西城秀樹

 

 

西城秀樹さんが70年代に出したシングル曲(A面のみ)のベスト版です。発売は99年。

内容はただアツいの一言です。このジャケットからもはかりしれないパワーを感じます。
「歌の大辞テン」で「薔薇の鎖」が紹介されて、それがとても気に入ったので買ってしまいました。秀樹さんの曲は懐かし系の番組でもよく取り上げられるし、「歌の大辞テン」でもいろいろ紹介されたので知っている曲ばかりでした。お気に入りのCDです。
一番好きな曲はやっぱり「薔薇の鎖」ですが、この曲はマイナーな方に入るのではないかと思います。紹介されるのは大抵「激しい恋」「情熱の嵐」「傷だらけのローラ」「ブーメランストリート」「ヤングマン」あたりですからね~。

※もともと、CDの歌詞カード(今でも歌詞カードってって言うんでしょうか・・?)にちゃんとレビューが載ってるんですが、影響されるのを防ぐためあえて読まずに語りました。でも、もともと書かれていた内容とダブってるのもあると思います。

タイトル 発売年 レビュー
激しい恋 74年 ♪やめろっと言われても~♪で始まる歌です。有名な曲ですね。ジャケットも気合が入りまくりで良すぎ!これこそ「ヒデキ・ワールド」!!♪もしも恋が~♪のところから曲調が変わるのがいいですね。合いの手の裏声コーラスも古臭くてなんともいえません。いったん落ち着いたメロディーに変化しておきながら♪僕の人生を をぉお~変えてしまうのかぁあぁ♪でまたテンション上がりまくるのが素敵です。
ちぎれた愛 73年 これもまた、素晴らしい名曲ですよ!これでもかというほどヒデキワールド全開!!なにしろ今度はセリフ入りですから。ファンの方は大いに陶酔の世界に入ることができます。当時の女の子達は「好きだ!好きなんだよおぉぉぉ!!」この叫びに失神寸前だったことでしょう。家族やファンじゃない人と一緒に聴くのはちょっと勇気がいりそうですけど・・。
このCDを入手するまでセリフ入りの曲といえば「傷だらけのローラ」だけかと思ってたんですが、他にもあったんですね~。
スローから急にアップテンポになるところとか、芝居がかっていてイイですね。
愛の十字架 73年 珍しくとことん暗い曲です。しかし、前奏と言い、歌詞といいスゴイですね~。今聴くと10代の人が歌う歌とは思えない・・。
例えるなら、オスカルにフラれたアンドレ・・・というイメージでしょうか・・・。その不幸な自分への陶酔っぷりが似てるような気がします^_^;
恋する季節 72年 デビュー曲です。この曲、好きなんですよ。私はどうやらデビュー曲は必ず好きになる傾向のようです。まだ歌の感じがおとなしめで、レコードジャケットも歌謡曲っぽいです。♪つぼみならやわらかく抱きしめよう・・♪  チャチャチャチャ~チャチャ~チャ~~  ♪恋する季節~にはっ♪のこの間がイイんですよ(笑)。
情熱の嵐 73年 これぞ秀樹の定番!!秀樹の中の秀樹。♪君が~望むなら(ヒデキー!!)♪の合いの手は有名すぎるほど有名で、未だにこの歌を歌うと入れられてますよね。♪ぅわ~ら~って 許して(アッコー!)♪と同じですね(笑)。
それにしても♪恋のためなら 悪魔に心渡しても くやまない♪ってスケールがでかいというか・・。歌い方は♪悪魔に心 渡して~ も! くやぁまないぃぃぃ~~♪と言う感じでなぜか「も」を強調しています。
あと、♪その瞳 僕の物 この体 僕の物♪というのを聴くと、「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物」というジャイアンの名言を思い出してしまいます(笑)。
薔薇の鎖 74年 これこれ、コレなんですよ~。一番好きな曲です。私が初めて見た映像は「歌の大辞テン」で、胸元を大きく開けた白のツナギで、腕の部分に赤と青の線が入った衣装でした。唄に入る前にマイクスタンドをガコンと蹴り上げるアクション付きです。オールディーズ好きにはたまらない曲です。1番と2番の間の間奏は踊れそうな感じだし、♪僕達ふたりを 今日から明日へ イエ~イエ~イエ~♪のところがイイです。♪イェイ♪じゃなくて♪イエー♪ですよ。それにしても、私はやっぱり明るくて能天気な歌が好きなんだなぁ~とつくづく思います。
傷だらけのローラ 74年 ついにこの曲に辿り着きました!!これはかなりの知名度を誇ると思うので、私と同世代はもちろん、もっと若くてもきっと知っている人は多いと思います。ものまねとか「のど自慢」でもよく歌われてますしね~。「のど自慢」の場合、歌唱力とかよりも会社の中の宴会部長ぽい人とか目立ちたがり屋の人がウケ狙いで歌うことが多いですが・・。
♪ローラ・・・(ローラ) 君はなぜに・・♪と合いの手を入れるのがポイント!!あとは何と言っても後半にはいる「ローラァァ・・・ ローラァアァ~!!」の叫びですね。あの部分はひたすら自分の世界に酔い仕入れなければダメですね。
この愛のときめき 75年 ♪どんなふうに~どんなふうに~♪というコーラスが珍しくて面白い。「どんな風に愛したら二人はわかり合えるだろう」ということなんですけどね。上手く言えませんが、なんだか何かの番組のエンディングっぽい歌です。サビの部分でエンドロールが出てくるのが似合いそう・・・。
恋の暴走 75年 「薔薇の鎖」と同じ頃に発売された曲かと思っていたら、こっちの方が1年もあとでした。こちらもオールディズ調ですが、「薔薇の鎖」の方がオールディズっぷりが上ですね(意味不明)。♪あ・い・し・て~は~ い・け・ないか~♪が面白い。そして♪ダメにダメにダメになりそおおおぉぉ~♪が萌えどころ。
白い教会 75年 これも失恋したアンドレ的自己陶酔・不幸な自分萌え的な1曲です。これを唄う時は必ずと言っていいほどタイトル通り「白い教会」のセットの前で歌っていたと思います(私が見た映像は大抵そうだった)。そして、懐かし系の特番か「歌の大辞テン」だったか忘れましたが「教会が白いのは当たり前だ」とご本人(多分)からツッコミを入れられていました。私は教会とはまるで縁がないのでわかりませんが、白いもんなんでしょうか??
最後の♪アア~愛の傷に アア~血を流して は~と~が~飛~ぶ♪のトリップぶりが素晴らしいですね。
君よ抱かれて熱くなれ 76年 この曲も好きなんですよ~!!特に♪愛は人の前を流れていく 川だよ~♪で曲調が明るくなるところがイイですね。その後の♪川の流れは激しく遠いけれども~♪のところの唄い方も胸にグッときます。今更ですが、本当に歌が上手いなぁとつくづく思いました。
ジャガー 76年 これは凄まじいですよ!!今までずっと「傷だらけのローラ」が一番スゴイ(いろんな意味で)歌だと思ってたんですけど、これが一番だということに気がつきました。ただでさえ情熱的で暑苦しい歌詞にいちいち♪ジャガー!!♪という叫び(コーラス)が続くのもすごすぎですが、何と言っても中盤で入るセリフですよ。何かにとりつかれたように狂った熱弁を振るうHIDEKI。そのセリフを全て書き出してみると・・・
「君が死んだら俺は死ぬ。でも俺が死んでも君は死ぬな。君一人でも愛は生きる。俺一人では愛は死ぬ。しゃべるな。何も言うな。目をみろ。何が見えた 炎が見えたか 君を愛する炎が見えたか。さあとんで来い。抱いてやる。抱いてやる」
ただ「すごいね」としか言いようがありません。特に、いきなり「しゃべるな、何も言うな。何が見えた?」と一人で仕切りだすあたりがお気に入り(ハート)。それにしてもこれだけ長いセリフだと覚えるのもなかなか大変でしょうね~。一言でも噛んでしまうと後が続かなくなるのでコンサートとか生放送だと恐怖だったんじゃないでしょうか??
あと「抱いてやる!」といえばシブがき隊の「挑発∞」を思い出します。「もう迷わないぜ。抱いてやる!」・・あれはあれで萌えたものです。
ラストシーン 76年 ジャガーであまりにも暑苦しく求愛されたせいか(?)ついに本格的にフラれたHIDEKI・・・という訳ではないと思いますが、これまでで一番おとなしめの曲です。失恋ソングなんですが、これまでのように絶叫・トリップ・陶酔することもなくただ穏やかに唄われているのがイイですね~。特に♪そんなことをしたら不幸になる~わ・・♪の唄い方が切なくて良い!!
ブーメランストリート 77年 出だしから♪プ~メラン プ~メラン プ~メラン プ~メラン♪の絶叫で歌詞も振り付けもインパクトありすぎです。傷心で静かになったと思ったのも束の間、♪きっとーあなたはー戻ってくるだろう~~♪と騒がしく待ち続けるヒデキ・・・。やっぱりこうでなくては。それにしても、77年に発売されたのってこれ1曲??単に収録されてないだけでしょうか?
♪カリッと音が するほど小指を噛んで~♪というのが痛そうでスゴイです。この曲を聴くと、10数年前の「とんねるずのみなさんのおかげです」の「一人ものまね王座決定戦」で木梨さんが♪ブ~ メロン!ブ~ メロン!♪と本物のメロンを客席に投げていたのを思い出します(笑)。
ブーツをぬいで朝食を 78年 これまでの曲に比べてグンと大人っぽくなりました。これに限らず78年に発売された歌はみんな大人っぽい感じになってると思います。脱・アイドルを図っていたんでしょうか?そのわりには79年以降、またアイドル路線復活のような感じですが。
ちなみに、どうでもいい情報ですが私の母はヒデキソングの中でこの曲が一番好きなんだそうです。私は「いかにも!」なアイドル路線が好きなので、この手の大人っぽい曲はあまり聴かないのですが、久々にじっくり聴くとイイ歌でした。
あなたと愛のために 78年 先日スカパーで「カックラキン大放送」を見たらこの歌が歌われていて、「あれ?こんな曲あったっけ?」と思ってCDを見たらちゃんと収録されてました(汗)。そのくらいこのCDの中で一番知らない曲でした。珍しく女性の視点で唄われています。
78年 これもあまり聴いたことなかったかも・・・・。1番と2番の間奏が「宇宙刑事ギャバン」のOPのイントロっぽいです。
ブルースカイブルー 78年 大人路線(?)な78年の曲の中で、この曲が私にとって唯一聴きやすい歌でした。イントロがやたらゴージャスです。♪ふ~りむ~けば~ あ~のと~きの~♪の部分からなんて、まるで合唱コンクールで歌えそうな感じですね。
YOUNGMAN
(Y.M.C.A)
79年 これは知らない人はいないんじゃないかと思えるほど有名ですね。「ザ・ベストテン」では史上最高得点9999票を取ったとか。
「Y~MCA」の振り付けも、日本国民の半分はできるんじゃないでしょうか??この曲が流れればきっと自然に体が動くはず!海外の曲のカバーで、本来の歌詞はちょっとアヤシイ意味を含んでるそうなんですが、秀樹さんのは万人向けで元気ハツラツソングになっています。♪憂鬱など吹き飛ばして 君も元気出せよ~♪という所が、聴いていると本当に元気が出ます。というより、落ち込んでいてもどうにもならないや~という気分になれるのが素敵です。
ちなみに、私の地元の大型スーパーでは定期的にこのメロディが流れます。店員さん達向けの何かの合図(商品チェックとか)なんでしょうけど、なぜ今頃ヤングマン?という感じです。
ホップ・ステップ・
ジャンプ
79年 「YOUNGMAN」が売れまくったので、しばらくこの路線で行ってみようか?というのがバレバレの1曲。「YOUNGMAN」の方が断然売れたんでしょうけど、私はこっちの曲の方が好きです。
当時はこういう曲が流行ったんでしょうね~。同じ時期、渋谷哲平さんやピンクレディも同じ路線の「In The Navy」という曲を歌詞を変えてを歌っていました。そして海援隊もアレを・・・(笑)。

 

なんとかレビュー終了!!78年のがちょっとキツかったけど、それ以外はスムーズに行ったような気がします。


2006年10月17日 記 ・2010年1月24日 追記