ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 7話

内容
休暇を楽しむチャールズのもとへ一本のビデオテープが送られてきた。テープは反乱軍からの物で、誘拐したチャールズの娘・ポーラとの交換条件としてレザリオンの情報提供を指示する物だった。反乱軍は上層部のチャールズを罠にかければ、レザリオンの情報が入手できると考えていた。 罠にはまったチャールズは、スパイの容疑をかけられてしまうが、サハラはチャールズの無実を信じ、敬は疑いを晴らそうと奔走するのだった。

今回はチャールズがメインのお話です。今までは物語自体が軌道に乗るまでバタバタしていたせいもあって、どちらかといえばクールな感じで描かれていた3人(敬・チャールズ・サハラ)の関係が、これでグッと深くなります。なかなか胸に来るアツい台詞もあって、私はこの話が大好きです。ただ、イマイチ不明な点が何箇所かあって、それが微妙と言えば微妙だったんですけどね。あと、サブタイトルが「メロディ」なので、オルゴールとかレコードとかギターとか、小道具として登場するのかと思ってたんですが、全然音楽は関係ありませんでした(笑)。

反乱軍のゴッドハイドとインスパイアはレザリオンの情報を入手するための計画を練っていました。そこで地球連邦軍の基地・ミラクルベース(このネーミングが何とも・・)に出入りする多くの隊員の中のチャールズに白羽の矢が刺さりました。上層部にいるやり手の彼を罠にかければレザリオンの情報が聞きだせると思ったのです。
反乱軍にはレザリオンの情報はないのに、なぜか隊員の情報は流出しており、チャールズの娘が入院していることまで判明していました。そこまでわかっているのなら、敬がしょっちゅう基地に出入りしていることの方が先に怪しまれてしまいそうな感じがするんですけどね~。敬を誘拐した方が手っ取り早いような気もしますが、後の話で実際に敬を誘拐したのは・・・見ていた方はご存知ですよね(笑)。
敵もまさか子供が軍に関わっているとは思わないだろうし、父親がそこで働いているとなれば、やっぱり気づかないのかもしれません。あまりに無防備すぎて逆に網にかからなかったのかも・・と思うことにしておきます(^_^;) 

休暇中で、翌日ニューヨークにいる娘のポーラに会う予定のチャールズは、ルンルン気分でお買い物を楽しんでいました。帰宅すると差出人不明のビデオテープが。「ナニのテープだったりして♪」とピンクな期待をしてしまうチャールズに萌え。でもそんなチャールズの気分は一瞬にしてぶち壊されます。ビデオの内容は「ポーラを誘拐した。返して欲しければレザリオンの情報を持ってこい」という物だったのです。慌ててポーラの入院している病院に電話をかけるものの、ポーラの所在は不明。「なぜポーラを戦争に巻き込むんだーー!」と絶望のチャールズは思わず orz なポーズ。
休暇中にも関わらず基地へ向かったチャールズは、途中でサハラや他の隊員に目撃され、機密データ室から出て来る所まで目撃され、その動向を怪しまれます。チャールズの「Xデー」の始まりです。

ここからが反乱軍の恐ろしい罠なのですが・・・
ある大病院で男が逮捕され、その男の所持品の中から連邦軍のシークレット隊員のデータが見つかった。男を尋問すると、そのデータは連邦軍の上層部から得た情報だ、という。電話交換手にその声が入ったテープを聞かせると、電話をかけてきたチャールズと同じ声だと答えた。
・・・という物。
怖いですね~。チャールズが病院に電話したのはポーラの所在を確認するためだったのですが、ポーラは入院していないことになっています。その上、機密データ室から出て来た所まで見られていたので、怪しさ100%で逃げ場がありません。

敬はいつもの通り勉強のことで担任の先生から怒られていましたが、緊急指令で基地へ向かい、サハラやブルーハイム博士から「チャールズがスパイ容疑で連行された」ことを聞かされます。「チャールズはそんなことをする人じゃない。仲間を疑うなんて・・」と大興奮の敬はチャールズの無実を証明しようとニューヨークにいるパソコン友達・デビッドに協力を求めます。デビッド、出番は少ないけど忘れた頃に登場して危機を救ってくれる心憎いキャラですね。3話のレビューのところで書き忘れてましたが(汗)、彼も、敬がレザリオンのパイロットだということを知っている人物の中の1人でした。1話・2話と続けて登場してるのに忘れてしまうとは・・・それだけクセのないさりげないキャラだということなんですよ(単に私が忘れっぽいだけです・・(苦笑))。

隊員の中では、チャールズの処分についてよからぬ噂を立てられています。怒った敬は隊員を殴りつけますが、大暴れすると思いきや一発で落ち着きを取り戻し、去っていきます。敬、こういう所がわりと大人ですねぇ。そんな時、今度はチャールズが脱走した、というアナウンスが基地中に流れます。怒涛の展開に敬・唖然!ここからが今回の話の山場。なかなかアツいです。
脱走したチャールズ(実際は、G1で誘拐されたポーラを助けに向かっている)を、撃墜・処分(!)しようとシークレットフォースの隊員達が追いかけます。このあたりの容赦のなさがいろんな意味で堪らないですね~。おじいちゃん的気質で、すぐに同情してしまうブルーハイム博士に対して、シルベスタ将軍は常に総司令官的立場を崩しません。普段はおちゃめな部分もあって、冷たいという訳ではないので、余計にそういう部分が際立っていると思います。シルベスタ将軍の方針は物語の路線変更以降も最後まで貫かれ、さすがという感じがします。

隊員達に撃ちまくられるG1を、サハラのG2が庇います。「撃つなら撃てばいいわ。仲間がそんなに信じられないなら。チャールズは無実だと言っている。私はチャールズの言葉の方を信じるわ。友達の言葉の方を信じるわ。」感動的な素晴らしいセリフですね~!!この言葉に私はグッときました。そして、その後がまたいいんですよ。この言葉に討たれた隊員は「わかったよ。チャールズはいい友達をもったな」と攻撃をやめ、サハラは「ありがとう。あなたも友達よ」と涙ながらに答えるのです。サハラは、チャールズの疑惑が持ち上がった時も興奮する敬に「証拠があるんだよ」「仕方がないんだよ」とクールなセリフを吐いていただけに、余計にアツい発言が際立ちます!そんなサハラの友情にG1の中のチャールズも涙ぐむのでした。
その後もチャールズは「俺にはやらなきゃならないことがある!」とサハラの静止を振り切りますが、シルベスタ将軍は「何をやってるんだ!撃ち落せ!」と相変わらず非常な一言を浴びせます(汗)。サハラは「私が自首させます!」と言ってますが、「自首」ってことはやっぱりほんのちょっぴり(?)疑ってるってことですね??

その時、ナイスタイミングで敬がデビッドから送られたビデオテープを持って現れます。ビデオテープには、デビッドが例の病院に乗り込み、隠されていたポーラのカルテを押収したシーンが収録されていました。デビッド、お手柄シーンがLIVEではなくビデオテープ映像とは・・・今回も地味に大活躍です!!しかし、自分のお手柄が録画されているというのは、後々を考えると結構得なのかも??
無実が証明されたチャールズの処分命令は撤回されます。そして、ポーラを救助に向かう敬に「たのんだぞ。小さな勇者よ」って、将軍、いくらなんでも極端に変わりすぎ(笑)!!数秒前まで暗殺しようとしていたくせに・・。

その後、G1とG2がいる所にレザリオンが合流。3人で協力して反乱軍を倒し、グランドキャニオンの中の基地に捕らわれていたポーラをチャールズが保護します。今回のレザリオンのとどめの技が「レーザーファイヤー」で、火達磨になったレザリオンが敵ロボに体当たりするという危険な物。下手したら中の敬まで黒こげになるんじゃないでしょうか。レザリオンの必殺技は、敬のプログラミング次第で自由自在なので、これからもたまに珍技(その回のみ使用)が登場します。
散々みんなに迷惑かけたくせに、チャールズは「かなりの苦戦だったな。レザリオン」となぜか上から目線。今回は敬・サハラ・デビッドに土下座しても足らないくらいだと思うんですけどね。しかし、表情からは感謝の気持ちが現れていたので、照れくさかったんだろうな。

最後に、チャールズの日常が描かれ、入院していたポーラの病気が治ったという医者とチャールズの電話のやりとりで終わりです。事件が解決した途端にポーラの病状まで回復というのが強引で気になる所ですが、めでたしめでたしです。個人的には、ポーラの病気回復ネタは他のエピソードとして取り扱って欲しかったんですけどね~。

ここからは重箱の隅ぽくてちょっとイヤなんですが、この話には「あれ?」な点がいくつかありましたのでご紹介したいと思います。


1.チャールズはなぜ結婚していないのか?
この話を見ていて、個人的に一番気になりました(笑)。チャールズと奥さん(ちなみに、オリビアに似てます(笑))は大学で知り合い、その後ポーラが生まれた、という設定になっています。奥さんはニューヨークで大学の助教授。チャールズは日本のミラクルベースでシークレットフォースの隊員です。二人には娘がいるにもかかわらず遠距離恋愛のまま。別に訳ありでもなさそうなのに籍を入れてなくて、ポーラは奥さんの姓を名乗っています。ポーラの年齢ははっきりしませんが3~4歳だと思われます。どんなに忙しくても籍を入れるくらいの時間のひとつやふたつ、あったと思うんですけどね~。

2.なぜ、軍の人々やサハラ・敬たちに相談しなかったのか?
「それを言っちゃおしまい」かもしれませんけどね・・(笑)。そもそも、みんなはチャールズに娘がいることを知っていたのでしょうか??

3.なぜ奥さんに連絡しなかったのか?
これも上に同じかもしれません(笑)。奥さんまで戦争に巻き込みたくなかったから??

4.チャールズは機密データ室で何をしていたのか?
病院で逮捕された男が持っていた「隊員のデータ」って、もともと反乱軍が入手していた物だったんでしょうか?それとも、チャールズが持ち出した物なのでしょうか??これも気になって仕方がありません。もし、チャールズが持ち出した物だったとしたら、全くの無実とは言えなくなりますね。レザリオンのデータは入っていなかったようですが・・。

5.デビッドの服は制服なのか?
くだらないことですが、ニューヨークにいるデビッドのパソコン仲間は全員服がお揃いでした(笑)。何のユニホーム??


以上、5点について「説明しよう!」という方がいらっしゃれば、いつでもお待ちしています(笑)。私の読み取り能力も曖昧なので、案外簡単に答えが出る物かもしれません。




2008年08月25日 記