今回は敬の「Xデー」の話です。この話に限らず、13話以降、敬にとってXデー続きなんですけどね~。13話では教科書を基地に忘れたが為に休日が台無しに、14話では頑張ったのに卑怯者扱い、そして今回は心身共に大ピンチに陥ります。まぁ、自業自得といえばそれまでなんですけどね・・。敬にとっては「何でそ~なるのっ!」という感じでしょうね。
今回の話では敬のクラスメイトのアラシ君という人が関わってきますが、オリビア絡みで敬はスルーされてます(汗)。反乱軍に父親を殺害されたアラシ君は月に住んでいる人全てが憎くなっているらしく、「オリビアのお父さんも反乱軍の兵士かもしれないぜ」と暴言を吐き八つ当たりしてきます。それなのに肝心の敬は登場早々居眠り&あくびをするばかりで役に立ちません(^_^;)
敬達は月についての授業を受けています。月に関する基本的なことが説明されるので聞いてると普通にためになりますよ(笑)。ちなみに、敬は授業中ずっと居眠りしてるんですが、普段の何気ないシーンに見せかけておいて、実はこれが今回の話の伏線だったりします。この授業を聞いていなかったがために敬は油断して危険な目にあってしまうのです。授業をしていたのはいつもの担任の先生ですが、彼は一体何の先生なんでしょうね??試験中もいたし、体育の時もいたし、数学の授業をしていることもありました。何気にマルチですね(笑)。「月の話なんか聞きたくない」とアラシ君に帰られるし、敬はずっと寝てるし、何気にプチ学級崩壊してますけどね・・。
その日の放課後、バスケット部で部活中のアラシ君は「俺がレザリオンに乗れたら月に殴りこみをしてやるのに!」と愚痴っています。あれ?アラシ君、帰ったんじゃなかったんですか?部活には真面目に参加しているようです。通りがかりの敬はその言葉に反応して、オリビアに「バカなこと考えないでよ」と忠告されていましたが、俺がそんなことをするわけがない、と意味もなく江戸っ子口調でおどけるのでした。
そんな時「宇宙平和の会」という団体が「レザリオンを追放しよう」と街中に放送を流します。その上、レザリオンが月の居住区を破壊し、女子供まで殺してしまうという映像をテレビで放送し、敬は激怒。オリビアが止めるのも聞かず、このままではいられないと飛び出して行きます
ちなみに「宇宙平和の会」は地球の団体であるにも関わらず裏で反乱軍と繋がっているという物で、レザリオンの映像は合成で、本当は反乱軍のブラックベアが破壊していたのでした。「宇宙平和の会」、イイですね~。胡散臭さがリアルでGOODです。
ミラクルベースでは「これはどういうことだね?」とお偉方が大勢現れて、将軍達も大慌てです。とりあえずレザリオンが動いていないことを証明しようと格納庫へ連れて行きますが、レザリオンは忽然と消えていました。敬が勝手に出撃したのです。普通のロボットアニメでは基地の中へ入ってコクピットへ乗り込むようになっていますが、レザリオンは敬の「テイクオフ!」の叫びでどこへでも呼ぶことができるので簡単に持ち出せたのです。
将軍の忠告にも「誰の命令も聞きません。俺のレザリオンだもんね」と耳を貸さない敬はどんどん月へ向かって進んで(電送でテレポートして)いきます。
敬は、この手のヒーロー物定番のキャラクターのわりには意外と冷めた所があり、戦いに関しても冷静に判断するタイプ。今までの話を見ても暴走するのはどちらかと言えばチャールズやサハラの方だったのです(笑)。敬は最年少ながらその二人を助けることの方が多かったので今回のような軽はずみの暴走というのは珍しいと思います。ただし、8話のエリックシッドの回で油断しまくって敗北してしまったという前科があるので、たまにそういう波が訪れるのかもしれません(笑)。年相応なんですけどね。
基地では、博士が敬の身を案じています。何の準備もされていない現在のレザリオンでは月へ行くことは不可能だったからです。
月に対する知識が全くない敬は、地球から月までの距離も知らずに適当に電送していましたが、なかなか月へ辿り着けません。ここでやっと「月について何も知らない」ということに気づいた敬は「授業中居眠りするんじゃなかった~」と後悔し、月のことをコンピューターで調べます。出てきた答えが「月でウサギが餅つきをしているというのはでたらめです。あしからず」ということのみで、それがまたストレートに文章として出てくるので笑ってしまいました。オリビアの誕生日の時と同じですね。
将軍や博士の忠告を無視して電送しまくった敬はようやく月へ辿り着きます。「このままでは地球へ帰れなくなる」とまで言われていたのに、暴走しすぎです。何て恐ろしい・・。
お気楽な敬は珍しくレザリオンを「レーザータンク」、「レーザーワープロボ」に変形させて調査開始です。タンクはいいですが、ワープロボってまるでカエルみたいで微妙ですね。その時、待ち構えていた反乱軍が攻撃してきます。いつものようにレザリオンで迎え撃つ敬ですが、電送しすぎたおかげで燃料切れ。動けなくなってしまったレザリオンは敵の攻撃を受けるのみです。
そんな敬を見て、博士はオリビアより先に泣いていました(汗)。博士の頭には敬が入隊してきた時の様子が走馬灯のように・・・。早い、早すぎるよ博士!!しかも、オリビアの「敬は頭が悪いから学校でたくさん勉強しなくちゃ!」というセリフがクローズアップされていたのが笑えました。いや、博士的には深い意味はなく、単に「こんな(まだ学校に通わなければいけないような)子供を巻き込んでしまったのはワシの責任じゃ」という感じだと思うんですけどね~。
絶体絶命の敬はその衝撃と恐怖で攻撃を受けるたびに大絶叫。「死にたくねぇ~~!!」の叫びも心に沁みます。そんな敬に一筋の光が・・
「単独で月へ乗り込んだ勇敢なレザリオンを見殺しにできない」と人々が協力を持ちかけてきたのです。博士は東京中の電力を全てレザリオンに送ることを思いつきます。もはや地球が東京のみになってますが、とりあえず一安心です。東京の街は真っ暗、電気が送られてきたレザリオンの中に明かりが点ります。地球へ帰れることになったレザリオンと敬。「また生きて地球へ帰ることができるなんて俺は何て幸せなんだ・・」と感涙の敬は、これから月のことを勉強すること、そしてこの美しい地球を必ず守ることを誓うのでした。レザリオンに充分な電力が行き渡った後、東京の街もいつものように明かりが戻りました。ホッとするワンシーンです。一部始終を見ていたアラシ君も、とりあえずレザリオンが月へ殴りこみにいったので満足しているようでした。
今回は敬が1人で勝手に暴走してしまっただけの話なんですが、後半の敬の怯えっぷりもリアルでなかなかハラハラさせられて好きなエピソードです。ただ、今まで月をめちゃめちゃにしていたと思われていたレザリオンが、いきなり「単独で月へ乗り込んだ勇敢なレザリオン」に変化していたのが強引といえば強引ですが・・・きっと敬が苦しんでいる間に、軍のお偉方が民衆にいろいろいきさつを説明していたんでしょう。と思うことにしておきます。それから、今回チャールズとサハラは基地にいたにも関わらず、出番&セリフなしです。おまけに敬が一番苦しんでいた時にはその場におらず、空気のようにスーッとフェードアウトしていたのです。ナチュラルに消えてる所が「レザリオン・マジック」ですね。エレファンなんか13話からずっと出てないし・・・。
それからもうひとつ。クラスメイトのアラシ君と敬はすごく関わっているようで、まるで関わっていないのです。アラシ君にとって敬はただの通りすがりで、会話すらしていない所が面白いと思いました。それにしても、謎なのが今回のサブタイトルです。「逃げるが勝ち」・・・レザリオンがどんどん地球から離れていくことを意味しているんでしょうか??13話のタイトルがこれならわかるんですけど・・・。