ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 26話

内容
オリビアの怪我は随分回復し、エレファンも少しずつ以前の記憶を取り戻そうとしていた。一方、マーチ亡き後、ジャーク星人達はインスパイアをその地位に就かせることになった。ギャリオサバンも完成し、本格的に行動を開始し始めたジャーク星人達。地球の航空機の乗客を人質に取り、レザリオンとの交換を要求するのだった。

今回はインスパイアの出番が多いです(笑)。彼の小物ぶり・順応性の高さ・世渡り上手ぶりが発揮されていて彼のファン(はたして、いるのだろうか?)にはたまらないエピソードになってます。それに比べるとマーチは真面目すぎましたね。もともと彼は極悪人ではなくゴッドハイドの考えに共感して軍に入っていたので、あまり欲もなかったですしね。そして、敬君は今回もとてもカッコいいです。何度も言いますが、本当に中学生なのか??というほど器用です。今回に始まったことじゃありませんけどね。
今回は「乗客人質」といういかにもロボットアニメなお話なので、昔ながらの王道アニメが好きな方は燃えるし癒されると思います。

地球へジャーク帝国の大艦体が向かっていることが明らかになり深刻モードな地球連邦軍。その艦体の中ではレザリオンのデータを元に作ったロボット、「ギャリオサバン」が完成しつつあります。

その頃、部下から「マーチ死亡」を知らされたインスパイアは「次にその地位に就く者は私しかいないではないか!」と自信満々。月や火星だけでなく、地球を支配するのも夢ではない!と未来への希望が満ち溢れてテンションは上がるばかりでしたが、そこで3人の邪魔者がいることに気づきます。その3人とはジャーク星人のガニメデ・カリスト・イオのことですが、そのことで毒づいていると、ガニメデからの通信がいきなり入ります。「悪口言ってたのが聞かれてた!」とビビりまくりのインスパイアは「お許しください~!」とモニターに向かって土下座!その姿はまるで「お許し下さい、ドクターヘル様」のあしゅら男爵みたいです。影であんなこと言ってたら処刑されても仕方がないと思いますが、意外に懐の大きい(?) ガニメデは逆に「太陽系のエンペラーになるんだ」とおだて、ブラックベアを最強の軍に育てるよう命じるのでした。利用されているとも知らず、首の繋がったインスパイアはやる気満々で軍を鍛えはじめます。
インスパイアって会社の方針が変わっても、とりあえず仕事があればOKというタイプですよね(笑)。それなりに欲もあるけど、とりあえず長いものに巻かれろ、というか・・。ゴッドハイドがいた頃の未練なんてこれっぽっちもないんだろうな~。・・とはいえ、あの順応性の高さは見習わなければいけませんね。

敬は相変わらずオリビアの病室へ通っています。今回のおみやげは「家の冷蔵庫に入っていたフルーツ」でした。家にあったものをそのまま持っていくところが可愛いというか、ちゃっかりしているというべきか・・。とりあえず敬らしいですね。オリビアは「もうすぐ退院なの」とすっかり元気を取り戻していました。病室へはエレファンも通っていました。リスのピーコと仲良くなったエレファンは相変わらずボーっとしていましたが、少しづつ記憶を取り戻そうとしているようです。

その後、博士やシルベスタ将軍から敬達へもジャーク帝国の艦体のことが知らされます。いよいよジャーク編に本格突入ですね。
ギャリオはジャーク帝国のプロミネンス総統にギャリオサバンが完成したことを伝え、出撃します。ついに敬&レザリオンの宿命のライバル、ギャリオ&ギャリオサバンのデビューです。それにしてもプロミネンス総統って見た目に威厳がなさすぎですね~・・。ジャーク星人自体、ギャリオ&イオみたいな人間系と、ガニメデ&カリストみたいな爬虫類系に分かれてるんですけど、プロミネンスって爬虫類系の方でちょっとマヌケなんですよね。人間系の方にして美形にするとか、爬虫類系でももっと怖い感じにすればよかったのに、と思ってしまいます。

インスパイアは宇宙に出て早速「軍最強化作戦」を実行中。しかも前回と同じくオリビアのパパが乗ったブラックベアを標的に、みんなで一斉攻撃です(汗)。ちなみに、パパの乗ったメカは何も攻撃できないように改造されています。インスパイアってきっと「ドS」ですね・・・。それに、そこまでパパに執着する理由って一体・・。そんなむちゃくちゃな訓練の途中、インスパイア達はギャリオサバンと鉢合わせします。ギャリオのことを何も聞かされていないインスパイアは、新手の敵ロボかと勘違いし攻撃しますが、逆にみんなやられてしまいます。最後に残ったインスパイアは「殺さないでくれ~」と、またまた土下座!!しかも今度はブラックベアで土下座スタイル!!別にギャグシーンでも何でもないんですが、笑えます。インスパイア、最高!!相手にすらされなかったインスパイアはそのままスルーされて命拾いしますが、エンペラーへの夢は遠のくのでした。ちなみに、パパもこの騒ぎのおかげでどさくさにまぎれて助かっています。ナイス!スティーブ!!そしてこの頃から二人の距離はいろんな意味で縮まっていきます。

東京湾の海溝に沈めてある艦体の方でもガニメデ達が作戦を開始します。飛行機の乗客300人を人質にとり、レザリオンと交換するように要求してきたのです。この時、モニター越しではありますが、ガ二メデと敬は思いっきり会話してます。それなのに、ジャーク星人達は敬の顔を知らないという設定なんですよ(汗)。地球連邦軍のモニターからジャーク星人の顔はバレバレなのに、ジャーク星人側から地球連邦軍の面々は見えないようになってるんでしょうか・・・。たとえ顔が見れなくても普通なら声や話し方でバレると思いますけどね・・。それはいいとして、将軍達の心配をよそに「300人の乗客を見殺しにできない」と敬はレザリオンとの交換条件を呑むことにします。「地球の守り神のレザリオンを渡すなんて・・」とオロオロする将軍に「まかせとけって!」と出撃する敬がカッコいい!連邦軍のトップ(現在の地位は最高司令官!)より冷静な敬・・。

早速出撃した敬はあらかじめフレームロボだけを地上に送っておいて、自分はレーザータンクで地下へもぐります。ジャークから見れば、レザリオンが出てきたように見えますが、中は空洞のただの金属なのです。すっかり騙されたジャーク星人達はフレームだけのレザリオンを攻撃します。そのとき、敬のレーザータンクが艦体に直撃。体当たりで大穴が開いていきます。中にいたジャーク星人3人組は大慌て。その慌てっぷりがまるで「タイムボカンシリーズ」のあの3人組みたいで笑えます。「それはもぬけの殻、今から魂をいれるんだ」と言ってレザリオンに合体するところがカッコよくて燃えます!!「サンダードリル」という技(レザリオンが竜巻のように回転しながら体当たり)で艦に直撃。ガ二メデ達は耐え切れず脱出。艦は穴だらけでボロボロ、ついに爆破させることに成功したのでした。
そこへ、地球へ辿りついたギャリオサバン登場。ついにレザリオンとの対面を果たしたのです。

飛行機がその後どうなったかは全く描かれていませんでしたが、この後連邦軍に救助されたものと思われます。それにしても、こんなに無防備なのに全く顔バレしなくて、正体をあばこうともせず、パイロットの命を狙おうとしない敵の不自然さよ・・。最終回まで敬が狙われる(正体が見破られそうになる)話が全くないのも珍しいと思います。反乱軍編もジャーク編も「パイロットを探して暗殺すれば・・」という方に考えが及ばないのが不思議ですよね。次回でその不自然さはさらにアップすることになります^_^; 

今回の面白かった点はフレームロボと中身が別々に行動したところです。これってレザリオンならではの作戦ですよね。それをたった一人で考えて実行に移す敬はやっぱりスゴイ!!レーザーコマンドの変形も使用されてるし、戦いの内容が充実してると思います。それから、印象に残ったのが最後のナレーション「ジャーク帝国が差し向けた最強のロボットに僕らのレザリオンは勝てるのだろうか」がイイですね~。「僕らのレザリオン」って!!

そして次回は、敬にとって最大の屈辱!すっかりトラウマを植えつけられてしまうことになります。




 

2009年6月24日 記