| 内容 |
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| 月にいる父が心配だと泣くオリビア。必ず救出してみせると改めて約束する敬だったが、戦いに勝つことはできても「レザリオンは月へ行くことができない」という状況から全く進展はなかった。今回も戦いに勝利した敬だが「レザリオンができるのはこの程度だ」とオリビアに心で詫びるのだった。そんな時、反乱軍ではゴッドハイドとインスパイアが火星へ向かっていた。今まで凄腕の刺客を送り込んでいたマーチが火星で新戦艦「マーチサタン号」を完成させていたからだ。そして、その製作に携わった協力者は地球人ではなく「ジャーク星人」だった・・・。 |
全45話のレザリオンですが、やっと折り返し地点までたどり着きました!!このレビューは08年の7月に開始したので、もう7ヶ月も経ってしまいましたよ・・。開始時に「1年くらいかかりそうだ」と書きましたが、どうやら本当にその通りになりそう・・・。いや、場合によってはもっとかかってしまうかもしれません(汗)。
今回の話で唐突に第1部終了。いよいよ第2部に突入するんですが、その割にはやたら地味なお話になってます。あれだけ独自路線で凝りまくっていたにもかかわらず、この1部のラストは大変あっけないのです。とはいえ、これからは今までのひねた部分がなくなり、いかにも東映スーパーロボット路線に変更しますので見やすくなると思います。
その上、この23話から30話くらいまでにかけて怒涛の燃える展開が用意されていますので、個人的にかなり盛り上がります!!このあたりの話が大好きですね~。という訳でレビュースタートです。
月での鉱山技師の仕事の途中で戦争が始まってしまい、地球へ帰れなくなったオリビアのパパ。疲労やサイボーグ手術失敗等いろいろ重なって衰弱しているそうです。
「死ぬまでにオリビアに会いたい」と弱気なパパ。いつも登場するたびに違うことをやらされていて、メンタル面にも波があるパパですが、今回は超ブルーモードです。
一方、敬はいつものようにパソコンで遊んで大はしゃぎですが、オリビアもパパと同じくブルーモード。パパのことが心配だといきなり泣き出してしまいます。そんなオリビアを見て、敬は「必ず俺が助けてみせる」と約束しますが、レザリオンが月へ行くにはかなりの量の電力を消費してしまうため今の状態ではまだ行くことはできないのです。一人で思い悩む敬ですが、月へ行くレザリオンといえば15話の暴挙を思い出しますねぇ~。今回敬が暴走しなかったのは、きっとこの時のことが教訓になってるからに違いありません。この回の回想シーンはありませんでしたが、いやというほど思い知らされたはず。
暴走はしなかったけど、じっとしていられなくなった敬は、将軍に出撃しなくていいのか聞いたり、博士には「まだ月へ行けないのか」と聞いてまわっていました。研究中なのに顔さえ見れば月のことばかり聞かれて博士はちょっとうんざり。敬は「早く月に行って反乱軍をやっつけたいんだ!」と興奮していましたが、何も今更そんなことを宣言しなくても・・・。博士もそう思ったのか「この忙しいときに・・」という感じであまり相手にしてくれませんでした。番組開始以来の敬の思いをシンプルにまとめた素晴らしい一言なんですけどね~。
南極では反乱軍が基地を作っていて、チャールズとサハラはそれを阻止しようと戦っています。ピンチのG1・G2を救いに敬がレザリオンで登場。いつものようにあっけなくブラックベアを倒した敬は二人から感謝されて照れまくっていましたが、心は晴れませんでした。「オリビア、ごめんよ。レザリオンがやれるのはこの程度さ。パパを助けることはできないんだ・・でもいつかきっと・・。」・・・カッコいいですね~。敬自身、しなくても良い戦いをやらされているというのに、なんて健気なんだーー!
その頃、反乱軍ではインスパイアが南極での敗北の言い訳をしていました。そんな時火星から「マーチサタン号が完成した」との連絡が。このマーチこそ、ペレスアンドラやエリックシッドを育てて地球へ送り込んだ張本人だったのです。そんなやり手なマーチでしたが、とても忠実でゴッドハイドやインスパイアからも信頼されているようです。早速完成した「マーチサタン号」を見に、二人は火星へ向かいます。
マーチが反乱軍に加担した理由は、「月や火星をゴミ捨て場のようにして、廃棄物や犯罪者を送り込んできた地球連邦軍が許せない。月や火星を開拓して人類が住みよい環境にするのが地球連邦軍の義務だ。その連邦軍に反対するゴッドハイドを尊敬している」というのです。これが意外と正論なのが何とも言えませんね~。地球連邦軍は、表向きは正義ですが月や火星にとっては実はいけないことをしていたわけで・・。
マーチサタン号は「廃棄物が地球へ復讐する」という意味をこめて、廃棄物を利用して作られていました。なかなかうまいこと言いますね~。おまけに、ワープ機能まで付いていて超便利!・・・・ということは、ある意味電送でどこにでも出現できるレザリオンと対等になったということですね??「地球人の頭脳でワープ航法を考え出すなんて・・・!」と驚くゴッドハイドですが、協力者がいました。そこで登場したのがジャーク星人の3人組!!ガニメデ・カリスト・イオです。イオはほとんど人間に近い外見をしていますが、あとの二人は恐竜みたいな顔で、いかにも「悪」ですね。わかりやすすぎます。
「誰が異星人の協力を頼めと言った!?」と怒るゴッドハイドを見ておびえるマーチですが、一瞬のうちに態度が急変します。ジャーク星人がマーチを操っているのです。好戦的で上から目線になったマーチは、「裏切り者め!」とインスパイアに撃たれそうになりますが、逆にインスパイアの動きを封じてしまいます。そして、ゴッドハイドは操られたマーチによって射殺されてしまいました・・。これが1部と2部の敵交代の瞬間です・・・。急な展開にさすがのゴッドハイドも動揺してしまったのか、何の抵抗もできずあっけなくお亡くなりになってしまいました。ゴッドハイドがどんな優れた兵器を使おうと中身は黒マントを羽織っただけのただのオッサンですからね。精神までコントロールしてくるジャーク星人には手も足も出なかったようです。
トップを失って大混乱のインスパイアは「部下になるから殺さないでくれ~!」とマーチ達にお願いしています。気持ちはわかるけど情けないぞ、インスパイア(笑)!!
すっかりあしゅら男爵のようになってしまったインスパイアはこれからどんどん威厳がなくなって、微妙な立場になっていきます。そんな状況になってもフェードアウトせずにちゃんと最後まで出続けるところが後半の彼の魅力です(笑)。それはまた折々語っていきたいと思います。
ジャーク星人達の精神操作は持続性がないのか、マーチはたまにふっと我に返ることがあります。ゴッドハイドを自分の手で暗殺してしまったことに気づき、怯えますがジャーク星人達は「地球を征服し、お前は太陽系のエンペラーになるんだ」と更に精神操作してきます。再び催眠状態に入ったマーチは「俺がエンペラーだ!」とすっかりその気になってしまうのでした。
ジャーク星人やマーチ達を乗せた「マーチサタン号」はどんどん地球へ近づいてきます。地球連邦軍はガードベルトで進入を阻止しようとしますが、あっと言う間に全てメチャクチャに破壊されてしまいました。思わず開いた口が塞がらない将軍・博士・敬・・・。これはただ事ではない、と敬も出撃しますが、レザリオンで攻撃してもマーチサタン号はびくともしません。今までと違う手ごたえに冷や汗の敬。これからどうなるんだろう、というところで「つづく」。
今回は反乱軍→ジャーク星人の敵交代の描写に半分以上注がれていて、敬達の活躍は少ないです。それにしても、ゴッドハイド暗殺はあっけなかったですね~。ジャーク星人達が地球を狙う目的にはあまり深みがないのです。初期の方で語られたゴッドハイドの悲しい過去とか、月・火星に送り込まれた廃棄物がどうのこうの・・とか、そういう深い方の設定がこのジャーク星人の登場により打ち消された感があるのも寂しい気がします。路線変更は別に構わないのですが、こんな間接的な終わり方にしないで、反乱軍偏は反乱軍偏で敬達にケリを付けてもらいたかったです。
ただ、今後は細かい設定よりも、いろんな意味で「アツい」面がクローズアップされていきますのでこれはこれでまたイイ感じなんですよ~(笑)。とりあえずこれからの視聴が楽しみです。
それから、今回ジャーク星人が登場したシーンで挿入歌「ガ・モン・オヴヴァヴェーア」(未だにこのタイトルが覚えられない・・)が初めて使用されています。音楽集に収録されている挿入歌がこれから使用されていきますので、それも紹介していきたいと思います。