ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 10話

内容
インスパイアは、レザリオンに破れたエリックシッドの代わりにモトクロスワールドチャンピオンのペレスアンドラを送り込もうとしていた。反乱軍は、地球連邦軍との和平交渉をけしかけるが、その条件はレザリオンを反乱軍に渡すことだった。会談の会場となった宇宙ステーションで、ペレスアンドラと鉢合わせした敬は、爆弾がしかけられていることを知らされるが・・・。


今回のゲストキャラクターはモトクロスワールドチャンピオン・ペレスアンドラです。エリックシッドは過去が明かされず、単なる悪い奴で終わってしまった印象が強いですが、ペレスはかなり不幸な境遇で、エリックシッドよりは深みがあるように描かれています。エリックシッドの過去といえば『元地球連邦軍にいて追放された、インスパイアともいさかいを起こしていた』というくらいで、もともとなぜそんなに尖ってしまったのかが描かれていませんでしたからね。

前回のエリックシッドのやられシーンのVTRを見て、インスパイアは大喜び。はしゃぎすぎてゴッドハイドに怒られてしまいます。そんなインスパイアが紹介するのがペレス・アンドラ。ペレスは元々はモトクロスのチャンピオンで、栄光の日々を送っていたようですが、ある日唯一の肉親である妹をひき逃げされてしまいます。ひき逃げ犯が市長の息子だったため、政治の力でウヤムヤにされ、結局妹は死に損になってしまったのです。そういう理由でペレスは地球自体を憎しむ→反乱軍 という流れになったようです。
それにしても、ペレスと妹って年が離れてますねぇ。親子に見えますよ。

和平会談が行われるということで、「これで戦争終結かも!?」とみんなウキウキです。オリビアはパパと会えることを期待しご機嫌だし、久々に登場した敬のお父さんは「これで敬を危険な目に合わせなくて済む」とホッとしています。戦わされるハメになった張本人・敬もさぞかし・・・と思いきや、浮かれモードのオリビアに「本当に喜ぶのは平和条約が結ばれてからにするんだ」と妙に落ち着いています。いつもマスコットキャラ兼ヒーローの敬はいろんなギャグシーンをやらされてますが、今回はそんなギャグもドタバタも一切なし。渋みを帯びていて最初から最後までカッコイイですよ。
和平会談の会場はガードベルトにある宇宙ステーションです。もともと罠だと予想しつつの参加で、シルベスタ将軍もブルーハイム博士も乗り気ではありません。
ゴッドハイドとブルーハイム博士の再会は4話の内容を覚えていれば、結構見ものですよ。二人は今は敵対関係ですが、もともとは師弟だったのですから。今回の和平交渉の条件は、「レザリオンを反乱軍に渡すこと」!!やっぱりね~、そういうことだろうと思ったよ、という感じですね。でも、それはまだ序の口、本当の罠はこれからです。

「計画を実行する前に、レザリオンとそのパイロットの顔が見たい」とペレスはステーション内をうろちょろして途中で連邦軍の兵士に見つかってしまいます。逃げる途中でたまたま入った部屋に、待機中の敬がいて二人は鉢合わせ!ペレスは敬が子供だったため、安心したのか「坊やも地球連邦軍の兵士かい?」とか、レザリオンがどこにあるのかとか調子に乗って聞いています。いや、その目の前の坊やがあなたの探し求めていたレザリオンのパイロットなんですけど。灯台下暗しですね。敬は自分を「少年研修兵」だと言ってごまかしてましたけど、本当に得な存在ですね。これがチャールズだったらそうはいかなかったでしょう。これを読まれている方で、これからロボットに乗った敵と戦う予定がある方がいらっしゃれば、その中で一番弱そうな人とか関係なさそうな人をマークするのが良いかもしれません。万一、1人だけ場違いな子供がいるようだったら、それは間違いないですよ(笑)。

その時、サハラが部屋に入ってきて、反乱軍のペレスが侵入していることを伝えますが、敬はペレスをかくまってしまいます。サハラの言葉によると、敬はペレスの大ファンだそうです。難を逃れたペレスは「なぜタレこまなかった?俺のファンだったからか?」と・・・。イイですね~。「俺のファン」、そう多くの人が言えるセリフではありません。そんなペレスに敬は「今でも好きです。地球にはあなたのファンがたくさんいますよ」と嬉しいことを言うのでした。その言葉に気をよくしたのか(本当はかくまってもらって借りができたからです(笑))ペレスはこの宇宙ステーションがもうすぐ爆破されるということを教えてくれました。
敬がペレスのファンで良かったですね。もし、サハラが部屋に入って来た時「は?ペレスアンドラ?誰それ?」という会話がなされていたら、教えてもらえなかったかも(笑)?

その後サハラはチャールズと落ち合い、雑談(?)していました。チャールズは「なぜペレスが反乱軍なんかに・・・。俺、ファンだったんだぜ~」と嘆いています。なんと、チャールズもファンでしたか!そんなせっかくのカミングアウトにも、サハラに「知らないね、そんなこと」と一蹴されていてちょっと笑ってしまいました。敬の時はサハラの方から「敬、大ファンなんでしょう?」と言ってもらえたのに・・。チャールズ、大人になるってちょっと寂しいですね。

和平会談は、レザリオンを渡す条件がのめず、結局破談になってしまいました。その後反乱軍はなぜか地球連邦軍の連絡船で帰還してしまいます。爆弾は反乱軍の連絡船にセットされていたのです。最初は、その連絡船を移動させるのはチャールズの予定だったのですが、敬が「僕がやるよ」と立候補してレザリオンが移動させることになりました。チャールズったら、ペレスへの嘆きも相手にされなかった上、お手柄も横取りされちゃってます。何気にブルーな一日だったかもしれません(笑)。その上、いつものように命令口調でサハラと共に博士や将軍達の護衛に回されてしまいます。しかし、敬のプロフェッショナルぶりがわかっているので、今回もだまって従っていました。

その後、レザリオンはワイヤーシールド(レザリオンから出るバリアーみたいなモノ・・。一体どうやってるんだ?!)で連絡船を包み、宇宙ステーションへの被害を最小限にとどめることに成功。そしてブラックベアの動きがモトクロスに似ていることを発見し、中の人がペレスであることを当てたり、とにかく今回も大活躍の敬です。敬は、ペレスと戦っていることに気が付いても、怯まず撃ちまくり。最後はエリックシッドの時と同じくツインソードクラッシュでブラックベアを串刺しにし、ペレスを倒したのでした。

ちなみに今回の戦いでは、レザリオンの右腕が撃ち落されてしまうんですが、途中で普通に回復していました・・。ワイヤーシールドといい、本当に何でもアリなんですね~。電送でいきなり敵ロボの後ろに回ったり、操縦席に移動して、内部から破壊したり・・戦い方次第では無敵ですね。

最後に、敬はペレスのお墓参りをしていました。「あなたとだけは戦いたくなかった」と最後までシブい敬です。戦いたくなかったわりには思い切り串刺しでしたけどね~。ファンとしての自分・戦士としての自分の区別がされているんですね。ブロフェッショナルぶりがますますアップしてます。
その後敬は一緒に来ていたオリビアに和平会談が決裂してしまったことを謝り、お父さんを必ず助けることを約束するのでした。
それにしてもペレスのお墓って日本にあるのか・・・。連邦軍の基地・ミラクルベースも日本だし、レザリオンワールドは何でもかんでも日本に集結してますね。



                                                    

2008年09月10日 記