沢田研二

 

 

元祖・ビジュアル系?ジュリーこと沢田研二さんのアルバムです。
この「ROYAL STRAIGHT FLUSH」は79年にLPとして発売された物で、我が家にあるのは2000年代になってからCD化された物です。実はこれは私の持ち物ではなく、父が買って来た物です。前々から沢田研二さんの歌が好きだった私は早速貸してもらいました。

沢田研二さんの歌っている映像は「歌の大辞テン」とCSのいろいろな番組でたくさん見ることができました。特にファミリー劇場の「ドリフ大爆笑」では70年代後半から、あまり紹介されることがない80年代の曲まで見ることができるし、ご本人の出演しているコントまで見れてお得です。
唄うときも、裸に宝石のような物を貼っていたり、パラシュートだったり、目(コンタクト)が七色に光ったり、酒を吹いたり、振り付けもちょっと変わった感じでかなり個性的でした。
このCDに収録されている物以外で「TOKIO」「OHギャル」「決めてやる今夜」が好きなのですが、どうやらこのCD『ROYAL STRAIGHT FLUSH』には2弾3弾があるようで、それを揃えればシングル曲(A面)はほぼ揃ってしまうみたいです。他の曲はバラバラに入っていて何枚もCDを買わないと揃わないのでは・・と思っていたので安心しました。

思い出としては、全然覚えていないのですが「TOKIO」が流行っていた頃、私はよくその振り付けを真似していたらしいです。80年頃の曲なので当時私は1歳・・。恐るべしテレビっ子・・・(汗)。
それから、今もあると思いますが、私が小学生の頃に指先の部分がない手袋が流行っていました。私も当時それをはめていたんですが、私の母はその手袋を「ジュリーの手袋」と命名していました。全然意味がわからなかったのですが、理由を聞くとドラマ「寺内貫太郎一家」に出てくるおばあちゃん(樹木希林)がいつもそういう手袋をはめていて、おまけに沢田研二さんのファンという設定。事あるごとに「ジュリ~(ハート)」と言っていたというのがその由来でした(笑)。それ以来、沢田研二さんと聞くと寺内貫太郎(小林亜星)とおばあちゃん、そして手袋が私の頭の中に浮かんでくるのでした^_^;

そんな想い出に胸をアツくしつつ、レビュー開始です。

タイトル 発売年 レビュー
カサブランカダンディ 79年 イントロの部分で口に含んだお酒(実ははただの水?)を噴出すというアクションがあります。西城秀樹さんのライターと同様にクレームが来ていたらしいですが、当時らしくていいですね~・・というより、そういうことに対しての規制は今の方がきびしかったりして??衣装のジャケットとピチピチのスリムジーンズの組み合わせがカッコいい!!
♪ボギ~ あんたの時代はよかった~♪と言ってますが、今ではこの歌を唄う沢田研二さんに「あんたの時代はよかった~」と言いたいです。本当にこの頃から80年代前半くらいまでの番組をじっくりリアルタイムで見てみたかった・・・。生まれてなかったり幼すぎたりで記憶が断片的にしかありません(T_T)
ちなみに、ボギーというのは私なんかが言うまでもないですが「カサブランカ」という映画の主演ハンフリー・ボガートの愛称だそうです。それを聞いても映画に詳しくない私はピンと来ないんですけどね・・・。「太陽にほえろ!」にもその俳優さんに憧れているという設定のボギー刑事(世良正則)がいたりしますが、みんなの憧れ・ボギーさん。一体どれだけカッコいいんだ?
ダーリング 78年 愛に悶えるおねだりジュリーを堪能できます。♪ここに座ってくれ~♪等数々のおねだりにはじまり、♪あ~な~た~が欲しい あ~な~た~が欲しい♪♪夜が来ても 朝が来ても 春が来ても 夏が来ても 秋が来ても 冬がきても ぼくにはもうあなたしかな~い~♪と狂ったようにしつこく悶え、とどめは♪ダーーーー!!リーーーーーーーン!!♪と大絶叫!普通の人が歌ったら気持ち悪いだけだけど、ジュリーマジックでそんなしつこさもカッコよく映ってしまうのが素晴らしい。水平ルックも可愛いし、悶えつつ帽子を押さえるところもインパクトがあります。しかもあの帽子に注目してよく見てみると「渡る世間は鬼ばかり」のおかくらの従業員みたいにみえます。
あと♪これから言うことを~♪のところがやたら低音でセクシーすぎ。2番の♪世界中に発表してくれ~♪というのもムチャクチャですごすぎ。
サムライ 78年 これはカッコイイですよ!!何と言っても歌詞がイイ!!歌詞だけに注目すると個人的にはこのCDに収録されている中では一番好きかもしれません。♪片手にピストル 心に花束♪というのも素敵すぎですが、♪男は誰でも不幸なサムライ 花園で眠れぬこともあるんだよ♪という部分が気に入っています。まったく、上手いこと言いますよね。寝顔にキスでもしてあげたいけど、そしたら一日旅立ちが伸びるだろうってのも良すぎ!まったくシビレっぱなし!曲調は大人しめに始まるけど、その♪寝顔に~♪の部分から盛り上がるのがイイですね。
憎みきれない
ろくでなし
77年 これの前奏ってちょっと「ビューティフルサンデー」に似てますよね?「ろくでなし」という辛口なタイトルなわりには曲調はわりと能天気です。特に♪気障なセリフだね~♪のところが。まぁ「どうしようもない ろくでなし」じゃなくて、「憎みきれない」ろくでなしですからね。
勝手にしやがれ 77年 おお!ついに出ましたこの曲が!!77年のレコード大賞受賞曲であり、もう定番中の定番ですね!近年BZもカヴァーしていたのでかなり若い世代も知ってるんじゃないでしょうか??
このCDに入っている曲はほとんど好きな物ばかりですが、特にお気に入りはこれと「危険なふたり」です。「勝手にしやがれ」はその投げやりなタイトルもイイし、唐突に始まる前奏からしてすごくカッコイイのです。しかも、恥ずかしながらカラオケで歌ってしまったこともあります・・。せっかくの名曲も自分が歌うとあまりにもダサくて申し訳なく、歌唱中も後悔しっぱなし。♪寝たふりしてる間に出て行ってくれ~♪という所を唄いながら「出ていかなきゃいけないのは私の方だな」と自分で自分に突っ込みを入れておきました^_^;
別れを切り出された恋人に実は未練がありまくりなのに、強がってそっけなく見送ってしまうという歌なんですが、「出て行ってくれ」と言いながらも♪せめて少しはカッコつけさせてくれ♪と言ってしまうところがイイ!かっこ悪くてカッコイイ歌詞です!!
これも元ネタは映画のタイトルで、歌詞もそれにちなんでいるそうなんですが、私には全くわからない・・・。
ヤマトより愛をこめて 78年 映画・「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の主題歌だそうです。ヤマトは未だにどのシリーズも全話通して観たことがないので(初期シリーズはほぼ全話録画してあるのですが・・・・)なんとも言えませんが、この映画を上映している頃のアニメ雑誌に「アニメ主題歌をアニメ歌手以外の人が歌うのは、なんだか寂しい気がする」という投稿があったのを思い出します。その後、ずっとこっちの路線が定着して、そのうちに歌詞すら番組の内容と合っていない物が主流になってしまうんですけどね・・・。この頃が、その路線に変化していく「はしり」だったのかもしれません。アニメが一般化してきたということで、大人のアニメファンには喜ばしいことなんですが、未だに私もアニメはアニメらしい歌詞がいい派です。と言っても、この曲はちゃんと映画のために作られた曲ですし、イメージもピッタリでいいんじゃないでしょうか?♪さらばとはいわせないでくれ♪と言ってますが、そんなジュリーの思いが通じて(?)、ヤマトはまだまだ映画・テレビシリーズ等、続いていくんですよね^_^;
時の過ぎゆくままに 75年 これは、寂しげなわりには珍しく失恋ソングではありません。ただ何があったのかわかりませんが、二人とも心身共にボロボロな状態なようなのが「大丈夫か?!」という感じですが・・・。けだるそうな感じがイイですね~。
この曲も「勝手にしやがれ」と並んで代表曲のような感じで紹介されることが多いと思います。
危険なふたり 73年 これは「勝手にしやがれ」と共にお気に入りの曲です。ノリノリでいかにも70年代アイドルの曲という感じなところが好きです。
♪あなたは大人のふりをしても別れるつもり~~♪の後の振り付けと、間奏(?)というか少し間がある部分は、石野真子さんの「ジュリーがライバル」の歌にも引用されていました。私は「ジュリーがライバル」の方を先に知っていたので、この曲を聴いたときに「ああ、こういう部分も引用してたのか~!」と妙に感心しました(笑)。
追憶 74年 これってどんな曲だったっけ?と思って聴いたら♪オー! 二ーナー! 忘れられない♪と盛り上がるところで「ああ、この曲か!」と思い出しました。タイトルからすると暗そうな感じがしますが、途中から明るい曲調に変化します。明るく盛り上がっておきながら、肝心の♪お前を二度と悲しませない♪と約束する所は「本当か?」と思ってしまうほど、テンションがさがってしまいます。
許されない愛 72年 なんと、ソロになってからのシングル2曲目だったんですね~。大人っぽい曲だったので、もっと後に歌ったものかと思っていました。初期の物と思って意識して聴くと声が若いような、唄い方がその後のとは違うような・・・??70年代後半以降のオシャレ路線(?)と違って、これはHIDEKIにも通じる「ストレートに情熱的な愛」路線ですね。歌謡曲っぽい感じがするので、私は後半の歌の方が好きです。
あなたに今夜は
ワインをふりかけ
78年 「サムライ」のB面だそうです。
CMソングにもなっていたようですが、両A面みたいな感じだったんでしょうか?長いタイトルですが、サビの部分にそのまま登場します。A面の「サムライ」とうって変わって賑やかで楽しげな曲調になってますが、こっちの曲もイイですね。豪華なシングルだと思います。
LOVE
(抱きしめたい)
78年 これは切ないです。何しろ最後が♪さよなら・・・ さよなら・・・♪ですから。さすがのジュリーさんもこの曲を歌うときはアクションなしで、最初から最後まで切ない顔をしていました。

 

なんとかレビュー完了しましたが、いつものことながら曲の好みとか思い入れの差がバレバレですね~^_^;

レビューにも書いてますが、やっぱり「勝手にしやがれ」とか「危険なふたり」「ダーリング」みたいな、賑やかでテンポが速い歌が好きです。それにしても、今聴いても古臭さを感じさせないのがスゴイ!!今聴いてもやっぱりオシャレ!!

昨年だったかおととしだったか忘れましたが、還暦ライブの映像がBSで放送された時はビデオに撮って見てましたよ。ただ、私が見た映像はなぜかこのCDに入っているような「ファンでなくても誰でも知っている」という曲ではなく、全然知らない曲ばかりでした。その後お馴染みの曲ばかりの続編でもあったんでしょうか??

そして最後におまけのお宝画像です


コレが上で語った「ジュリーの手袋」!!・・・というより寺内貫太郎一家のおばあちゃんがしてる手袋みたいな手袋。

小学3年生くらいの時です。もちろん私です(笑)。今ならわかる、母が言った言葉の意味が・・・。



「ジュリ~~!!」






 


2007年1月20日 記 ・ 2010年2月28日 追記