ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 11話

内容
今日はオリビアの誕生日。そして偶然にも反乱軍のゴッドハイドの誕生日でもあった。オリビアと二人きりの誕生日パーティをするため、敬は二人が以前から憧れていたレストランを予約するが、その時敵の襲来が・・・。


回の話の「誕生日」というのは私の中ではオリビアか、敬か、エレファンか(何故???)、または敵に悪魔が誕生する話なのかと思っていたら、オリビアとゴッドハイドの合同誕生日でした(笑)。半分予想通りで、半分予想外ですね。サブタイトルだけ見るとゴッドハイドがメインっぽい感じがしますが、オリビアの誕生日がメインで、ゴッドハイドが同じ誕生日というのは話の展開からしてもあまり関係ないです(^_^;)今回の話は、何とも言えず切なくて、胸がキュンとなる可愛いエピソードなんですよ(>_<) もう、この二人の関係にやられっぱなしですね。内容自体はありきたりな感じなんですけどね。

特筆すべきことは、6話で初登場して以来、ずっと忘れ去られていたかのようだった宇宙人・エレファンがやっと再登場することです。そしてこれ以降はレギュラーキャラとして、毎回登場することになります。最初の頃は記憶喪失&スローペースな言動で周りを呆れさせ、そのやりとりが笑わせてくれますよ。

今回の話はオリビアの朝からスタートです。飼いリスのピーコはオリビアを起こし、今日が誕生日であることを伝えます。(ちなみに、オリビアの誕生日は5月13日(日)でした。このレザリオンが放送されていた84年の5月13日が日曜日になってます。おそらく、本放送日と合わせたんでしょうね。)
余談ですが、このピーコはとても頭が良く、後半の話ではオリビアと行動を共にし大活躍してくれます。リス好きの方はご期待下さい(笑)。「今日は私の誕生日だわ~♪」とピーコを抱いてはしゃぐオリビア。まるで少女マンガのイントロのようです。オリビアは敬と同級生なので14歳の誕生日を迎えた訳ですね。17~18歳くらいまで、誕生日って嬉しいものですよね。家族や友達から祝ってもらえて、プレゼントをもらってケーキを食べて・・・。懐かし羨ましいですよ。成人してからは誕生日なんて1年1年、齢とっていくのが恐怖ですから・・。本当の意味での「悪魔の誕生日」ですよ。

エレファンも久々に登場しますが、5話に登場してあわやサイボーグ手術という所でその後が忘れ去られていたオリビアのパパも今回久々に登場します。月で見張りをやらされているようですが、幸いまだ生身のようです(^_^;) どうやって手術の危機を乗り越えられたのか気になる所ですが、無事で何よりです。このパパも運が悪いようでいて、実はなかなかの強運の持ち主ですからね。そんなパパも我が娘の誕生日を気にかけていて、地球への思いを募らせていました。

出だしの部分だけでこんなに長くなってますが(汗)、今度は敬の朝が登場します。やっぱり敬のも来たか。
オリビアの時と同じく飼いリスのポリスが起こそうとしてくれますが、敬が転がってきて潰されそうになったりと散々です。その後は「遅刻だ」とあわてて学校に行こうとして、お父さんに「今日は日曜日だよ」と止められていました。いや~、定番シーンが来ましたね!昔の学園モノにはありがちエピソードです。実際はすぐに気がつくと思うんですけどね。私も、仕事が休みの日に「早く起きなきゃ!」と目が覚めたけど、一瞬で休みだということを思い出して安心・・・ということがよくありますよ。あの時の安堵感はたまらないですね~~。
敬はパソコンでその日のスケジュールを確認していましたが、「オリビアの誕生日」という文字がストレートに画面に出ていて笑えました。なんてわかりやすいんだ・・。忘れん坊の敬はこのパソコンを見るまでそのことを忘れていたようです。誕生日だというのにお小遣いがほとんど残っていない敬は、誰かにお金を借りに行くことにしました。

敬が向かったのはなんと軍の基地(笑)。エレファンの乗っていたUFOの調査に忙しいブルーハイム博士にお金を借りようとしていました。イイですね~。良すぎですよ、敬。いつもながら緊張感のなさとちゃっかりぶり。残念ながら「お金ならワシも借りたいくらいじゃ」と断られてしまいますけどね(笑)。
それから、この後の会話が今回のキーワード。「今日一日休暇を下さい」。何があっても今日は出撃しませんから、と念を押す敬に「それは保障できない」「戦士に休日はない」とブルーハイム博士は答えます。今回の敬は本当にギリギリまで出撃しようとしません。この時の敬とオリビアのやりとりがまたイイんですよ。

そんな会話をしている時、おめかし姿のサハラが入ってきます。今まで入院していたエレファンの退院を祝うためです。このシーンはサハラの最初で最後の化粧顔&スカート姿が拝める、貴重な一瞬です。今後も短パン姿は拝めますけどね。チャールズとエレファンが入ってくると、敬は、エレファンに自分が恨まれているのではないかとおびえてましたけど、恨まれるのはどちらかと言えば撃墜したサハラだと思います。もはや誰が何をしたかも曖昧になっている様子です・・。

ちなみにあの撃墜のあと、サハラはエレファンを看病したそうですが、意外ですね~。せっかくおめかしして来たのにも関わらず、エレファンは「あなた誰すか?」と大ボケをかまし、サハラに「アホンダラ!」と激怒されてしまいました。「アホンダラ」って・・・(笑)。エレファンは、サハラのことも、敬のことも、自分が乗ってきたUFOのこともすっかり忘れてしまっているようです。サハラを指差したことももちろん忘れてるでしょうね。まぁ、このことはレザリオンキャラみんなが忘れてることでしょうけど・・・・。

サハラにもお金を借りれなかった敬は、最終的にチャールズに借りていました。しかも、レストランのシーンで明らかになりますが、どうやらチャールズは財布ごと貸してくれていたようで、太っ腹というか・・。敬って絶対お金返してくれそうにないのに・・。
お金を借りて準備万端な敬は、オリビアと公園でシーソーに乗りながら会話していました。この公園は敬の住んでいる団地の公園だと思われますが、いつも二人はここでブランコに乗ったりベンチに座ったりしていろいろな会話をしています。見た目は子供が遊んでいる風にしか見えませんが、会話の内容は毎回結構深刻な感じで、そのギャップが面白いです。敬は「エレファンの忘れっぽさには参るよ~」みたいなことを愚痴りますが、あなたも人のこと言えないんじゃない?とオリビアにツッコまれてしまいます。

オリビアは敬が誕生日のことを覚えているかどうか試しますが、ちゃんと覚えていたので大喜び。デートの資金を調達していたくせに、わざと悩むふりをしたところと「バカにしたから誕生日なんかお祝いしてあげない」という敬に萌え。「やだ~、して、して~お願い~。誕生日のお祝いして~。」というオリビアに更に萌え。森尾由美さんの「おねがい」という歌を思い出してしまいましたよ。このシーンは私的には萌えて仕方なかったです(笑)。

一方、反乱軍ではゴッドハイドが軍の皆さんに誕生日を祝ってもらっていました。屈折しても誕生日はやっぱり祝ってもらいたいんでしょうかね。可愛いですね。他の皆さんからのプレゼントの中身も気になるところですが、インスパイアからのプレゼントは一味違いました。なんと「ゴッドハイド様の生誕地・北欧のロスランドを占領してしまおう!」というサプライズ。実はこれが今回の地球連邦軍との戦いになるわけなんですが、ゴッドハイドもご満悦です。
ゴッドハイドは、インスパイアに勧められて「私達の仲間にならないかい?」という内容の放送を街中に流します(汗)。案の定非難轟々で誰からも相手にされていなかったのが笑えました。当たり前じゃん~~!!

二人きりの誕生日パーティをするために、敬はオリビアが止めるのもきかず、夜景の見える高級(多分)レストランを予約していました。中学生のデートなんてファミレスで充分だと思うんですが、生意気ですね~。ここは二人が憧れていたお店のようで、夕食までの間、二人はショッピングをしたり電車に乗ったりして時間潰ししていました。「まだ一時間しか経ってないよ~」と時間をもてあます二人が可愛いです。こうしてる間にやっぱり出撃のお呼びがかかってしまい心配するオリビア。しかし敬は命令を無視してしまいました。出撃しない敬を軍の人達が迎えに来ますが、敬は振り払って例のレストランへ入ってしまいます。せっかくのご馳走を前に戦闘のことが心配で食事ができないオリビア。「戦いが終わるまで待ってるから」と敬を出撃させます。敬は「俺はそんなオリビアが好きだよ」と残し、出撃しに行くのでした。

イイですね~~。胸キュンですよ。敬は、時間つぶしの間にプレゼントも購入しているようですし、
①プレゼント ②夜景の見えるレストラン ③愛の再確認の言葉 
「戦士に休日はない」という悪条件の中、何気に誕生日の必須イベント全てをこなしてますよ!!②は中途半端ですけど仕方がとして、やはり只者ではないというか侮れませんね。もう充分ですよ、敬さん。

出撃させられた敬は「オリビアとの誕生日を邪魔する奴は許さない」と、いつもと違う意味で怒ってます。せっかく登場したのにサハラに「来なくて良かったのに」と言われていたのには笑ってしまいました。オリビアとの誕生日を気遣って言ったのか「こんな敵、私達だけで充分よ」というニュアンスなのか、どちらとも取れますが、おそらく前者でしょうね。

今回は、敬がオリビアとのデートを中断して出撃する描写がメインなので戦いはあっけなく終わります。それでもずいぶん時間が経ってしまいました。
それから、ここからがまたイイんですよ~!!

オリビアのパパは、これは渡せなかったなとオリビアへのプレゼントを地球へ向かって投げます。プレゼントは流れ星になってオリビアの目の前を過ぎていきました。流れ星に感激するオリビア。パパも粋な計らいをしてますね~。ちゃんとオリビアへ届いてますよ~。なんてロマンチックな・・。それにしても、パパが渡そうとしたプレゼントは何だったんでしょう?形ははメガネケースか贈答用の万年筆が入ってるケースっぽかったんですけど・・。いや、パパに限ってそんなことはないでしょうね(笑)。きっとペンダントか何か、アクセサリー系ではないかと想像します。

戦いから戻った敬は、レストランへ駆けつけます。「遅くなっちゃって・・・」とションボリの敬にオリビアも「お店、終わってしまったの・・」とガッカリ。このお互いにガッカリする瞬間がいいんですよ。それでも、気を取り直したオリビアは笑顔で敬に駆け寄ります。そして、これから美味しいラーメン屋に行こう!と約束するのでした。

今さらこんなことしなくても、敬は戦いの時以外はいつもオリビアと一緒にいるんだからいいじゃないかと思ってしまいそうになりますが、たった一日の記念日を誰にも邪魔されず一緒に祝いたいという所がいじらしいですねぇ。敬が戦っている最中、レストランでじっと敬の帰りを待つオリビアがまたイイんですよ。料理をさげられて、他のお客さんが帰っても待ち続けるのが・・・(T_T) 
このレストランは、たまたま行った時に人がいっぱいで、予約しなければ入れなかったという設定なんですが、その店にこだわらずに他の場所に入れば、普通に過ごせたんですよね~。でも敬にとってはその日・その場所以外はありえなかったんでしょう。その日のタイミングの悪さとか、そういう所がまた切なくてこの話はたまらないですね。

おかげで、他の回以上にこと細かく描写してしまったのでこんなに長くなってしまいましたよ(笑)。

最後、ゴッドハイドはワインを飲みながら「次の誕生日は征服後の地球で祝いたい」ということを誓っていました。地球で祝うどころか、その次の誕生日はもう迎えることができないとも知らず・・・そう考えるとなんだかちょっとかわいそうですね。



                                                         

2008年09月24日 記