1話、2話と生意気な部分ばかりクローズアップされていた敬ですが、徐々に健気な部分が多く描写されるようになります。
敬は元から学校の成績はいい方ではなく、おまけに生活態度にも難あり、という問題児だったりします。そんな敬が反乱軍の攻撃を受ける度に戦いに行かなければならないのだから、学校の成績は下がるばかり、生活態度も悪くなるばかりです。それで、事あるごとに先生やお母さんに怒られるのですが、視聴者としては敬が命懸けで頑張っている姿を見ているのでこれが結構なストレスになります(^_^;) 敬も辛いでしょうけど、見てる方も辛いのです(笑)。ただ、お母さんはドタバタキャラ、先生もギャグキャラっぽいのであまり深刻にならないのが救いだと思いますが・・。
「シークレットフォース」は秘密部隊なので、敬がレザリオンのパイロットだということは誰にも秘密です。この秘密を知っているのは、軍の人々以外だと、お父さんとオリビアだけなのです。敬のことをわかってくれるのはこの二人だけで、あとの登場人物は敬を単なるナマケモノのサボりと思ってるんですよ!!ああ~~なんというフラストレーション!!しかも、お父さんは出番が少ないので、実際はオリビアだけのような感じです。
このモヤモヤは「パーマン」や「クリィミーマミ」を想像していただければわかりやすいかも??そういえば、グレンダイザーも最初はそういう設定でしたね~。昔のヒーロー&ヒロインは正体を簡単に明かしてはいけないんですね~~。お父さんとオリビアは「パーマン」におけるバードマン&コピーロボット、「クリィミーマミ」におけるポジ&ネガ、「グレンダイザー」における所長&甲児君・・・ちょっと違うかもしれませんけど、まぁそんな感じです。脱線しまくってますが、この回はそんなモヤモヤを感じさせつつも香取親子の愛が感じられてとてもイイお話です。
反乱軍の攻撃がはじまると、まず戦いに赴くのはチャールズやサハラ達、シークレットフォースのメンバーです。メインキャラが敬・チャールズ・サハラの3人なので、この3人しかいないんじゃないかと思われがちですが、実は毎回大人数で戦っています。こういう所がちょっとリアルというか、70年代のロボット物とは違うところですね。70年代のだと本当に3人とか4人で戦っていたりしますから・・。
毎回二人が先に出撃して、手に負えなくなると敬(レザリオン)の出番・・・という感じなのですが面白いのが、攻撃を受けて地球の危機が迫っているのにも関わらず敬の生活は学校行事優先なのです。今回も
シルベスタ将軍「敬君を呼ぶんだ!」 秘書のモンロー「実は、敬君は試験中なんです!」
という会話がなされていました(笑)。それも、至って真剣に。こんな非常時に学校なんて行ってる場合じゃないだろう、と思わずツッコミたくなります(笑)。それでも結局はいろんな手を使って無理矢理中断させられて出撃するんですけどね。
この話でも結局試験中に出撃したため、エスケープと勘違いされ、お母さんは担任の先生に怒られてしまいます。普通なら「帰ってきたらうんと叱ってやらなくっちゃ!」で済ますと思うんですが、単に「レザリオンが敬のロボットに似ている」ということだけで敬が戦わされていると思ってしまう発想が極端で素晴らしいです。そして、「エスケープには何か理由があるのでは」と考えてくれる所に愛を感じますね。実際に基地へ行って確かめようとする行動力もさすが敬のお母さんといった感じです。
基地に侵入できたものの、お母さんは反乱軍のスパイに人質にされてしまいます。ブラックベア(反乱軍のロボット)の手に乗せられ、今にも潰されそうなお母さんを見て、敬は戦えなくなってしまいますが、自分さえいなくなればレザリオンは戦うことが出来る、とお母さんは自分から飛び降りてしまいます。
個人的には、このシーンは名シーンだと思っています。お母さんはレザリオンのパイロットが敬とも知らずに、自分の子供達が生きる地球のために飛び降りたのです!!も~~、お母さんカッコよすぎ!!母の愛、威大すぎ!!見た目は、でっぷりしたいかにもオバちゃんキャラなんですけどね~。
飛び降りたお母さんは、レザリオンの掌でとっさに受け止めて無事でした。
銃の乱射に巻き込まれるわ(ちなみに一発も当らず。母ちゃんスゲエ!!)、巨大ロボの手の平に乗せられて、潰されそうになるわ、飛び降り自殺未遂するわですさまじい一日を過ごしたお母さんでしたが、「今日のことは忘れた方がいい。あなたのためです」の一言で普通に家に帰されます(汗)。普通ならPTSD必至だと思うんですけどね。
この回の名シーンパート2がラストの香取親子!!
家に帰ったお母さんをお父さんが心配そうに待っていました。お父さんはきっと全てを知っていると思うのですが、あえて何も聞かずに「心配したよ」の一言。そして、二人は敬の部屋を覗くんですが、敬はパソコンに向かったまま就寝。この時、お父さんがお母さんに言った「敬はちゃんとやってるよ。信じてやるのが親の務めだよ」という言葉が温かみがあって感動しました。敬も、お母さんに気を使って机に向かったものの、そのまま力尽きて寝てしまったんでしょうねぇ。そんな健気さに涙・・。結局、敬がレザリオンのパイロットだということがわからずに終わってしまったのも切なくて良かったです。
もう、この話はぜひ中学の保護者会とかで上映して欲しいですね(笑)。
| 2008年08月2日 記 |
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