ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 12話

内容
反乱軍は、南アフリカ侵攻作戦を開始するために電子兵器を乗せた大型輸送船を送り出そうとしていた。一方地球連邦軍は、相変わらず記憶が戻らないエレファンに振り回されている。敬は気分転換にとエレファンを遊園地に連れ出すが、その時反乱軍の作戦が開始された。輸送船護衛のために付けられた傭兵部隊の中には、サハラの古い知り合い・バロンがいた。どうする、サハラ!?


チャールズ主演から遅れること5話。今回はやっとサハラ主演編です。

荒っぽい言動(やや江戸っ子風?)で、一見乱暴な感じがしますが、敬にはお姉さんのように接したり、相棒・チャールズにはクールなツッコミを入れつつ実はアツい友情で結ばれていたりと、姐御肌なサハラ。戦闘の腕も確かで、男性達に混じって戦う姿はカッコ良くて、女兵士マニア(爆)にはたまらないキャラクターになっていると思います。私も男性に混じって戦う紅一点、強くてカッコイイお姉さんに弱く、サハラはお気に入りのキャラクターです。そんな男勝り(古い)の女性が、たまに弱い部分とか女性らしい部分を見せるとそれだけで萌えますね。いや~女性の私がそういうシーンに萌えるっていうのも何なんですけどね~。そんなことはどうでもいいとして、今回はそんなサハラの哀しい想い出に纏わるエピソードです。

今回は珍しくサハラの過去のシーンから始まります。今も荒っぽいけど、アフリカの軍隊にいた頃はもっと荒くれ者だったサハラ。捨て身の戦法でピンチに陥り、先輩兵士・バロンに危機一髪を救われます。それからしばらくの間、二人は戦闘を共にしていて親しくなっていったようです。ある日、二人は一緒に旅立とうとしていたようですが、約束の時間になってもバロンは来ません。その後「君はもう1人でやっていける」というメッセージが書かれた手紙を受け取り、それっきりになってしまったようです。そんなありがちな・・いや切ないエピソードが就寝中の夢にこと細かく登場し、ブルーなサハラでしたが、訓練の時間だとチャールズに呼ばれると振り切るように出掛けていきました。

サハラとバロンの関係は、『バロンにとっては単なる後輩だけど、サハラは先輩以上の物を感じていた・・』というような感じでした。
本編では明らかにされてませんが、設定上ではサハラの年齢は19歳!絶対ありえないだろう~とずっと思ってたんですけど、やっぱりどう考えても違うと思います・・。後に、バロンがアフリカの軍にいたのは1994年だということが語られますが、レザリオンの舞台は98年なので4年前といえばサハラは15歳!!仮に、お互いその頃から軍にいたとして、出会ったのが1年前だとすると18歳ですが、たった1年間の指導でサハラが戦いのプロになれるとは思えないので、やっぱり出会ってから数年経過している物と思われます。
バロンの年齢も定かではありませんが、どう若く見積もっても30代、見ようによっては40代くらいにも見えます。何しろ見た目も声もシブすぎで、柴田秀勝さんが声を担当されていたと言えばシブさの度合いが想像できるかと思いますが・・(^_^;) 10代の子を相手にするようには見えないのです。
二人でバーで酒を飲んでいるシーンも見られますし、出会ったのが19~20歳で、現在が23~24歳くらい、というのを個人的に希望します(笑)。現在の目で見れば、もっと上でもおかしくないと思いますが、当時ならこのくらいが限界でしょうね・・。これは勝手な想像なので、どれだけ考えても結局は謎のままなんですけどね。

反乱軍では南アフリカ侵攻作戦が開始されようとしていました。兵器を乗せた大型輸送船を送り出す時に、連邦軍からの攻撃を防ぐための傭兵部隊が用意されていたのですが、その中に今回のキーパーソン、バロン様がいらっしゃったのです。やり手のバロンにインスパイアもゴッドハイドも期待大です。ここまで来ると今回の話の流れはだいたいわかったも同じですね。今回は本当に予想通りの展開に終始しますよ。
地球連邦軍では、いつものように緊張感のない雰囲気が漂っています。しかも、主役の敬はこのシーンでやっと登場!

ブルーハイム博士はエレファンの乗っていたUFOの調査をしていますが、エレファンの記憶は全く戻っていません。チャールズの名前をジャッキーチェンと言ってみたり、「昼ごはんまだ?」とボケたり、大あくびしたりで軍のみんなをうなだれさせていました。そんな姿にイライラのサハラは「アンタなんかこれがお似合いよ!」とエレファンにおもちゃを渡すのですが、それはレザリオンとアルベガスのロボットでした。
エレファンのUFOはレザリオンと共に地球にとって希望となる物なんだそうですが、この頃はそこまで期待されていたんですね・・・。
敬は「記憶が戻らないのは基地に閉じ込めておくからだ」とこっそりエレファンを連れ出し遊園地へ行ってしまいます。「大脱走成功!」と言っていましたが、基地のセキュリティ薄すぎ!!
遊園地でオリビアと合流し、一緒に遊ぶことになりましたが、オリビアは毛むくじゃらな宇宙人・エレファンを見ても全く驚いていませんでした。オリビアに限らず、あんな不思議な生き物を堂々と連れまわしているのに周りが無反応なのがまた・・。それにしても、敬は今回の遊園地で前回の誕生日の埋め合わせがバッチリ出来てますね。二人きりとはいかなかったけど、楽しそうだったのでいいんじゃないでしょうか。要は運とタイミングなんだなぁ~~。あと、じっと花を見つめているエレファンを見てオリビアが「きっとエレファンは故郷でお花屋さんだったのよ~」と言っていたのが笑えました。

そんな時、反乱軍の作戦が開始されます。敬がいなくなったのに「それじゃ俺達だけで行くか」と、あっさりしすぎのチャールズとサハラ。少しくらいは探そうとして下さいよ。
例の傭兵部隊は編隊を組んで攻撃してくるので連邦軍は大ピンチです。全員撃墜されてしまい、いつの間にかチャールズとサハラのG1とG2だけになってしまいました(汗)。地球連邦軍は毎回この二人と敬のみしか注目されないので目立たないのですが、実は毎回かなり多数の犠牲者(殉職者)が出ています。一度に何人づつ出撃してるのかわかりませんが今回は二人だけになってしまったほどなので、百人・・いやもっと多くの人が犠牲になったのかも(怖)!!そこのところはいつも曖昧になってるんですけど、恐ろしいですね~。毎回のん気に生活している敬達はやっぱり只者ではありません。

そんな戦いの最中にサハラとバロンはすれ違い、お互いの存在を知ります。二人は宇宙空間の中、ロボット同士だったんですけど、まるでスーパーの店内で偶然すれ違ったかのようでした。あの一瞬で操縦席からお互いの顔が見えてしまうというのもスゴイです。
最後まで戦えというサハラに、バロンは自分の仕事を続ける、と言って輸送船を送り届けに行ってしまいました。「なぜ反乱軍なんかに・・」とショックを受けるサハラでしたが、時が人を変えたのだというだけです。仕事を終えたバロンは、レザリオンを倒すから賞金を3倍にしろとインスパイアにお願いしていました。

連邦軍では、サハラがチャールズと敬にバロンのことを「恩人」だと説明していました。サハラはなぜか頭に怪我をしていて、包帯を巻いています。サハラがバロンに攻撃されたのはG2の腕だったし、コクピットは頭の部分にあるので怪我するはずはないんですが・・不思議です。
その時、輸送船第2弾が出てきたので、今度は3人とも出撃です。そして後から続々と地球連邦軍のロボが沸いて出ます。さっきあれだけ犠牲者が出たのに、連邦軍には一体何人の兵士と何体のロボットがあるんだ?!

いつもは無敵のレザリオンですが、編隊作戦には太刀打ちできず、攻撃されまくりです。攻撃に苦しむ敬ですが、サハラに助けられて残すはバロンの機体のみになってしまいます。敬はバロンを攻撃しようとしますが、サハラに「私の恩人なの」と止められてしまいます。バロンは「レザリオンを倒して、その賞金で宇宙にささやかな王国を築くんだ。また二人でやろうぜ☆」とスケールが大きいのか小さいのかよくわからない夢をサハラに語りますが、サハラはG2のミサイルでバロンを撃墜。自分の手で倒したのでした。

今回はサハラが主演で、おまけに過去の恋人ネタだったので結構期待して見たんですが、内容の方はイマイチ・・・という感じでした。というのも、バロンが反乱軍に入っていることにショックを受けるシーン、そして、それを倒さなければいけない、という所への苦悩ぶりがあまり描かれていなかったからだと思います。おまけに、エレファンのズッコケと遊園地シーンが挿入されていたので、そっちにも気をとられるし・・。
思わず地球側を裏切ろうとしてしまうとか、戦えなくなってしまうとかもっと緊迫した雰囲気を感じたかったのですが、「恩人だから倒したくない」と敬にごねるシーンが一瞬あっただけで、それから自分で手を下すまでの展開の速さと言ったら・・。なんとこの間5秒ですよ!本当ですよ。

何ていうか、サハラがただならぬ雰囲気を醸しだしていて、それをみんなが心配するシーンとか、そういう仲間同士のアツい何かが欲しかったものです。チャールズは戦いのシーンでは蚊帳の外だったし・・(汗)。最後にサハラが自分の気持ちをぶつけつつ、宇宙空間に銃を撃ちまくるシーンは良かったんですけどね~。



                                                            

2008年010月2日 記