太川陽介


その見た目といい歌といい、サンデーズの中のサンデーズ、太川陽介さんです。「レッツゴーヤング」では長年司会をやっていただけあって、もうその存在自体が「サンデーズ」で「レッツゴーヤング」。
主にアイドルとして活動していたのは77~80年くらいで、その後「レッツゴーヤング」の司会以外だとドラマとか舞台とかだったんでしょうか。私はずっと名前も顔も知らなかったのですが、2000年頃、当時めちゃくちゃ楽しみに見ていた「歌の大辞テン」という番組で、77年のある月のベスト10の中で「Lui-Lui」が紹介されて、その時に知りました今考えてもあの番組は本当に優れモノでした。当時はまだ「YouTube」があるかないかくらいの時期で、おまけにネット環境が今ほど整ってなかったこともあって、まだまだテレビが情報源だったんですよねぇ。あの番組がきっかけで知ったアイドルや歌が山ほどありますよ。
話が逸れましたが、名前を知ってからもしばらくの間ずっと「元アイドル」としての存在だった太川さんが、例の「バス旅」番組で突然ブレイクして、蛭子さんと共に、ある年の24時間テレビに出ていた姿を見た時は「人生っていつ何があるかわからないなぁ」とつくづく思ったものです。
メンバーが変わってもあれに似た番組はまだ継続中なので、今ではきっと旅番組好きな若い世代からも認知されているはずそんなこんなで最近は「バス旅でブチ切れ」なイメージばかりが付きまとっているような気がしますが、アイドル時代の歌唱シーンは世界中に広めたいほど素敵なので、少しでも伝わるように思いを込めてレビューしたいと思います。

「Lui-Lui」77年発売。

この曲を初めて聴いた時の衝撃は忘れられません。なぜなら私が物心付いた時には、アイドルの歌でもこういう歌詞はほぼ絶滅していましたからね。♪ほらほら君 食べられちゃうよ♪とか♪まるでご機嫌さ ルイルイさ♪とか、80年代初頭までならギリギリ許された(?)その時代ならではの、古い少女漫画の王子様的訳の分からない歌詞!!でもこういう歌をちょっとはにかみながらもキャラになりきって、楽しそうに歌う姿がアイドルの醍醐味!!とにかく初々しくて可愛いらしくてイイんですよね。私が初めて見た映像は「日本歌謡大賞」の時の映像で、真っ白なつなぎの衣装を着て歌っていましたが、その美少年ぶりもさることながら「なんて爽やかで初々しいんだ・・」と釘付けになってしまいました。「尊い」とはまさにこのこと!!振り付けがまた、イイんですよね。今でも踵のあるサンダルや靴を履いてるとついつい「ルイルイダンス」をしたくなってしまいます(笑)。
そろそろこういう歌も復活しないかなぁと思うんですが、アイドル自体が高齢化している上、一人で活動するアイドルなんてほぼ皆無。復活は難しいんだろうなとも思います。今なら「純烈」の歌がそれっぽさがある気がするけど、でも、あれはなんかちょっと違う気がするし・・。

「それはないよ お嬢さん」78年発売。

「Lui-Lui」もめちゃくちゃ好きなんですが、私はこちらの曲の方が好きです。
「Lui-Lui」と比べるとかなり知名度の差があると思うんですが、こちらも爽やかでとてもイイんですよ。タイトルはちょっと変だけど・・・。♪眩しさにクラリめまいがしたよ~♪の所が特に気に入っています。それにしても「Lui-Lui」といい、いつもクラクラ・フラフラしてるんですね(笑)。「Lui-Lui」の歌唱シーンは新旧共にすぐに見つかるんですが、こちらの曲の歌唱シーンはほとんど見たことがありません。一度だけチラッとみたことがあるんですが、こちらも可愛らしい衣装を着て振り付けもあったようなので、じっくり見れば萌えること間違いなしだと思われます。見たい・・・!!

今回2曲しかレビューしていないのは、他の歌は特にツボにハマらなかったからです。この2曲は思い切り明るくて爽やかなんですが、他の曲はちょっとしっとり系だったり暗かったりで、アイドルソングとしては「うーん・・」という感じだったので・・。あと、「Lui-Lui」がデビュー曲かと思っていたら、3曲目だったのは意外でした。
渋谷哲平さんと同じく、「なんで売れなかったんだろう?」なアイドルの中の一人だと思いますが、やっぱり曲に恵まれなかったんでしょうか。見た目パーフェクトで、歌も上手くて、あの若さで番組MCまでこなしていたのに。でも近年になって意外な場所でブレイクして活躍中なところをみると、実は「大成功」だったのかも、とも思えますね。とにかく素晴らしいですあとは「それはないよお嬢さん」の歌唱シーンをたくさん見たいのと、主演された「猿飛佐助」を全話見たいです。(実は、10数年前にどうしても見たくなってDVD購入計画を立てたことがあります・・)

 

2023年7月31日 記