ビデオ戦士レザリオン 全話レビュー 2話

内容
レザリオンは敬でないと動かせないということがわかったため、地球連邦軍は敬を軍に引き入れようとするが、敬はあれこれと理由を付けて軍から抜け出そうとする。敬の芝居が成功し、軍は敬の入隊をあきらめたかのように見えたが、今度はレザリオンのことを知っているもう1人の人物・ニューヨークに住んでいる敬のロボットゲームの相手、デビッドを保護しようと動き始めた。そんな時デビッドは、国際電話を使ってゲームをしていたことが警察にバレてしまった。警察から逃げるため、そして事前に見抜いていたレザリオンの弱点を敬に教えるために日本へ向かう。 保護しようとする地球連邦軍と、レザリオンの弱点のデータを奪おうとする反乱軍の目を欺きつつ、デビッドと敬が走り回る話。

全体を通して敬は「小生意気なガキ」な感じで描かれているのですが、この回はその中でも最高峰です(笑)。敬は軍への入隊を拒むのですが、その拒み方が最もらしい理由をつけたり、泣き落としの芝居だったり、自分の幼さを武器にしたやり方で、おまけにそれが正論だったりするから生意気に見えてきます。敬は正義感のある少年ですが、この頃は「面倒なことに巻き込まれたくない」というのがそれよりも勝っているようです。前半は特にそんな傾向が強いのですが、回を増すごとにだんだん変わってくるのでそれも見所のひとつだと思います。

敬は、アムロみたいな声で「人間はみな兄弟だと教えられたのになぜ戦わせようとするのか」と熱弁を奮いますが力が入りすぎて声が裏返ってしまってました。オリビアによると、この演説(?)は、「15年前のアニメの再放送の台詞そのまま」とのこと(笑)。レザリオンの舞台は1998年なのでそれから15年前というと83年のアニメということになります。実際に当時のアニメでこういう台詞があったんでしょうか??レザリオンは84年のアニメなので、実際に83年のアニメの台詞が使われていてもおかしくないですね。
お父さんや軍の人々に、か弱い少年を演じてみせてなんとか解放された敬は、今度はデビッドとうろちょろして大人たちを惑わせます。

一応解放されたとはいえ、まだばっちりマークされている敬はチャールズ&サハラに尾行されます。しかし、途中で敬はオリビアと服を交換したので、二人はまんまと騙されてしまいます。オリビアの格好をした敬はこの後銭湯でデビッドと落ち合うわけなんですが、女風呂に行くと思わせつつ男風呂に行ったため、途中でサハラを撒くことに成功。このあたりはなかなかシャレが効いてて面白いです。敬もデビッドも用心していただけで、尾行されていることには気が付いていなかったんですけどね。

どうでもいい話なんですが、敬は普段服を着ている時は小学生みたいで、オリビアの服が普通に着れるくらいの体型なのに、脱いだら結構スゴかったです。この回だけなら単に作画がそうだったんだ、と思えば済むんですが、他の回でもやっぱりそうだったので敬は「脱いだらスゴイ人」なんだなぁと思いました。

二人は街でフラフラ遊びながらレザリオンの弱点について語り合ったりするんですが、変装したり風呂で待ち合わせたり用心していたわりには肝心のレザリオンの弱点データが入ったソフトをそこらへんに投げ捨てようとしたりして、結局は反乱軍に捕まりそうになり危機一髪のところでサハラに助けられます。サハラは「二人は行動パターンが似てるからコンピューターに分析させたらすぐに居場所がわかった」ということを言ってましたが二人の行った場所は
風呂→ゲームセンター→ラーメン屋→ディスコ→歩道橋(ここでデータを捨てようとする・・)
風呂意外は全く特徴なし(笑)!!普通、中学生ってこんな感じじゃないんでしょうか??コンピューターがどんな分析をしたのか気になる・・・。

最後は、弱点を教えてくれたデビッドの期待に答えるため、そしてレザリオンへの愛着心に気づいた敬が自分から軍へ戻って戦いに参加することになります。カッコイイですね。
最後の最後に、デビッドと敬の国際電話料金と、デビッドの交通費の請求書がシルベスタ将軍の元へ届くところで終わって笑えます。
今までにかかった料金を気にするデビッドに対して敬は思いっきり笑顔で「簡単じゃんか~。支払い銀行のコンピューターを変えるなんて」と・・。
それって超・犯罪ですよ(汗)!!!今なら子供向けのアニメでこういうシーンって放送できないかも??コンピューター改ざんネタは後の話でもまた出てきます。
それにしてもパソコンが一般家庭に普及していない84年にこんな進んだネタを提供していたなんて、さすがですね~。今放送した方がヒットしたかも???当時の子供達にはちょっと難しすぎたんじゃないかというような気もします。

チャールズとサハラについて細かく触れていなかったので、ここで説明したいと思います。この二人は、敬が入隊することになる「シークレットフォース」のメンバーで、G1、G2というロボットのパイロットです。今後、敬とレザリオンを援護する頼りになる仲間になります。
チャールズ(マッチョオヤジ)、サハラ(姐御)、敬(ガキっちょ)、そして途中加入のエレファン(毛むくじゃら宇宙人)の最強ユニット完成です。年齢も性別も人種も全く違うところがいいですね。チャールズは最初から妻子持ちなのでサハラといい雰囲気になることもなく、本当に友人・仲間という感じ。敬は子供だけど、二人にからかわれ、イジられつつも仲間として認め合っています。私はこの関係がとても気に入っていて、毎回やりとりを見るのが楽しみでした。ちなみに、敬はこの二人から「ガキっちょ」と呼ばれていて、あまり名前では呼んでもらえません(^_^;) でも、この呼び方がなんだか可愛くて気に入ってます。ただ、真面目なシーンや切羽詰ったシーンでは呼ばれることもあるので、この二人が「敬!」と呼んだ時は「マジなんだな」と思われて結構だと思います(笑)。
あと、この3人の組み合わせが何かに似ている、と思ってたんですが思い出しました。「妖怪人間ベム」の3人組でした(笑)。

きっと最初はチャールズ&サハラが「なんで子供なんかと一緒に戦わなくちゃいけないんだ!」と反対する所から始まるんだろうな~、と思っていたんですが、意外にもすんなり・・というかむしろ二人とも最初から入隊させる気満々でした(笑)。実力さえあれば子供だろうが何だろうが関係ない、と思ってるんでしょうね~。サッパリしていてイイですね。
私なら、同僚が中学生なんて絶対にイヤですけどね~。勝手に気分を損ねて途中で怒って帰ったり、勝手に傷ついて泣かれたりとか、何かと面倒そうだし。しかも、自分より要領が良くて働きが良かったらムカつく。中学生が同僚になるなんて、絶対ありえないことなので別に心配する必要ないんですけどね(笑)。

 



2008年07月28日 記