| 内容 |
| 舞台は近未来(と言っても1998年らしい・・・)。地球から出た廃棄物や犯罪者達は全て月や火星に飛ばされるという時代になっていた。 パソコン好きの中学生・香取敬(かとり たかし)がアメリカの友達とオンラインのロボットゲームで遊んでいる時、地球連邦軍は物質転送システムの実験を行っていた。その途中、月や火星に飛ばされている犯罪者達が地球への反乱を起こした。その攻撃を受けたおかげで、偶然敬のゲームのデータと地球連邦軍のコンピューターが混線。本来ならアメリカからの戦闘機が実体化される予定だったが、敬の作ったロボット・レザリオンが実体化してしまった。最初は「大事な計画が台無しになった」と捕らえられた敬だったが、いざゲームの要領で反乱軍と戦うと、むちゃくちゃ強かったので「これは戦力になる!」と、そのままレザリオン共々地球連邦軍に加入させられてしまう・・ |
敬の日常→ゲームのデータと軍のコンピューターが混線→レザリオンで参戦して勝利する→軍に強制入隊と、こちらで紹介したおおまかなあらすじのほとんどがこの1話で語られます。1話と2話で全て条件が整うわけで、このアニメを見るにあたっては必見ですね。特に1話はテンポも速いし全体的にまとまってて、「これから面白くなりそうな予感」を感じさせる内容になっていると思います。実際は、回を増すごとにヨタヨタと迷走を始めるんですけどね・・・。それから、キャラクターデザインの本橋秀之さんが作画監督をされたのはこの1話のみで、そのあたりも貴重だと思います。
まず、出だしの部分は、このアニメの世界観がナレーションによって語られます。とても大人っぽくて映画のようでカッコイイんですが、サブタイトルは「夢のロボットゲーム」・・・。思えば、初期のレザリオンの面白さはこの世界観とのギャップにあるのかもしれません。
ちなみに、ナレーション以外で初めて口を開いたのは、敬でも、敵でもなく、意外にも敬の兄ちゃん(アナウンサー)でした。
それから、敬とオリビアの日常シーンについて描かれています。普通、この年頃のヒーローとヒロインだと、視聴者から見ればは両思いだとバレバレだけど、普段はそっけない態度をとったりして、ここぞと言う時に・・というパターンが多いと思うんですが、敬とオリビアは1話から最終話まで通してずっとラブラブです。あえていえば、たま~~に敬がふざけてキスを迫ったり、オッパイを触ろうとした時に拒否るシーンがあるくらいでしょうか。それは普通のヒロインなら拒否するのが当たり前だと思うので、拒否のうちに入らないかもしれません。それ以外はずーーーっと両思い。お互いに両思いだと認め合ってるのがまたイイんですよ。
敬は、OP映像で見たときは大人しい感じのイメージがあったのですが、やんちゃで小生意気でお調子者、女の子にモテない、女の子に弱い、という80年代熱血ヒーローの要素を全て持ち合わせていました。お母さんやお父さんに「またパソコンでイタズラして・・」とか「やっぱりお前か」とか言われていたので、敬は普段もしょっちゅう何かやらかしているんでしょう。
あと、「顔がカッコイイのに女の子にモテない」っていうのは80年代少年キャラ必須条件のような感じですね~。番組がマイナーなせいで注目されませんが、実は敬は「美少年アゲイン」というタイトルで敵のエリックシッド共々、アニメージュの付録のポスターになったという経歴の持ち主だったりします。そのポスターは、なぜか番組を見る前から所持していますので、いずれ紹介したいと思います。
敬の顔はずっと「星矢に似てる」と思ってましたが、それよりも「バビル2世」の方が近いかもしれません。髪型もこっちの方が似てますしね。バビル2世から憂いを取って、星矢からハングリー精神を取ったような感じでしょうか・・。
ヒロイン・オリビアも、優等生的な所はイメージどおりでしたが、やんちゃで生意気な所は敬と同じ。おまけに毒舌な所もあったりして面白いです。この1話では、敬を相手に剣道をするシーンがありますが、股間に付きをしてしまうシーン、かなり好きです(笑)。その時の台詞も大胆でイイですね~。
敬の日常は、学校→剣道部→オリビアを連れて自宅でゲーム・・という流れになっているようです。敬はまだ中学生のくせに、部屋の中に専用のパソコンルームがあって、しかも入り口は暗証番号キーになってたりして、とてもハイテクで贅沢です。このアニメを製作していた頃は、きっと90年代になったらこんな感じになるんだ、と思われていたんでしょうね。そういう所は進んでいるのに、パソコンの中身自体はかなり時代遅れな感じで、そのあたりも実際の90年代と比較すると面白いです。
でも、レザリオンが電送で実体化するあたりの映像はピカピカでとても綺麗なんですよ。このシーンと、敬がレザリオンをキーボード操作するシーンは今見てもカッコイイと思うし、全く古臭さを感じさせないと思います。普通のロボットアニメだとハンドルやレバーをガコンガコン動かすのがカッコイイんですけど、キーボード操作というのもスマートな所がイイな~と思っています。
レザリオンが実体化してしまったのは、敬のイタズラだと勘違いされ、軍に捕らえられてしまいます。そこで理由も聞かずにいきなりお父さんに殴られるシーンがあるのですが、怖いお父さんなのかと思ったら、最後まで見ると80年代らしく子供に弱い優しいお父さんだったので安心しました(笑)。このお父さんは軍の職員(ちなみに総務課長らしい)で、敬がレザリオンのパイロットだということを知っている数少ない登場人物の1人だったりします。この回では、敬がやった(と思われている)イタズラよりも、そのことによって自分が職場をクビになってしまうかも・・ということの方を心配してしまう、というダメダメっぷりを発揮していたりするんですが、実はとてもイイお父さんなんですよ。そんなお父さんの本領が発揮されるのは17話なので、そこでまた詳しく語りたいと思います。
そんなこんなで邪魔者扱いだったレザリオンですが、反乱軍をあっさりと倒してしまったので、180度変わって英雄扱いに。敬は「小さな勇者」として地球連邦軍に迎えられることになります。
このロボットを「レザリオン」と名付けたのは、実は敬ではなくブルーハイム博士でした。それも、何の理由もなく「よし、決めた。このロボットは『レザリオン』じゃ!」というような感じです。それを聞いて「俺のロボットに勝手に名前を付けるな!」と怒る敬と、それを「名前なんてどうでもいいじゃないか~」とオロオロするお父さんのやりとりがとても好きです(笑)。初期のレザリオンはこの手のノリの会話が多数登場して、なかなか面白い雰囲気になってます。
「レザリオン」の「レザ」ってレーザー光線から取ったんでしょうか??OPの歌詞でも♪レ~ザ~ ブル~ホワイト~♪という所があるし・・(これ自体、意味不明なんですが・・)。あと、最大の謎「ビデオ戦士」というのは『「ビデオゲーム」から出来た戦士』・・という意味になっているようなんですが、敬がアメリカの友人・デビットとしていたのは今で言う「ネットゲーム」「オンラインゲーム」なので、ビデオゲームじゃないんですよね・・・。何よりも、「ビデオゲーム」って一体どういう物のことなんでしょうか。私は80年代のファミコン世代ですが、ファミコンのことは「テレビゲーム」と言っていました。ますます「ビデオ戦士」の謎が深まっていくばかりです。「電送ロボ レザリオン」が一番わかりやすくてしっくりくるタイトルだと思うんですけどね~。