ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 17話

内容
このところ仕事でミスばかりしている敬の父。「戦いに借り出される敬が心配で仕事に集中できない。敬さえ戦争に巻き込まれていなければ・・」と考えた父は、敬をどこかに隠してしまった。誘拐されたことになっている敬を巡って地球連邦軍や香取家は大騒ぎ。そんな時反乱軍の攻撃が・・。連邦軍はレザリオン&敬が不在のまま戦うことになった。

今回の話は楽しいですよ。なんと最初で最後の敬のお父さん主演編!!話の(というかスタッフの方々の)ノリは13話に似てますが今回は爆笑&ほのぼのエピソードなので、私はこの話が大好きです。もう何度見たかわかりません。何度見ても笑えます。

敬のお父さんは地球連邦軍の職員で、香取家の中では唯一敬がレザリオンのパイロットだということを知っています。1話から登場して、いきさつを全て知っているにも関わらず、出番はほとんどありませんでした。敬を心配する描写は何度かありましたが、どれもワンシーンのみでそんなに重要視されていなかったのです。今回はそれまで溜まっていた物が一気に爆発したような感じでしょうか(^_^;) 笑い事じゃないんですが大爆発です。やや誤爆気味なんですけどね。
そして今回特筆すべきは、お父さんの入浴シーンがあることです(笑)。それから、アイキャッチがメカのみの物から、敬とレザリオンの画に変更になりました。

最近仕事でミスばかりしているお父さん。その日も勤務中に居眠りし、敬がやられる夢を見てうなされ、このままではクビだと部長に言い渡されてしまいました。この部長もちょっとヘンなキャラなので、このシーンはギャグっぽく描かれていて笑えます。その後健康診断を受けると、「フラフラ居眠り型仕事のミス倍増タイプ心身症」と診断されてしまいました(そのまんま!)。帰宅後、入浴しながら「仕事でミスばかりしてしまうのは、敬のことが心配で仕事に集中できないからだ」と考えたお父さんは、敬を守る方法を考え始めました。その方法というのが・・

①敬を鍛える
②レザリオンを爆破する
③敬自身がいなくなる

でした。

普通のロボットアニメなら①だと思うんですが、「無理無理!」という感じで即却下(笑)。なるべくなら地道な努力は避けようとするのがレザリオン・イズムなのです。
お父さんがが選択したのは②と③でした。特に②はかなりリスクが高いと思うんですが、やってくれました。「レザリオンさえなくなれば敬は戦わなくて済む」と考えたお父さん。敬は守れるかもしれないけど、地球はどうなるんですか(^_^;)??何かが間違ってますよ!!夜中に基地の爆薬庫へ忍び込み爆弾を持ち出しますが、そこまでは良かったものの、途中で警備員に見つかり逃走。おまけに逃げる時に爆弾を落としてしまい、基地で小爆発を起こしてしまうわで計画は失敗に終わります。

翌日、今度は「敬自身がいなくなれば・・」と、夜中に敬の部屋に忍び込み、就寝中の敬を箱詰めに(!)してしまいました。お父さん、良すぎ(笑)!!ちなみに基地や敬の部屋に忍び込んだ時のお父さんは、覆面の上からいつものメガネ装着。それ以外は特に変装なしというマヌケな姿で笑えます。その上、基地では「勝手知ったる他人の家」「戦争ってやだね~」とつぶやいたり、敬の部屋では『父親って可哀想だよね~』という内容のラジオが流れていたりと、演出もツボを付いていて素晴らしすぎです。きっとこの話もノリノリで楽しみながら作られたんだろうな~というのが伝わってきます。それにしても、基地はいいとして、敬の部屋に入るのに何で顔を隠す(服とメガネでバレバレだけど(汗))必要があったのか・・。

翌日、お父さんが書いた偽の脅迫状によって敬は「月の神殿戦士集団」に誘拐されたことになっていました。連邦軍と香取家は大騒ぎ。脅迫状は「一億円用意しなければ、戦争が終わるまで敬を返さない」という内容だったのです。レザリオンのパイロットである敬は最重要人物として扱われ、軍の力を利用して大捜索が開始されました。香取家ではお母さんや兄姉が取り乱してましたが、お父さんは「戦争が終わったら返してくれるんだから」とのんびりしています。そりゃ~、本人が全ての黒幕なんですから(笑)。しかし、そんなのほほんとしたお父さんの様子を見てチャールズはちょっと怪しんでいました。

一方、敬はやっとここで登場!!前半はずっとお父さん目線で敬はセリフすらなかったのです。箱詰めにされた敬は伊豆大島に連れてこられていて、オリビアと一緒に海でバカンスを楽しんでいました。それにしても一体どうやってつれてこられたんでしょうね??箱詰めのまま航空便で届けられたとか??それにしても、別にこんな凝った細工をしなくてもこの頃の敬なら事情を話せばすぐにお父さんに付いて行ったと思うんですけどね。オリビア拉致後はそうはいかなかったでしょうけど・・。とりあえず、お父さん面白すぎです。「戦争に参加せず、遊んでいることが親孝行になる。一人じゃいやだと言ったら君(オリビア)まで呼んでくれて、親なんて甘いね~」と父の好意に甘えまくりの敬。甘やかしすぎなような気がしますが、今までのことを考えるとそうでもないか。逆に存分に甘えるべきかも。それから、関係ないですがオリビアのビキニがスゴイです。ほとんど尻がはみ出てますよ。

そんな時、予想通り反乱軍の攻撃が開始されます。父の手前、出撃することが出来ず悩む敬ですが、前日に見た海亀の産卵場所を攻撃された途端「父ちゃん、俺はやるぜ~!!」と持ちネタの「巨人の星の星飛雄馬」をアツくかまし、出撃するのでした。

レザリオン抜きで戦うチャールズとサハラは苦戦していましたが、二人とも「レザリオン助けて!」とは口が裂けても絶対に言わないのです。大人としてのプライドなのか、遠慮なのかそのあたりは微妙です。言いたそうな雰囲気は伝わってくるんですけどね。そこで予想外にレザリオンが登場。思わず二人は「ガキんちょ!!」と声を合わせてビックリ。「敬!」じゃなかったところをみると、まだそんなに切羽詰まってはなかったんですね。本当にヤバイ時は名前で呼んでもらえますから。
苦戦していた二人は敬のこれまでのいきさつも聞かず「とりあえずどうにかしてよ」状態。敬はいつもの通りわりと楽に追い込み、相変わらず命令口調で二人に的確な指示を出し、3人の力で敵を倒すことに成功します。

戦い終わり、お父さんは軍を騒がせたことの責任を取るために、辞表を持ってブルーハイム博士の元にやって来ます。怒られるかと思っていたお父さんですが、逆に課長→部長に昇進させられることに!!「我が軍にとって必要な人材じゃ。敬と二人三脚で頑張れ」と言われ、大喜びのお父さんは思わずブルーハイム博士に抱きつくのでした。ちなみに今までいた部長は香港に飛ばされたのだとか・・・。今回、お父さんがやったことといえば、基地へ忍び込み勝手に爆弾を持ち出して警備員に見つかり逃走、基地内で小爆発、そして軍の最重要人物に認定されている敬を誘拐・・・・。それなのになぜかこの暴挙が認められ部長に昇進・・・。地球連邦軍って一体???

その頃、敬はオリビアと二人でチャールズ、サハラ、エレファンに自分が誘拐されていた時の詳細を語っていました。洞窟に閉じ込められていて、牢屋みたいなドアを打ち破って自力で出てきたと力説する二人が可愛いです(笑)。見抜いていたチャールズ、サハラに「洞窟に閉じ込められていたのにどうして日焼けしてるの?」とつっこまれ、敬は大慌て。ウフフアハハと和み、訳がわからずボーっとしているエレファンを無理矢理笑わせるところで終了。

コンピューター改ざん、なりすまし、コネ乗艦、そして今回は「狂言誘拐」・・・。レザリオンワールドは犯罪のデパートですね(笑)。それにしてもユニークなお話ですよね。13話と並び、レザリオンらしい話だと思います。大胆な敬のお父さん。今後も活躍を期待していたのにこの話以降は出番がなくなりフェードアウト。もっといろんな所で絡んで欲しかったんですけどね。



                                                            

2008年11月8日 記