いい加減に動けよ!寝てんじゃねーだろうな~」と言ったのが何気に笑えました。ギャリオサバンのパイロットが高木ブーだったらその恐れもありますけどね。

にらみ合いが続く中、ついに夜が明けてしまいます。耐え切れなくなった敬はついにギャリオサバンを真っ二つに・・と思ったらレザリオンが斬ったのはギャリオサバンの幻影でした。「レザリオン、破れたり!」・・レザリオンはギャリオサバンに斬られ串刺し状態に!!恐怖のあまり断末魔の叫びを上げる敬。レザリオン絶体絶命でつづく。

こんな感じの敗北エピソードですが、この展開は大変燃えました!!今までレザリオンが強すぎた分、戦いのシーンがあっけなかったりユルくなりがちだったのがこれで随分スリルのあるものになったと思います。12時間の緊張感も伝わってきました。レザリオンの強さの一番のポイントは何と言っても「電送」だったと思います。どんなに強い敵が現れても電送で敵の後ろに回ればあっという間に倒すことができたのが、これからはそうもいかなくなってしまったのです。ギャリオサバンも今後登場するジャークのメカも、レザリオンと同じく電送できるように作られています。同じことができるようになってしまったのでレザリオンも「無敵」とはいえなくなってしまいました。でも、その方が逆に戦いが盛り上がるんですよね。ヒーローをあまり強すぎる設定にしても、逆に面白くなくなるのが不思議ですね。

次回が、これまた燃えるんですよ~~(>_<) 





2009年6月27日 記