82年に放送されていた「魔境伝説アクロバンチ」のテレビ絵本です。
コレ、欲しかった物なので手に入ってとても嬉しいです(笑)。まさに幻の秘宝・クワスチカを入手した気分でしたよ!!ちなみにオークションで入手したんですが、誰とも競りませんでした(笑)。それにしても、アクロバンチが幼児向け雑誌に掲載されていたとは意外でした。OPのテロップにも出ていなかったと思います。
82年といえば、3歳だった私はまさに「おともだち」世代!!当時読者だったんですが、こんなアニメは知らなかったなぁ~。当時買ってもらった「おともだち」が一冊だけ我が家にあるんですが、82年2月号だったため「ゴッドマーズ」が載っています。もう数ヶ月後のだったらアクロバンチだったんでしょうね~。惜しい!
放送当時のアニメ雑誌等ではヒロ兄さんばっかりPUSHされて目立ってましたが、さすがに幼児にヒロ兄さん推しは通じないと読んだらしく、無難に主人公のジュンが中心になってます(笑)。それでも、表紙の目立つ所にばっちり写り込んでいるところをみると、アクロバンチ=ヒロ兄 という図式はテレビ絵本制作スタッフにも浸透していたんでしょうか??
アクロバンチの仮面と口元のオッサン臭さが素晴らしいステキな表紙です。裏表紙の堂々たる姿も雄々しくてイイですね!
中身はツッコミどころ満載で一日中見ていても飽きません(嘘)!これに限らず、番組の内容が高年齢向けでシリアスなほど幼児向けにアレンジするとおかしなことになってくるんですよね~。アクロバンチは番組の雰囲気が明るく、ロボットでの戦い方もわりと子供向けっぽいので絵本になってもさほど違和感がないんですが、「ボトムズ」とか「ダグラム」とかあのあたりの渋め系ロボットアニメの絵本がどうアレンジされていたのかとても気になります。あと「バルディオス」「レイズナー」とかも・・・。今だったら最初から子供なんて相手にしないでしょうけど、80年代は中身がどんな内容でもまず子供向けにどうするか・・というのが課題で、その試行錯誤っぷりにまた胸がアツくなるんですよ。
表紙をめくって1ページ目が向かって左の「とべ!アクロバンチ」ですよ。もう初っ端から鳥肌モノです!!金田動きとか、OP・EDが未完成とか、越智さん20歳の作監とか、合体シーンとかヒロ兄さんとかミキとレイカのポロリとかそんな知識が一気に吹き飛ばされます。
そして向かって右は家族の紹介ページ。「それがぼくたちらんどういっかだよ」「おうえんしてね」とジュンの口調で書かれていてとても可愛いです。「きびしいおとうさん」「かっこいいおにいさん」「ふたごのおねえさん」とか、ロボットアニメでそういうことが書かれているのも珍しいです。
家族を紹介した後、やっとお話に入ります。内容は
ある日、蘭堂家の牧場で金属の破片が見つかりました。それには大秘宝クワスチカの秘密が隠されていたのです。蘭堂一家は母船アクロバンチに乗ってクワスチカを探す旅に出ることになりました。クワスチカの秘密とは地底人の秘密だったので、それを知られては困ると地底人ゴブリン結社はアクロバンチを攻撃してきました。アクロバンチは次々と地底人のUFOをたたき落としました。すごいぞ!アクロバンチ!!おわり。
という感じで、とても短くて必殺技も登場しませんが、一応どういういきさつで戦いが始まったかわかるようになっています。
アクロバンチって本編でも人物との対比が無茶苦茶でツッコミ所満載だったんですが、絵本でもこのとおり・・・。ジャンボマシンダーとまでは言わないけれど、おもちゃ屋に飾ってあるようなロボット(人と同じ身長)程度の大きさしかありません・・・。蘭堂一家はコレの中で生活してるんですけどね^_^;
そして最後のページです。
これを見た時の衝撃と言ったら!もう倒れそうでした(笑)!!
ヤケクソ気味にはしゃぐのジュンの表情と、最後まで子供向けに徹することができずにいる父・兄・姉の表情の対比がなんとも言えません。
「みんなでうたおう」となっているけど、あのやたらカッコイイOPを小さな子供がノリノリで歌い始めたらちょっとイヤかも・・。
いろいろと突っ込んでばかりですが、家族の紹介・物語の流れ・主題歌の歌詞まで載っていて絵本の作りとしてはとても親切なのではないかと思います。
あと、画像では見えませんが、この絵本にはクーピーか色鉛筆みたいな物で全体的に落書きがされています。当時のデッドストックとばかり思っていたら、一度子供の手に渡っていた物だったようです!!綺麗とはいえないのに「こんなマイナーなアニメの絵本を購入した子供がいたんだ~!!」と逆になんだか嬉しくなりました(笑)。
| 2011年9月6日 記 |
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