| 内容 |
| 月に住んでいる人々の中には反乱軍に高額の金を払い、脱出宇宙船で地球へ亡命しようとする者が多数いた。地球へ迎え入れるためには、地球防御のために張り巡らされている「ガードベルト」を解除しなければならない。地球連邦軍は、解除の隙に反乱軍が侵入するのを防ぎつつ、亡命者達を地球へ迎え入れる計画を実行する。脱出の際、オリビアの父は亡命者の木村さんにオリビアあての手紙を託していたが・・。 |
今回は初のゲストキャラ出演エピソードになります。それまでは敬とその関係者が振り回される話でしたからね。今回のゲストは亡命一家の木村さんです。この木村さん一家は反乱軍に高額のお金を支払う、という闇ルートで地球へ亡命することになります。出発前にオリビアのパパにすべてを打ち明け、挨拶をしていたところをみると、この木村さんはオリビアのパパと同じ職場だったんじゃないかと思われます。犯罪者や地球の廃棄物を月に飛ばしていた、という設定なのに、なぜ普通の人があんなにたくさん月に住んでいるんだろう??と不思議だったのですが、きっと仕事の関係者がたくさんいたってことなんでしょうね。
オリビアのパパと木村一家がそんな深刻な会話をしている時に、地球の敬はオリビアが住んでいる寮にやってきて、パンティ泥棒呼ばわりされるという平和な(?)ひと時を過ごしていました。「パンティ泥棒」って時代を感じさせますね~。80年代ってこういう展開がやたら多かったと思います。主人公もやたらパンティやらブラジャーやら見たがってて・・・まぁ、キャラクターにもよると思いますけど・・。
勉強中のオリビアを呼び出し、はしゃぐ敬と対照的にオリビアはつれない様子。そんな冷たい態度を取ってないで敬と遊んでやれよ~、と言いたくもなりますが、実は月にいる父親のことが心配で、そのことを忘れるために勉強に没頭しているといういじらしい理由があったのです。実はこの回のオチはオリビアにあるので、ここは結構重要なシーンだったりします。
その後敬はいつものように軍から呼び出しを受けますが、その呼び出しアイテムが補聴器(?)みたいな物だったのがやたら古臭いと思いました。しかも、その時に見ていたニュース映像(月からの脱出宇宙船が地球へ向かっている)は電器屋の中のテレビですよ。昭和っぽくてイイですね~。ニュースを見ながら「この宇宙船にお父さんが乗っていればいいのに」と言うオリビアに「俺もそう思うよ、オリビア」と敬が答えるのですが、言葉とは裏腹に、ひとごとっぽい感じがにじみ出ているのが素晴らしいです。敬がオリビアのパパを救おうとするのは、オリビアのことが好きだからで、あまりそれ以外の感情が入っていないのがバレバレなのがこのアニメの(というか敬の)スゴイ所です。そもそも、敬とオリビアのパパって面識があったんでしょうか。
基地へ向かった敬はチャールズやサハラから適当に状況説明を聞かされた後、すぐに戦場へ向かいます。そんなぶっつけ本番にも関わらず、敬は宇宙ステーションや脱出宇宙船にてきぱきと指示をしつつ、チャールズとサハラのG1とG2にも的確に指示。しかもすごい命令口調で。敬、少し前まで普通の中学生だったくせに戦いのプロフェッショナル度高すぎ。優秀な軍人のはずのチャールズとサハラもそんな敬のプロフェッショナルぶりを認めているのか、何も口出しせずに指示に従っていました。敵の攻撃をかわそうとするG1とG2が敬に「動くな!後ろの脱出宇宙船に当る!」と言われて、二人揃って「なに!?」「ええっ!?」と言っていたのが笑えました。チャールズとサハラの方が戦いのプロのはずなんですが「ええっ」って・・。敵機の数があまりに多かったので二人とも動揺していたのかもしれません。
そんなわけで、動けないG1とG2はボコボコに攻撃されてしまいます。攻撃されまくっていたわりには、全く破損したように見えないのがさすがですが、シルベスタ将軍の命令で敬達は一時撤退します。家に戻った敬はパソコンゲームで遊んでいるかのように見せかけ、実はシミュレーションで次の戦略を練っていました。「こんな時にゲームで遊ぶなんて見損なったわ」とヒスを起こすオリビアを軽くあしらい余裕で戦いに出向くところなんてカッコイイですね~。「作戦を立て直すんだ」と撤退させたのはシルベスタ将軍ですが、実際にシミュレーションして「この作戦しかないな」と言っていたのは敬なので、作戦を考えたのは敬ということになるんでしょうね。やっぱりすごすぎです。しかも自宅のゲームで考えた作戦なんて・・。
その後、レザリオンが敵機を撃ち落す間に、G1とG2が脱出宇宙船を地球側に移動させる、という作戦を実行するのですが、見事成功。やったね、レザリオンという感じで無事解決します。
ちなみに、この回ではゴッドハイドが珍しく敗北をくやしがっていました。それまではレザリオンの様子を伺う感じで「まぁいいだろう」と余裕だったのです。だんだんと敵も切羽詰まってきたんでしょうね。
月の住人は捕らえられ、サイボーグ化計画に加えられることになっていました。オリビアのパパは、「木村さんはうまく脱出できただろうか」とひとりごとを言ってしまい、偶然それを反乱軍に聞かれてしまいます。オリビアのパパ、史上最大のミス!!「亡命に加担したな!」と目をつけられたパパはサイボーグ化計画に強制加入。まさかこんなことになろうとは・・・。しかもひとりごとを聞かれて・・。
最後に、日常生活に戻った敬がオリビアと剣道する場面が登場します。オリビアの猛攻撃で敬は降参しますが、その眼には涙が・・・。オリビアのパパが木村さんに託した手紙には「春休みに会えるはずだったが、会えなくなってしまった。元気なので心配するな」という内容が書かれていたのです。そんな切ない場面なのに、泣き顔に気づかれそうになったオリビアが敬に「面!」をするところでドリフのオチ音みたいな音がながれて終わり。シリアスなのかギャグなのか、どっちの気持ちで処理すれば良いのか微妙な気持ちにさせるラストでした。