ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 8話

内容
ゴッドハイドは、地球連邦軍を追放され、反乱軍ではインスパイアといさかいを起こし火星送りになっていたエリックシッドを刺客として呼び寄せた。自分の名誉のため、レザリオンを倒そうとするエリックシッドに敬はいつも以上に油断した様子で挑もうとするが・・・。


今回は、反乱軍初の刺客「エリック・シッド」が登場します。レザリオン初の敗北回でもあるので、この回も必見です。このエリックシッドは番組の初期設定では敬のライバルとして、レギュラーキャラになる予定だったようです。それが途中で大幅に変更され、結局今回と次回の前後編に登場するだけのゲストキャラになってしまいました。番組が製作される直前までレギュラーキャラ扱いだったのか(?)、「アニメージュ」の84年5月号では敬とのツーショットポスターが付録になっていました。

エリックシッドはミュージシャンのようなルックスで、「いかにも」な美形です。紫の髪の毛というのもイイですね~。反乱軍のメインキャラはオッサン二人と、その他大勢の兵士という花がない物で、このエリックシッドが毎週登場していれば少しは「艶」が出たんじゃないかと思うんですけどね~。それか美人の女性幹部とか・・。確かにきれいなお姉さんはいるけど、素っ裸でアホみたいにプールで泳いでいるだけ、という物だったのでちょっと違う気がするし・・。ちなみに、ゴッドハイドはいつもプールサイドでそれを見ていて、インスパイアが情報を持ってくる、というのがだいたいのパターンです。

場合によっては上官の命令も無視、味方でも容赦なく攻撃してしまう、というエリックシッドはその腕を買われ、ゴッドハイドに呼び寄せられます。レザリオンを倒せば、大佐の地位が待っているということもあり、エリックシッドの乱入にインスパイアは面白くありません。

そんなピリピリした雰囲気と対照的に、地球の敬は学校で早弁したり、クラスの女の子達に自分がレザリオンのパイロットだとバラそうとしたりと、危機感のない日常を送っていました。この初期レザリオンの敬と敵の、戦いに対する温度差が素晴らしいですね。しかも、今回は早弁ネタ!!来ましたね~。昔の学園モノには付き物ですよね。あと、遅刻しそうになった時に食パンをくわえて登校するシーンとか・・・。
しかも、今回早弁した弁当は自分用だけど、昼食時にはお姉ちゃん用の弁当(『お母さんが非番のお姉ちゃんの分まで間違えて作ってしまった』という庶民的ありがちエピソード付き!)を食べるそうです。いつも通りちゃっかりしてますね。それにしても、敬の弁当もお姉ちゃんの弁当も、かなりデカイんですけど・・・。香取家は大食い??

そんな時、オリビアから見せられた雑誌には、「レザリオンのパイロットは誰なのか」ということと、エリックシッドの記事が特集されていました。ちなみに、レザリオンの記事には「中森聖子をしのぐ人気」という見出しが付けられています。そのネーミングが時代を感じさせますね~!!地球を守るレザリオンがアイドルの人気と比較されているというのも何とも・・・。地球連邦軍を追放され、反乱軍に加わったというエリックシッドの記事を読んで、敬はちょっとだけ反応していましたが、今まで圧倒的な強さで反乱軍を倒し、無敵のレザリオンだったので特に気にすることもなかったのでした。

どうでもいいことなんですが、敬の学校はなぜか体育の授業とか部活が男女混合になってます。しかも、敬がオリビアと対戦すると、必ず敬が負けています(笑)。今回も、剣道部でオリビアと対戦しますが、息遣いを読まれて負けてしまいました。この時の鬼気迫るオリビアの顔はリアルに怖かったです(笑)。
負けたのはまぐれだと言い張る敬にオリビアは反乱軍との戦いに置き換えて「戦いに油断は禁物よ」と口煩く伝えます。一方、敬は「レザリオンは無敵だ」と聞く耳を持ちません。
オリビアは、剣道で勝つ方法を研究しているそうなんですが、参考にしている本が剣道の専門書ではなく「宮本武蔵」でした。シブいですね~!ちなみに、その本に書かれているという「戦う前に相手に自分の息遣いを気づかれてはいけない(息を吐く時は攻撃が出来ないから)」というのが今回の戦いのキーワードになっています。

反乱軍ではついにエリックシッドに出撃命令が下されます。そして、南極に反乱軍の基地を作ることが今回の目的です。強敵・エリックシッドの出現に、地球連邦軍のシルベスタ将軍は動揺を隠せません。トイレで新聞を読んでいる途中で戦闘態勢に入ってしまい、大慌てでズボンを上げつつ飛び出してくるシーンが笑えます。おまけに、ツメが甘かったのか(?)気が付けばズボンは下がったままになっており、黄色いフンドシ(何故?!)が丸見えになってしまうという貴重なシーンを見ることが出来ます(笑)。しかし、こんなギャグシーンをこなしながらも今回の話は結構深刻なのです。

いつものようにG1とG2が先に出撃しますが、今回の戦いはいつもとは違うぜ!という感じでヤバイくらいボロボロにやられてしまいます。そして、今度はレザリオンが出撃しますが、ブルーハイム博士が心配するのも聞かず、相変わらず敬は「レザリオンは無敵なんだから!」と自惚れまくり、油断しまくりです。エリックシッドとの戦いのテーマは「レザリオンでも負けることがある(油断禁物・自惚れ厳禁)ということを敬に身をもって理解させる」なので(多分)、敬は極端にユルくなっています。
最初は、調子にのっていた敬も、エリックシッドの剣術(ロボットでの)に焦り出します。エリックシッドのブラックベアには、相手の息遣いを盗み聞きしてしまう「バイオブレスセンサー」という、考えようによってはエロい装置が搭載されていました。息遣いを聴かれた敬は隙を突かれ、レザリオンは縦方向に真っ二つ(表面に傷が付いた程度ですが)。白目を剥いた敬とレザリオンが、ブラックベアの前で跪くシーンで終わりです。

こんなドキドキハラハラの気になるシーンで「つづく」とは、レザリオンもやってくれますね。次の週まで待ち遠しすぎるじゃありませんか。




2008年08月30日 記