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| 落第点のはずの敬の成績表が合格点に改ざんされていた。改ざんの濡れ衣を着せられた敬は母と一緒に担任の先生に怒られてしまう。しかし実は改ざんしたのは「学校と戦争の板ばさみになること」を心配したブルーハイム博士だった。怒った敬は基地から飛び出してしまうが、そんな時反乱軍が放射能を摘んだミサイルを地球へ送り込んできた。基地には戻りたくないと思いつつも、ミサイルの動向が気になる敬。ブルーハイム博士の言葉を思い出し、地球を守ることを決意し戦いに戻っていく。 |
コンピューター改ざんネタ第2弾!!超マイナーなレザリオンの中でも傑作と名高いこの話。と言っても、ネットで調べた時にこの回について語られていることが多かったから、というだけなんですけどね~(^_^;) でも本当にこの回はカッコよくてぜひぜひ多くの方々に見て欲しいと私も思います。
職場では天才と言われ、最重要人物として活躍を期待され、その若さ(幼さ?)をフルに利用しマスコットキャラとしての地位も確立。プライベートでは口うるさいけど優しい両親・兄姉に可愛がられ、フランス人の彼女とは両思い。可愛いペットもいる。経済的にも恵まれていておもちゃもたくさん持ってるし、自室に専用のコンピュータールーム、テレビ、電話が完備。容姿も申し分ない。そんな「男の幸せ」を全て持ち合わせている敬だけど、そんな彼の唯一の弱点は「勉強ができないこと」!!勉強に限らず敬の学校でのポジションは結構微妙な感じなんですが、それはまた別に語るとして・・・。
前回(3話)も成績ネタをやっていて感動のラストを迎えたばかりなのに、その次の回でまた成績ネタが来るとは・・・とちょっと微妙でした。あの調子では敬もお母さんも、きっと3話で遭った出来事を忘れてるんだろうなぁ~。レザリオンの登場人物はみんな忘れっぽいからなぁ。まあそれはいいとして、この4話も前回とは違った感動を与えてくれました。3話ではお母さん目線で敬は守られる側でしたが、今度は敬自身が戦いの中で成長する話です。それに、反乱軍のゴッドハイドの過去が明かされる回でもあるのでそういう意味でも必見です。
内容の所でも触れているように、敬は学校のコンピューター改ざんの濡れ衣を着せられて学校で大目玉を食らってしまいます。担任の先生は、以前書いたようにドタバタのギャグキャラなので深刻な雰囲気にはならず、その慌てっぷりが逆に笑えます。それでも濡れ衣は濡れ衣なのでやっぱり敬は可哀想ですね。
怒った敬は「やっていいことと悪いことがある」とブルーハイム博士に詰め寄りますが、チャールズにはからかわれ、サハラには「博士の気持ちをわかってあげて」と逆に説得されてしまい、ますますヒートアップ。結局基地を飛び出してしまいます。ここのシーンは敬が怒るのも、言っていることも正論なのに、なぜか敬が悪いようなムードになってしまっているのが、モヤっとくるところです(苦笑)。私はどれだけ敬に感情移入しているのか(笑)!?追々語っていきますが、私も中学・高校と成績がとても悪かったのでなんだか敬のことを他人だとは思えないのです。他人っていうか、人じゃなくてアニメですけどね~。
ブルーハイム博士が敬の成績を改ざんしたのは、戦いのため勉強に手が付かず落ちこぼれる→挫折→悪の道へ という最悪のパターンを避けたかったからなのですが、それをゴッドハイドの過去と絡めて語り始めます。
ゴッドハイドが挫折→悪の道へ進んでしまったのは地球にいた時に自分が何年もかけて完成させた研究を、他の研究員に盗まれてしまったから・・という同情の余地がある悲しい理由があったからでした。この描き方が本当に可哀想な感じで、このゴッドハイドについてはもっと掘り下げて欲しかったんですけどね。最後があまりにあっけなさすぎでした。敬とゴッドハイドは「天才」という所で共通していて、その力を良い方に使うか、悪い方に使うかはその力を持つ物次第・・という某マ○○ガーZ(笑)の「神にも悪魔にも~」と同じ理論が語られています。ゴッドハイドが敵ボスの「反乱軍編」は途中で強引に終了し、路線変更されますが、もしこのまま「反乱軍編」が最後まで続いていたら、この二人の対比がもっと深く描かれ、最終的には敬によってゴッドハイドが少しでも精神的に救われる所が描かれたような気がするんですが、どうなんでしょうね。
ご立腹の敬は基地を出て行きますが、その直前に博士が言った言葉「人と地球の自然を愛する心を失わないで欲しい」はこの話のキーワードになっています。そしてこの後の展開がとてもイイんですよ~!!
家に帰った後も、ミサイルのことが気になって仕方がない敬。イタズラしてベランダから落ちそうになるペットのリス・ポリスを助けようとして、植木鉢を落としてしまうシーンと「人と地球の自然を愛する心を失わないで欲しい」という台詞が重なった時、いてもたってもいられなくなって自分から戦いに向かいます。基地へ戻った時の敬の登場シーンがオーバーでちょっと笑えます。それにしても連邦軍、敬に頼りすぎ・・。
この後は、地球へ向かって飛んでくるミサイルの中にレザリオンが入って進行方向を変える、という作戦を実行するんですが、それがまたとてもカッコイイんですよ。事前に連邦軍のコンピューターからミサイルのデータを盗み出すという下準備を怠らないところも手際よすぎ、かっこよすぎ!本当に中学生なのか???
レザリオンでミサイルの中に侵入した敬は、その中で敵と鉢合わせしてしまうのですが、敬は最初はためらうものの、「地球を汚す奴は許さない・・」と泣きながら倒します。敬が敵を倒すのは1話からやっていたことで、今に始まったことではないのですが、今まではどちらかと言えばゲーム感覚のような・・。それが面と向かって倒したことで初めて人の死に向き合ったような感じでしょうか。例の植木鉢と、倒した反乱軍の戦士がダブっていたのもまた素晴らしいです。
最後に、レザリオン&敬がミサイルの軌道を太陽の方に変え、ミサイルは太陽に消えていきます。その時にレザリオンの行方が一度わからなくなり、みんなを心配させるのですが、危機一髪のチャールズとサハラを助けにいきなり電送で現れます。この時に流れていたBGMが昔の「金曜ロードショー」のOP(夕日に男性が佇んでるやつ)みたいで鳥肌モノです!!レザリオン、カッコよすぎ!!個人的に、このシーンはロボットアニメ屈指の名場面のひとつだと思っています。
最後の敬の「俺は天才でもなんでもない。俺は地球が好きなんだ」の台詞も、すごく情感がこもっていて、きっと声優さんも感情が入っていたのではないかと思います。
| 2008年08月7日 記 |
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