08年現在、「ひみつのアッコちゃん」は3作存在しますが、これは69年~70年代に放送されていた第1作目の時に発売されていたコンパクトです。発売していたのは『中島製作所』というメーカーだそうです。『製作所』って所がレトロでイイですね~。バンダイとかタカラとかじゃなくて、製作所ですよ。職人肌なオジサン達が製作しているような姿が勝手に浮かんできます。タイトルには「変身コンパクト」と記入していますが、正式名称はわかりませんでした。約40年前に発売された、貴重な一品です。今のところ、私が持っているおもちゃの中では一番古い物になります。
ここ30年くらいの間(幅広い・・・)は、おもちゃを発売することを前提としてアニメを製作することが多いと思うのですが、このアッコちゃんが放送されていた時はまだそんな流れが完成されていなくて、「子供が母親の化粧コンパクトを持ち出して『アッコちゃんごっこ』をするので困る」という声を受けて発売された、と以前どこかで読んだ覚えがあります。
直径が9センチ前後で、ちょうどこの画像が実物大くらいになります。光も音もなく、単に下の部分にアッコちゃんの3Dシール(角度によって絵が変わる)が貼られているだけという、とてもチープでシンプルな作りなのですが、シールのイラストといい、蓋のキラキラといい、とてもレトロでかわいいです。上にはちゃんと本物の鏡が付いてますし、なんだか「宝物にしたい気持ち」を掻き立てられます。実際にアニメに登場するのとはデザインが全然違いますが、これはこれで気に入っています。
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ~」で変身。元に戻る時は「ラミパス ラミパス ルルルルル~」です。
ちなみに、このコンパクトには入手した時からある部分に記名がありました。最初は消そうと思っていたのですが、その当時の子供が遊んだ思い出だと思うとだんだんと消すのも惜しいような気がしてきて、未だにそのままにしてあります。どのようなルートで私の手元にやってきたのか謎ですが、一番最初の持ち主はきっとこの記名の女の子ですね。現在は45歳前後くらいになられてるんでしょうね。
アッコちゃんには私も思い入れがあります。小学校3年生の頃、朝の7時30分からこの初代アッコちゃんが再放送されていました。ちょうど春休みか夏休みの最中で、毎日見るのを楽しみにしていました。でも、その長期休みが終わるとアッコちゃんが見られなくなってしまいます。というのも、放送は平日のみだった(多分)上、私はちょうど放送開始の7時30分に家を出なければ学校に間に合わなかったのです。今ならビデオに録っていけば何の問題もないのですが、当時我が家にはまだビデオがありませんでした。仕方がないので、OPの主題歌だけ聴いて学校に行く、という日々を送っていました。
そんな毎日でしたが、数少ないチャンスがありました。それは、平日が祝日で休みになった時です。と言っても、そんなに回数があった訳ではないと思うんですけど、「学校が休みだから見れる!」と喜んだことを今でもはっきりと覚えています。よっぽど嬉しかったんでしょうねぇ~(^_^;) それか、もしかしたら日曜日も放送があっていたのかも・・・??今となっては謎です。
そんな時、私の祖母がいきなり交通事故にあって入院してしまいました。それで、私が学校が休みの日は家族揃って祖母の病院にお見舞いに行かなくてはいけなくなりました。近くに住んでいれば、自分の好きな時間にゆっくりと行けばいいんですが、祖母は県外(しかも結構遠い)に住んでいる為、朝早くから出かけなければいけないのです。それで、楽しみにしていた祝日アッコちゃんも見れなくなってしまいました。私は「アッコちゃんが見たいから行かない」と泣いて駄々をこねたんですが、お見舞いよりアッコちゃんを優先したせいで、親にも激怒され、その後は見る機会もなくフェードアウト、というような感じで終わってしまいました(T_T)
その代わりに、祖母の所に向かう途中で買ってもらったのがこのカセットでした。
こちらの音楽レビューのアッコちゃんの所で書いている「アッコちゃん事件」というのはコレのことです(笑)。他の機会に・・と、予告しておきながら2年の月日が流れようとしてました(^_^;)
それにしても、アニメの方を優先してしまう自分が怖い・・・いえ、お見舞いも、行ったら行ったでわりと楽しんでいたんですけどね・・。
放送当時の子供達と同じく、私もアッコちゃんのコンパクトには相当憧れました。ヒロインが大切にしているアイテムや、ペンダント、オルゴール、ついつい欲しくなってしまうんですよね~。大人になった今でもそれは変わっていません。
アッコちゃんが変身する所も憧れだったんですが、あのナイーブな、センチな乙女チックな性格もかなり憧れていました。お父さんが船長であまり家に帰って来れなくて、アッコちゃんがいつも会いたがっている、という設定も乙女心を擽られたものです。詳しい内容は覚えてませんが、帰ってくると思っていたお父さんが、結局帰って来れなくてアッコちゃんが哀しむというような話があったのを覚えています。あと、内容は覚えてないのに「A子はだあれ?」というサブタイトルが妙に印象に残ってます。
| 2008年7月29日 記 |
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